大峯山奥駈道フル縦走(逆峯) 5日目

5日目。最終日の予定である。 昨日の夜食べきれなかったアルファ米の残り半分を無理やり食べて出発する。 起床時点ではそこまででもなかったのだが玉置山に近づくにつれ視界が悪くなり雨が降り始めた。 玉置山近くまでくると一般の舗装路の横を歩く感じになり久しぶりに下界を見た気分になる。 そんなこんなで着いた玉置山頂上。この辺りから道に迷うようになる。 とりあえず玉置神社まで行く。境内の休憩所にほうじ茶を用意していただいていたのでありがたくいただく。 暖かいほうじ茶が本当においしくておいしくて仕方が無かった･･･！30分ほど休んでしまう。 さてそろそろ行こうと思うが道がわからない。とりあえず駐車場のほうへ進んでみるが標識が無くなる。 が、自動販売機を見つけたのでジュースを2本買って一気飲み。おいしかった。少し元気が出た。 とりあえずもう一度頂上へ向かう。ここにある標識はやはり間違っていない。もう一度神社へ戻る。 神社にいた登山者の男性に聞くと境内を通った向こう側だとわかる。 境内の社務所横にて御神酒"神代杉"が飲めた。普段ならお酒は飲まないのだが飲んでみるとすごく美味しかった。 しばらく進むと舗装路に出るがまた道が分からなくなる。 案内リボンはそこらじゅうにありどれが当たりか分からない。 しばらく迷った結果林道っぽい先が当たりとわかる。 昨晩キャンプ地でご一緒させていただいた男性に玉置神社過ぎた後もきついと聞いていたのを思い出す。 大森山は急勾配である。なかなか進まない。 大森山通過後は急勾配でこそあれ、大きな起伏ではないのだが限界近かった私は休み休み進む。 しばらく進むと下に本宮町の町並みが見えるがここからが長かった。 もう下山だろうと安心しているとなかなか降りないどころか、まだ登る。 降りるとしても急な降りなため、やたらに時間も体力も使う。 17時くらいにはさすがに本宮に到着している予定であったが、迷ったのもあり着いたのは19時を過ぎていた。 追記:熊野本宮のある本宮町から駅のある新宮まではバスで移動したのだが、バスの中では疲れたのと雨で濡れて体温が下がったせいか車酔いが激しく吐き気がすごかった。 そして19時を過ぎると新宮から車の停めてある吉野下千本までの鉄道の便はない。 さらに0時前には駅から閉め出されてしまったため私は始発の6時までの間、駅の軒先で立ちっぱなしになった。新宮では幕営すると通報されかねない。 本宮に着いた時間によっては本宮辺りの川原あるいは本宮駐車場でビバークした方がいい。 5日間入浴しないと自分でもわかるくらい臭かった。 温泉に行ってシャンプーしても汗と脂でぎとぎとになった髪は4回シャンプーしてようやく泡立つ。参考にどうぞ。 ちなみに私がyamapに記録をつけ始めた時から履き出した登山靴君ですが奥駈け終わった後に確認するとソールの凸部分が複数箇所剥がれ落ちてました。今までありがとう。