活動データ
タイム
02:38
距離
3.8km
のぼり
531m
くだり
505m
活動詳細
すべて見る前日の夜から早朝まで雨が降っていましたが今朝は晴れているので予定通り出発。加東市社町のアイガー(パン屋さん)で昼飯代わりにお気に入りの「森の恵み」を買って、R372(デカンショ街道)を走り、福知山線の古市駅を抜け舞鶴若狭道を潜った少し先の龍蔵寺の案内(真南条上)に従い山中へ進み池を過ぎた左側に参詣用の駐車場に到着。最盛期なら沢山の見物客の車が停めてあるはずが、今日はまだ誰もいません。支度をして駐車場から出発です。みつまた群生地への案内板から林道へ。 暫く進むと林道沿いの谷間にビッシリと三椏(また)の木が繁茂してます。カーブを回り込む度に次の三椏が現れます。 30分程進むと三椏の木々に隠れるように愛宕山への案内標識在ります。ここから右上に愛宕山へ上がるようですが、三椏の木がビッシリ生えていて、その上朝までの雨でグッショリ濡れています。濡れるのが嫌で分岐を曲がらずにそのまま林道を終点まで進む。林道終点から自然歩道が通る尾根までは標高差50m程、杣道を辿り支尾根に向けて登り始めると中程で大岩が尾根上に立ちはだかる。岩を直接登ろうかとも思ったが、雨で濡れていて安全第一で右側へ岩に沿って巻き上がる。 左側からも巻いた跡が有るようでした。 支尾根を登り切ったピークは、三田市と篠山市との境界尾根で標高点535m峰の直ぐ南、立ち木越しには茶畑が望める。 境界尾根上には、お地蔵さまが祀られてました。 お地蔵さまから三田市の母子への道と、案内標識が在った三椏群生地からの道と、愛宕山への自然歩道の分岐点で立派な案内標柱が建ってました。 分岐からは歩き易い自然歩道ですが、雨上がりの尾根道は滑り易く油断できない。 愛宕山の肩には、龍蔵寺へ降りる中コースと愛宕山頂への分岐の案内標識、まずは愛宕山山頂へ向かう。 山頂からの展望は北側のみ、少し霞んでいるが右から小金ヶ岳、三嶽、西ヶ嶽の中央多紀アルプス、栗柄峠、御在所山、堂ノ峰、鋸山、三尾山へと続く西多紀アルプス、更には白髪岳と松尾山まで一望です。天気が良ければここでのんびりと買ってきたパンと美味しいコーヒーのランチを楽しむつもりでしたが、風が強くおまけに寒い。直ぐに下山開始。 少し戻って分岐から龍蔵寺への中コースを降る。このコースは、下に在る愛宕神社手前までが急な尾根道で、立木も疎らで濡れた斜面に手こずり、トラロープを掴んで降りました。 愛宕神社は、大きな岩壁の下に在り境内も石垣で築かれています。少し下の石の鳥居から境内までの急な石段の参詣道は、苔むした階段、崩壊の危険もあり残念ながら通行止めでした。 階段下には杉の大木が生い茂る鎮守の森があります。そにまま参詣道を降りようかと思っていましたが、忍の滝への杣道がある様で、滝行の行場に違いないと考えそちらへ向かう。コースは、ロープに沿って降ると滝まで降りられます。 写真では解りませんが、忍の滝は5段(確認してません。)の滝で30m位有るようです。地形図には岩の記号が無いのですが、沢に沿って全て岩壁で囲まれてます。 直ぐ下には、岩壁の下から小さな流れが見えてます。 近寄って見ると、池の様に水が溜まってます。岩を伝って落ちてくる水が窪みに溜まり何か神秘的です。愛宕神社まで登り返すのも大変なので、そのまま沢を降ります。 沢には龍蔵寺の境内へ水を送る導水管が引かれてますが、残念ながら途中で破損してて届かないようです。 沢に沿った杣道は、右岸沿いに細々と続いていました。最後は堰堤を越えて駐車場から直ぐ上の火焔後背を持った不動明王を祀った御籠堂へ出ました。 ちょうどお昼時なのと日が差して来たので、龍蔵寺の参詣道を龍蔵寺川沿いに登り境内の床几をお借りして買って来たパンを頂きました。 寺の前を流れる龍蔵寺川は武庫川水系の沢で、愛宕山源流部一帯は武庫川源流なのです。 又の機会には、龍蔵寺の山号「太平山」の三山(三国岳、愛宕山、中尾の峰)を巡る山旅として訪ねてみましょう。 追記 龍蔵寺川はその後真南条川と合流し、その後また福知山線の南矢代駅付近で田松川と合流して武庫川と呼ばれます。二つの川が合流する所には二級河川武庫川起点の碑(写真参照)が在りました。
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