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残雪期の奥穂・北穂

NgTnさん YAMAP Meister Bronze

  • YAMAPマイスター:ブロンズ
  • 自己紹介:中断こそありましたが、高校生のころから山に登っています。夏山も、積雪期も。低い山から、高い山まで。日帰りから1週間くらいの幕営縦走まで。ほとんどは単独の登山です。

    いちばん好きな山域は、南アルプスです。
  • 活動エリア:
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1969
  • 出身地:
  • 経験年数:公開しない
  • レベル:公開しない
  • その他 その他

穂高岳・槍ヶ岳・上高地

2015/05/06(水) 21:47

 更新

残雪期の奥穂・北穂

公開

活動情報

活動時期

2015/04/30(木) 11:25

2015/05/02(土) 15:26

アクセス:256人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 7,403m / 累積標高下り 7,460m
活動時間52:01
活動距離33.74km
高低差1,716m

写真

動画

道具リスト

文章

行きは横尾まで YAMAP を動かすのを忘れていたため、スタート地点が横尾になっていますが、もちろん本当は上高地スタートです。

GW の旗日ではない日を狙って、涸沢 BC で奥穂・北穂に登ってきました。 30 日の夜、 1 日の夜ともに、涸沢野営場のテントは 100 張程度で、まだまだ余裕がありましたが、5/2 の下山時には大量の登山者とすれ違いましたので、この後の 5 連休は凄まじいことになっていたでしょう。

奥穂アタック、北穂アタックとも涸沢出発は 4:40 ごろでした。ヘッドランプなしで行動できるようになる明るさになったら即出発という感じです。もっと遅く出発する人も多いのですが、早出の場合はまだ雪が締まっているので、アイゼンもよく効きます。遅い出発の場合は雪が腐ってきて、その代り先行者のステップがあるのでそれを足がかりに登る感じになります。

ただ、滑落停止の技術がある人であれば、私はやはり早出を勧めます。奥穂側のアズキ沢では、斜度の低い下部では逆ハの字登高、斜度が増してきてからは片足だけ下りのステップを利用したりしながらほぼ直登しました。より傾斜が強い北穂沢は、長い中間部を斜登高でジグザグに登ることで、だいぶ体力を節約しました。これもアイゼンがよく効く時間帯だからできたことです。

と、ここまで書いた後で奥穂アズキ沢での滑落死のニュースが入ってきました。滑落した時の危険を避けるためには、雪がある程度柔らかい時間帯のほうがいいでしょう。しかし、私の写真の中にも雪にクラックが入っているものがありますが、気温が高くなると雪崩の危険が高くなります。

奥穂の穂高岳山荘から上の部分ですが、今年は非常に雪が少なく、梯子の上までは全く雪がありません。しかし、梯子の上に核心の一つ目になる雪壁がありますが、ここにはきちんと雪が残っています。ただ、足がかりになるステップはありますので、ピッケルのピックを十分に効かせて注意深く登降してください。上から見ると右側の岩場が下れそうなので、多くの下山者がこちらから下ろうとしていましたが、岩がもろく落石が多発しました。誰もけが人が出なかったのが奇跡のようです。多少おっかなくても雪壁をクライムダウンしてほしいものです。二つ目の核心である間違い尾根の直下も雪壁になっていて、ここは特に下り始める瞬間が怖いのですが、ここもアイゼンを置くステップがあるため、ピッケルのピックを打ち込んで効いていることを確認しながら、慎重に登降すればクリアできるはずです。

ただ、この文章は 2015 年 5 月 1 日の状態を基に書いたものであり、年によってはずっと多くの雪が残っていて、雪壁の登降がもっと難しくなったり、今回は難なくクリアした岩場にベルグラが付いて危険個所になっていることもありますので注意してください。

涸沢岳は、今回は全くアイゼンの出番がありませんでした。奥穂から涸沢岳を見たときに全く雪がなかったため、ピッケルとアイゼンは山荘にデポしました。

2015 年の GW は、おそらくまれにみる雪の少ない年だったため、 2016 年以降にこの記事を読まれる方は注意してください。登りもこんなに短時間では無理かもしれません。

しかし、天気も良く、雪も少なかったため緊張するシーンも少なく、楽しい山行でした。涸沢ヒュッテの生ビールとおでんのおいしいこと。いったい何杯飲んだことでしょう。

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