稲村ヶ岳　勇気ある撤退

こんなに雪が残っているとは・・・。完全に想定外でした。法力峠を過ぎたあたりからところどころ残雪が道を塞いでいるところが出てきて、滑落しそうなところも何箇所か。そうは言っても稲村小屋までは、注意しながらであれば問題無くこれました。ただ、何回か膝あたりまで踏み抜いてヒヤッとした場面はありましたが。＾＾； 稲村小屋までくると、まだこんなに雪がの残ってるんや～状態。昼食を取りながらさ-これからどうするか思案です。稲村ヶ岳方面お登山道は、すっかり雪で埋まってて見えない状態、数名分の足跡があるのでトレ－スはできそうです。ってことで昼食後稲村ヶ岳を目指す事に。 しかし、残雪の中を１０分程歩いたところ、大日山をトラバ－スするあたりで１人の登山者の方がおられました。声をかけてみると「この先の雪の斜面行くかどうか・・・。１人、先にいた人は行ったんやけど」との事。そうですか～と私も見に行くと・・・。ここ、アイゼンもピッケルも無しに行きはったんですか～～！！(・o・)　足元の雪が崩れたら下まで止まりそうにないですやん。。。これは、流石にヤバイです。よしんば行きの登りはなんとかなっても、帰りの下りは危険度が数段アップします。「いや～、この先はやめられたほうがいいですよ。我々は勇気ある撤退にします。」と告げて、引き返す事に。どうやら、その方も撤退することにされたようです。天気はいいし、暖かいし無理しても行きたいところではありますが、Good Choice! だったと思います。