宝満山(ほうまんざん)・後編

雨でも往路は７人とすれ違った。 ひとりは週に４日歩く人。 ひとりは毎日歩く人。 「僕は、はじめてです」と言い いろんなアドバイスをいただいた。 完全武装して歩いた。 食糧も水も一晩くらい大丈夫。 救急箱や着替えも。 30Lリュックがパンパンだった。 あのね 常連の宝満山愛好者に言いたい。 あまりにも身軽すぎない？ ゴム長靴とビニール傘だけ。 「宝満山にはゴム長靴が いちばんよかばい！」と 指導された。 ま、個々の宝満山との 向き合い方があるんだろう。 余計なお節介はやめておこう。 ここから本音を書くよ。 宝満山正面登山道には、 緊張感、恐怖心、混迷困惑、 道迷いなど皆無である。 あるのは石段の危険さ。 あと心配なのは、 膝痛や腰痛の人は 頻繁に歩くべきじゃないと思う。 修行、訓練、忍耐力、根性の 道が正面登山道だと思う。 僕には全く向かない。 (悪い膝がさらに悪化する！) 城ノ越山をはじめとする山々は いわば「里山遊び」なんだと思う。 修行や訓練や忍耐や根性は どちらかというと苦手なんよ。 他にもたくさんのルートがあるから もっと自分にあったルートを探して 僕は歩きたいと思ったなあ。 教訓。 雨の日にこそ宝満山あり おしまい。 https://youtu.be/WTxbKktwwN8 軌跡図は、 林道終点から竈門神社までの 車道である。