息をのむような絶景とヘビ

2015.04.30(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 38
休憩時間
36
距離
7.9 km
のぼり / くだり
713 / 715 m
1 41
24
1 6

活動詳細

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仕事が順調で余裕ができたので、なまった身体を立て直すべく山行きを決行。 どこに行こうか迷いつつ、新しく購入したバイクのツーリングも兼ねて滝畑ダムへ。 ツーリングで蔵王峠まで行ったが、天気が非常に良いため眺めの良い岩湧山に登ることにした。 道中にアオダイショウの子ヘビに遭遇し嫌な予感…。 まだ20℃涼しいのにもうヘビの季節なのか(>_<) 新車のバイクを路駐するのも不安なので新関屋橋の売店の駐車場に200円払ってとめさせていただく。 駐車場の裏手のトイレの横からダイトレのコースへ。 さすがに整備されていて歩きやすい。 まだほぐれていないふくらはぎが痛むが、新緑の若葉の生い茂る自然林の間を歩くのは気持ちがいい。 そう思っていると、左手にただならぬ気配を感じて立ち止まる。 シャカシャカと音がする方向に目を向けると、なんとツヤツヤの立派なシマヘビが…(゜o゜; あー気持ち悪い…『先が思いやられるわ~』と思っているともういっちょシマヘビに遭遇(>_<) だいたいシマヘビなんて畑でカエル食ってるイメージしかなかったので、こんな登山道にいるというのは少々意外。 扇山の分岐の手前は木段の急登。心のなかでリズムを取り、息を整えながら軽い足取りで登り切る。 ここではヤマカガシの子ヘビが立ちはだかる。(実際は一目散に逃げていくのだが) ヤマカガシはファンキーな毒蛇。油断は禁物だがポールでツンツンしてみるが、脇目もふらずに懸命に逃げていってくれた。 これで4匹目だ。ヘビばっかりで気持ちが悪い…。 登り切ったところは鉄塔の下の伐採地で強い陽光が差し込む。所々にわらびやタラノキが生息していた。 少し登ると鉄塔があり、その向こうの眺めは素晴らしく、一徳防山からの眺めを思い出した。 そこを過ぎると尾根道。この尾根道が自然林が豊富で高原の雰囲気が漂っていていい感じ。 尾根道は植林の東の尾根より数倍こっちのほうが良い。 そうこうしていると、杉の木の間に何とも言えない高原の風景が映しだされる。ツルツルのハゲ山に一筋の木段の曲線。 空の蒼と相まって非常にシンプルではあるが絵画的でな風景。う~んビューティフルですねー。 山頂は今までに見たことのない素晴らしい眺めを楽しむことが出来た。 山焼き後のこの時期はオススメです。 その気になればワラビの収穫も得られて一石二鳥。ただ日当たりが良すぎてワラビの質は良いとはいえない。 ワラビは葉を広げるまでに日に当たるところまで伸びようとするみたいなので、日当たりが良いと早いうちに葉を広げてしまう。 それで、茎の部分が短くなってしまうのです。 立ち枯れのワラビが残っていて、その影から一生懸命伸びてきているワラビが人間の観点から見て質の良いワラビなのです。 それでも多くの人たちがワラビ採りを楽しんでおられました。 山頂広場のベンチで眼下に広がる大阪の風景をほしいままに、カップ麺とコンビニおにぎりでの昼食とコーヒーブレイク。 「なんちゅう贅沢もんや!!」と無表情な顔の心の奥で叫ぶ。 「料理は何を食べるかではなく、どこで食べるかだ」というどっかで聞いたことのある名言を思い出したがそのとおりである。 「野菜の料理とそこに愛があれば,肥やし飼いにした牛とそれに憎しみが伴うのに勝る」という古い格言も連想した。 まさに真実である。 本の10分ほどの休憩中に色々と思い巡らしたが、山頂三角点~下山へと立ち上がる。未だ少し仕事が残っているのでゆっくりもしていられない。 下山はピストンは面白く無いので、扇山の分岐から夕月橋に至る破線ルートに行くことにする。 こちらの道はやはり荒れていて、ソフトな踏跡があるくらい。 少し降りする伐採地があり、なんと!タラノキが群生しているではないか!! 少しだけでも採って、無類のタラの芽好きのあの人にぜひ差し上げよう。 「喜ぶ顔が目に浮かぶわい」と心の中で不敵な笑みを浮かべるが、外面は無表情である。 ここで予想だにしないハプニング!タラの芽の採取に夢中になっていると足下の伐採された木の間から虫唾が走るような模様のヘビが。。。マムシである。今日5匹目の蛇に遭遇。 幸い子どもで一目散に伐採された木の間に潜り込んでいってくれたのでよかった。 寒気をもよおしながらタラの芽の採取を切り上げて下山。 道中は恐ろしいほどの激下りであった。標高のグラフを見てもらえればわかると思う。 遠くから岩湧の稜線を眺めると西にストンと急角度に落ちているあそこだ!(確信) この下りは猿子城山からボテ峠の下りよりも急で、しかもロープもない。 足の力の弱い人は通らないほうがいいかもしれない。 テープをたどりながら降りて行くと少し下りもマシになってきた。 ホッとしていると、足下に漆黒のロープ状の物体が滑らかにうごめいているではないか! 6匹目のヘビはクロヘビである。(のちにググった結果シマヘビの黒個体であることが判明) これがまた少し離れては静止。石を投げて追い払おうとするが、なかなか逃げてくれない。 3回めに投げた小石がヘビの尻尾に命中、やっと逃げていってくれた。 気持ちわりー!! 薄い踏み跡をテープを目印に下っていったが、結局夕月橋には至らずに民家の裏に出てしまった。 何はともあれ、ヘビに噛まれずに下山できてよかった。 登りルートのダイトレは爽快でしたが、下山ルートは何の見どころもなくしかも激下りなので膝の悪い人は通らないことをおすすめします。 それでもこの時期の岩湧の峰の山頂付近の茅場からの眺めはヘビのリスクを差し引いても素晴らしいものでした。

槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 駐車場のトイレの右側から登山道に入る
駐車場のトイレの右側から登山道に入る
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 登りのルートはダイヤモンドトレールです
登りのルートはダイヤモンドトレールです
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 さすがによく整備されている
さすがによく整備されている
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 丸太の階段も設置されている
丸太の階段も設置されている
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 自然林が気持ちいい
自然林が気持ちいい
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 天気は最高!木漏れ日が爽やかです
天気は最高!木漏れ日が爽やかです
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ツツジの花も綺麗に咲いている
ツツジの花も綺麗に咲いている
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 西側の眺望がひらける。新緑が美しい
西側の眺望がひらける。新緑が美しい
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 おっとぅ、早速シマヘビに遭遇!もうそんな時期ですか
おっとぅ、早速シマヘビに遭遇!もうそんな時期ですか
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 日当たりの良い所にはワラビが
日当たりの良い所にはワラビが
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 切り株がコケシみたい。キコリの遊び心か?
切り株がコケシみたい。キコリの遊び心か?
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 扇山付近。樹木が伐採されている
扇山付近。樹木が伐採されている
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 日当たりが良い
日当たりが良い
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 日当たりが良い所にはワラビ
日当たりが良い所にはワラビ
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 鉄塔の向こうにはロマンが…
鉄塔の向こうにはロマンが…
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ちょうど良い場所が伐採されていて素晴らしい展望。キコリの粋な演出か?
ちょうど良い場所が伐採されていて素晴らしい展望。キコリの粋な演出か?
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 尾根道は高原チックで良い雰囲気。植林が大半の東側の尾根とは全然雰囲気が違って明るい
尾根道は高原チックで良い雰囲気。植林が大半の東側の尾根とは全然雰囲気が違って明るい
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 おっとっと、木々の間にロマンが…
おっとっと、木々の間にロマンが…
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 絵になる風景(^^)
絵になる風景(^^)
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 日当たりの良い所には激しいトゲのタラの芽が
日当たりの良い所には激しいトゲのタラの芽が
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 気分爽快!!蒼い空との調和が素晴らしい
気分爽快!!蒼い空との調和が素晴らしい
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 新緑が素晴らしい!紀泉方面の山々がくっきりと見える
新緑が素晴らしい!紀泉方面の山々がくっきりと見える
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 山焼き後はお勧めやね!
山焼き後はお勧めやね!
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 空気が比較的澄んでいるので、景色が近くに感じる。滝畑ダム方面
空気が比較的澄んでいるので、景色が近くに感じる。滝畑ダム方面
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ベンチも入れて撮影すると遠近感が出てよろしい
ベンチも入れて撮影すると遠近感が出てよろしい
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 いやー、肉眼で見るとこんなものではありません。文句なしの眺め
いやー、肉眼で見るとこんなものではありません。文句なしの眺め
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 河内長野富田林方面を見下ろす。ここに城を築きたいわ
河内長野富田林方面を見下ろす。ここに城を築きたいわ
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 お馴染みの索道跡
お馴染みの索道跡
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 絶景かな…
絶景かな…
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 人が入るとスケール感が伝わる。まさにハゲ山
人が入るとスケール感が伝わる。まさにハゲ山
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 はい、一応頂上の三角点
はい、一応頂上の三角点
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 西に向いて撮影。山頂広場が見えます
西に向いて撮影。山頂広場が見えます
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 みなさんがせっせとワラビを採っておられるのです
みなさんがせっせとワラビを採っておられるのです
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 下山は鉄塔の少し下の分岐からの破線ルート。ちょいと荒れてる程度か
下山は鉄塔の少し下の分岐からの破線ルート。ちょいと荒れてる程度か
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 ちょろいもんやろと思ったら激下りが延々と続く。恐ろしい傾斜。このルートは二度と通りたくない
ちょろいもんやろと思ったら激下りが延々と続く。恐ろしい傾斜。このルートは二度と通りたくない
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 テープに「ガンバレ」と書かれている。素直に励まされた(^^)
テープに「ガンバレ」と書かれている。素直に励まされた(^^)
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 少し道らしくなったが、この後もまた険しい道のり
少し道らしくなったが、この後もまた険しい道のり
槇尾山(槙尾山)・和泉葛城山・神於山 どこでルートを外したのか民家の裏から出てきた。テープを忠実に辿ったんだが…
どこでルートを外したのか民家の裏から出てきた。テープを忠実に辿ったんだが…

活動の装備

  • モンベル(mont-bell)
    チャチャパック 30
  • レキ(LEKI)
    スーパーマカルー コルテック アンチショック トレッキングポール
  • キャラバン(caravan)
    キャラバン gk72
  • マーモット(Marmot)
    トレックコンフォパンツ

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