七面山　静かな山歩き、雪も楽しむ

週末の天気予報、ずーーーっとよくなかったのだが、木曜日あたりから好天に変わる。半分諦めかけていただけに、ウキウキしてくる。このところあまり山に行けず、出かけるとしても近場でせいぜい３時間程度。足も大分なまっている。少しばかり長めに歩ける山を探す。相方がしばらく前から行きたいと言っていた七面山に決める。 家を朝４時半に出発、羽衣の登山口に１時間ほどで到着する。今回で３度目だが、これまで登山口から離れた駐車場しか空いていなかったが、今回はすぐ近くに３台ほどのスペースが空いている。軽くお腹に入れ、身支度を整える。１５分ほどで歩きはじめる。登山道は階段状のところが多い。それほど段が高くないので比較的歩きやすいが、敬慎院まで基本、急坂が延々と続く。 ３６丁の晴雲坊あたりから、日蔭のところに凍りついた雪が残っている。 ９時ごろに敬慎院に到着する。このときはまだ、霞んでおぼろげながら富士山が見えている。その後、どんどん雲が湧いてきて完全に隠れてしまう。 敬慎院から先は、日当たりのいい場所を除いて雪が残っている。踏み固められたところは氷になっているが、山頂手前では、深いところで３０センチくらいの積雪があり、しかも余り汚れがなく一面が真っ白。思いがけず雪山の雰囲気を味わう。雪で足もとが不安定なこともあり、足にかなり疲れを感じる。何とか山頂に到着。写真を撮ろうとしていると、月一で七面山に登るというトレラン姿のお兄さんが現れ、シャッターをお互いにお願いしあう。しばし会話を交わし、お兄さんが先に下山する。 僕らも追いかけるように山頂を後にする。敬慎院まえの展望台で大休止。風が冷たくてじっとしていると寒い。 敬慎院に立ち寄り、鐘をそれぞれ一突きし、一気に駐車場まで下る。 前回は講の方が経文を唱えながら列をなしていたが、今回は登山者とポツポツとすれ違う程度。静かな山歩きを楽しむ。