竜ヶ岳 温かな雨もよい、覚悟をきめて出かける

2017.04.09(日) 日帰り

活動データ

タイム

03:18

距離

6.7km

のぼり

617m

くだり

617m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 18
休憩時間
32
距離
6.7 km
のぼり / くだり
617 / 617 m
10
44
1 4

活動詳細

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ここのところ何かと忙しい。中々山歩きができない日々が続いている。日曜日、ようやく都合がつくかと思いきや、今度は天気が全くよろしくない。数日前から、天気予報をいろいろと見比べてきたが、ここだったらいいというところが見当たらない。前日の土曜日、雨雲予想などをみると山梨の南方面が雲が切れるのがはやい。いずれにしても雨を覚悟の上とならざるを得ないので、ハードな山歩きはできない。家をゆっくりと出て、しかも所要時間2~3時間で歩ける竜ヶ岳を選択。 朝9時半ごろ出発、しとしとと雨が降り続いている。空は一面が暑い雲が立ち込めている。そして僕らは、その雲に向かって車を走らせていく。長いトンネルを2つ抜け、精進湖に出る。湖面を見ると釣り人が傘を立てたボートで頑張っている。気温もそこそこ高いので、魚の活性はいいのかもしれない。 本栖湖畔の竜ヶ岳登山口の駐車場に到着する。静岡ナンバーの先行車が1台。3人がレインウェアを着込んで支度をしている。相変わらず雨は降り続いている。風がないので寒さはさほど心配しなくてもよい。ミニアンパンを1つ頬張って出発。キャンプ場を通り抜けてしばらく平坦な遊歩道を行く。黄色い車止めの左わきを進んで登山道に入っていく。久しぶりの山歩きなのでしっかりとした呼吸に気を付けながら急坂を登っていく。小さな木製ベンチのある小ピークまでくると雨がほとんど落ちてこない。右手には本栖湖の湖面がくっきりと見える。左側にあるはずの富士山は厚い雲で全く見えない。正面の竜ヶ岳には笹原のグリーンが爽やかに広がっている。 一旦、標高を少し下げてから再び登りが延々と続く。このあたりから道がぬかるんでグチャグチャしてくる。数日前のレコではかなり雪があったということなので、その雪解けで土が緩んだところへこの雨で泥んこになっている。刈り取った笹が残っていて比較的、しっかりしている道の端の方を選んで歩く。それでも絶望的にましなところがないところもあり、そんな時はあきらめてど真ん中を行くしかない。湖畔への分岐の手前あたりで再び雨が降ってくる。駐車場であった先行者の姿が見えてくる。傘をさしているが、この足場の悪さではどういうものかなと思いつつ、先に行かせてもらう。 頂上に着くころには雨も上がる。当然、富士山は見えない。雨ヶ岳にはかなり雪が残っている。南アルプス方面も雲で覆われているが、少しずつ晴れてきているようだ。標柱を写真に収めると、来た道をまた歩きはじめる。 下りは、登山者数が少なく、また樹林のため、足場がよいのではと思い、湖畔側の登山道を降りていく。上の方は、固く凍った雪が残っている。滑らないように慎重に進んでいくと、雪も消え、落ち葉で覆われた登山道はぬかるみもほとんどなく快適に歩くことができる。暑くもなく、また寒くもない。しっとりとした空気の中を快適に進んでいく。日差しも出てきて明るさが増してくる。すると、正面に富士山が現れる。さすがに8合目くらいから上の山頂の雲は取れないが、それでもやはりうれしい。 キャンプ場までもどる。おばちゃんが「おかえり」と迎えてくれる。

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