上越国境稜線を望む 早春の阿能川岳

2017.03.25(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 7
休憩時間
2 時間 32
距離
9.2 km
のぼり / くだり
745 / 768 m
2 3
1 49
4 13
1 7
1 16

活動詳細

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阿能川岳から雪の俎嵓を間近に見てみたい。 息は上がるが足が上がらず、途中で無念のタイムアウト。 柔らかい雪の中での行動がいかに思い通りにいかないものなのかを痛感しました。 ましてや腰までのラッセル、なんてことになったら… 写真のコメントにも記載しましたが、そんな弱体な私でも先に進めたのは先行した方の素晴らしルート工作のおかげです。 トレースのない中、巨大な雪庇の壁を巧みに回避し、それでもしっかり正規のルートに戻ってくる。 僅かな立ち木や岩の間隙をぬい、最適な方法で歩みを進めていく。 この場をお借りして、御礼を申し上げます。 このコースは登山道が整備されておらず、そのために藪漕ぎを回避できる残雪期が最適とされています。 最終目標は果たせなかったものの天候にも恵まれ、群馬と新潟県との雪の国境稜線を間近に見てくることが出来ました。 とても満足です。

吾妻耶山・大峰山 仏岩駐車場から赤谷越への登り。みなかみ町に入ってからの小雪がまだ舞っている。
仏岩駐車場から赤谷越への登り。みなかみ町に入ってからの小雪がまだ舞っている。
吾妻耶山・大峰山 着雪した木々の梢の狭間から、淡い朝日が見えてくる。
着雪した木々の梢の狭間から、淡い朝日が見えてくる。
吾妻耶山・大峰山 赤谷越。別名岩仏峠とあるように、かつてはみなかみ町と川古温泉を結ぶ要所だったのかもしれない…
赤谷越。別名岩仏峠とあるように、かつてはみなかみ町と川古温泉を結ぶ要所だったのかもしれない…
吾妻耶山・大峰山 降雪直後でトレースがない。ツボ足で膝下ほどの新雪を踏んでいく。
降雪直後でトレースがない。ツボ足で膝下ほどの新雪を踏んでいく。
吾妻耶山・大峰山 新潟県側の空から次第に青空が広がってくる。雪は止んだ。
新潟県側の空から次第に青空が広がってくる。雪は止んだ。
吾妻耶山・大峰山 画面左下の稜線を進む。次第に朝日が差してきた。
イメージを重ねてきた稜線、実際に歩いていると現実の中にそれが溶け込んでいくかのよう。
画面左下の稜線を進む。次第に朝日が差してきた。 イメージを重ねてきた稜線、実際に歩いていると現実の中にそれが溶け込んでいくかのよう。
吾妻耶山・大峰山 紅く染まる。
紅く染まる。
吾妻耶山・大峰山 新潟方向へ視界が広がった。ここで後から来た単独行の男性に追い抜いてもらい、先頭をお願いする。
新潟方向へ視界が広がった。ここで後から来た単独行の男性に追い抜いてもらい、先頭をお願いする。
吾妻耶山・大峰山 天候回復…
天候回復…
吾妻耶山・大峰山 幾重にも重なる雪庇が壁となる。
幾重にも重なる雪庇が壁となる。
吾妻耶山・大峰山 先行者の方の見事なルート工作。この先ずっとこのトレースに助けて頂いた。私一人だったらここで引き返していたかもしれない。
先行者の方の見事なルート工作。この先ずっとこのトレースに助けて頂いた。私一人だったらここで引き返していたかもしれない。
吾妻耶山・大峰山 みなかみ町方面にも青空が広がってきた。風もなく穏やかな登山日和。
みなかみ町方面にも青空が広がってきた。風もなく穏やかな登山日和。
吾妻耶山・大峰山 覆いかぶさるかのよう。
覆いかぶさるかのよう。
吾妻耶山・大峰山 薄い春霞に武尊山方面の山並みが碧く重なる。
薄い春霞に武尊山方面の山並みが碧く重なる。
吾妻耶山・大峰山 小出俣山の堂々たる山容。
小出俣山の堂々たる山容。
吾妻耶山・大峰山 阿能川岳手前の三岩山まであと一息のピークから。
北側一番奥に新潟県との国境稜線が広がる。おそらく万太郎からエビス大黒ノ頭辺りを結ぶ稜線なのだろう
阿能川岳手前の三岩山まであと一息のピークから。 北側一番奥に新潟県との国境稜線が広がる。おそらく万太郎からエビス大黒ノ頭辺りを結ぶ稜線なのだろう
吾妻耶山・大峰山 雪庇の張り出す一番手前が阿能川岳と小出俣山を結ぶ稜線だろう。次の奥が俎嵓の左肩、さらにその奥が国境稜線か。
雪庇の張り出す一番手前が阿能川岳と小出俣山を結ぶ稜線だろう。次の奥が俎嵓の左肩、さらにその奥が国境稜線か。
吾妻耶山・大峰山 まだ真冬の様相。
まだ真冬の様相。
吾妻耶山・大峰山 滑らかな雪のラインには温かみさえ感じる。
滑らかな雪のラインには温かみさえ感じる。
吾妻耶山・大峰山 新潟県側から絶えずガスが稜線を超えて。
新潟県側から絶えずガスが稜線を超えて。
吾妻耶山・大峰山 今の自分の力では、ここに来るまでが精いっぱい。あわよくば阿能川岳山頂から俎嵓に肉薄出来ればと思っていたが…
今の自分の力では、ここに来るまでが精いっぱい。あわよくば阿能川岳山頂から俎嵓に肉薄出来ればと思っていたが…
吾妻耶山・大峰山 その分、ここからの眺望を目に焼き付けていこう。
その分、ここからの眺望を目に焼き付けていこう。
吾妻耶山・大峰山 崩れ落ちそうな雪庇の重量感と滑らかな雪壁の対比が面白い。
崩れ落ちそうな雪庇の重量感と滑らかな雪壁の対比が面白い。
吾妻耶山・大峰山 さあ、来た道を戻らねば…
さあ、来た道を戻らねば…
吾妻耶山・大峰山 東の眺望も素晴らしい。皇海山? 武尊山?
東の眺望も素晴らしい。皇海山? 武尊山?
吾妻耶山・大峰山 西の眺望
西の眺望
吾妻耶山・大峰山 東京では先日桜が開花。麓から次第に春が駆け上がってくるのだろう。
東京では先日桜が開花。麓から次第に春が駆け上がってくるのだろう。
吾妻耶山・大峰山 下山時は相当雪が緩んでいた。融解と氷結を繰り返しザラメ状になった雪に先日の新雪がかぶさり踏ん張りが効かない。空洞を踏み抜くこと数回。
下山時は相当雪が緩んでいた。融解と氷結を繰り返しザラメ状になった雪に先日の新雪がかぶさり踏ん張りが効かない。空洞を踏み抜くこと数回。
吾妻耶山・大峰山 くたびれ果ててひっくり返る…見上げた鉄塔。
くたびれ果ててひっくり返る…見上げた鉄塔。

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