スマホ回収作戦

先週土曜日に登れなかった木曽駒ケ岳に行って来ました。今回の目的は二つ・・・木曽駒ケ岳の冬山での登頂（乗越浄土への冬道直登）ともうひとつは前回にスマホを落として無くしてしまったのでその回収です。 前回、ロープウェイ千畳敷駅に着いたら霧でホワイトアウト状態でした。雪の状態はパリパリですがアイゼンの刃が刺さって歩行には支障はありません。天気はそれほど良くないとは思ってましたが、視界が5～10ｍ程度しかありませんでした。でも土曜日のため他の登山者もたくさんいたので折角なら行けるところまで行こうかと思い、団体さんの後ろからゆっくりとついて行くことにしました。だんだん人が少なくなり、二人だけになりスマホでGPS位置確認をしてポーチに収納しようとしたときに気が緩んでいたんでしょう。急斜面でそのまま落としてしまいました。スマホは拾う間もなく滑り落ちて視界から消えました。すぐに方向を見定めて捜索しましたが、見つかりません。当然でしょうね。視界が全くないんだから・・・。そのあとはやってみると分かりますが、GPSなしでは遭難の危険もあるので前に進むことが出来ませんので仕方がないのでその日はホテル千畳敷に落とし物の届を出して帰りました。 そして今回のリベンジです。昨日の強風と雨でバスが運休となって始発は10：45となりました。登山のしそうなのはほんの数人です。案の定本日は駒ケ岳山頂への登頂は自分だけでした。独占ってことだけどこんなメジャーなところでいくら平日とはいえ自分だけとは意外ですね。雪の状態はこの数日で雪交じりの雨が降ったせいかズボズボです。 単独行谷寄りにジグザクに捜索開始です。視界は抜群のため小さくても黒いものがあれば近寄って確認です。なかなか見つかりません。無くしてから4日目やはり発見できないか・・・。見当をつけてしばらく探してなかったので今日はあきらめて上へ登ろうとしたとき、20ｍ先ぐらいに黒いものが見えたので確認しようと近づいたとき途中で小さくて黒いものが見えて感動の発見です。やった！発見しました。近づいてなければ見つけることは出来ませんでした。落とした地点から約50～100ｍ下でした。とっても嬉しいです。電話帳と積み重ねたメモは貴重ですからね。 見つかったのが嬉しくて長文すみません。嬉しかったのでついつい長くなってしましました。 いろんなドラマがあります。ボケミスしてばかりいますが、リカバリーは大したもので結構よくやったと我ながら思います。普通ならこういう場合には雪山だから雪が解けるまで見つかりませんで終わるところですから。 そんなこんなでゆっくり登って普通よりだいぶ時間をかけて乗越浄土にでました。上も今の時期はまだまだ雪が多くてズボズボでかなり歩き難い状態です。駒ケ岳山頂までたいした距離ではないのでゆっくり独り占めを満喫しました。 駒ケ岳山頂へは雪で歩き難いのを避けてトラバース道にしましたが、これが失敗で最近誰も通ってないので雪で道がないところが多く往生しました。結局、木曽小屋まで遠回りをしただけになり出発から3時間かけて登頂という結果です。ですから帰りは2時間以内に17時の最終ロープウェイ目指して急いで下ることになってしまった。ちょっとゆっくりし過ぎですね。やはり朝早い時間でないので時間配分を間違えました。 雪山は今季これで最後でしょう。いろいろありましたが最高に気分のいい思いをしました。次の登山はゴールデンウィークですから伯耆大山となる予定です。