早春(残雪)の尾瀬沼を歩く 沼上での踏み抜きにヒヤリ 

2017.04.19(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 48
休憩時間
1 時間 25
距離
19.7 km
のぼり / くだり
758 / 757 m
1 25
2 54
2
13
1 2
51

活動詳細

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 大清水休憩所(登山口)への道路が開くのを待って、燧ヶ岳へ登るつもりで出かけたが、一ノ瀬休憩所あたりから小雪が舞い始めた。尾瀬沼に着いた頃、雪も止み、雲間から日差しも少し差し始めた。雪が止まないようなら長蔵小屋で引き返そうと考えていたが、雪は止み、青空も見え始めたことから、尾瀬沼だけでも周回することにした。  この時期、尾瀬沼は歩けるため、沼の真ん中を横切って対岸の沼尻に行こうと考えてみたが、どうしても、その勇気がわかなかったので、沼の端を歩いて、夏道では見られない風景を見ることにした。それでも沼の上に違いはないので、恐る恐る歩き始めが、徐々に慣れてきた。  尾瀬沼の雪面には、いたるところに、水の浮いている場所、亀裂の入った場所、川の流れこんでいる場所、表面の色が変わっている場所等があり、ドキドキ、ハラハラの連続でした。  沼尻をすぎてから、雪の小山があったので行ってみたところ、亀裂が見えたので注意しながら進んだのですが、いきなりの踏み抜きで腰まで沈みました。幸いにもザックで引っかかり止まりました。雪面に上がり、踏み抜いた穴を覗いたところ、下には水面ではなく、岩の頭が見えたのでほっとしました。岩上に雪が積もり小山を造ったところに、亀裂でできた空洞のようです。  しかし、踏み抜いたときは本当に焦りました。この後は、さすがに怖くなり、誰も見ていない場所で沼に落ちたらと、沼の淵の安全そうなところだけを歩きました。  今日は、帰りの尾瀬沼山荘から二人の踏み跡を見たが、最初から最後まで登山者とは一人も合わず、視界にも入らなかった。独り占めの尾瀬沼だが、なぜ、この時期に登山者は来ないのか不思議である。

尾瀬・燧ヶ岳 登山道となる林道は最初から1m近い雪
登山道となる林道は最初から1m近い雪
尾瀬・燧ヶ岳 林道わきの雪面 綺麗だ
林道わきの雪面 綺麗だ
尾瀬・燧ヶ岳 一之瀬休憩所をすぎて、林道が登山道に入ったところで日光白根山が見えた
一之瀬休憩所をすぎて、林道が登山道に入ったところで日光白根山が見えた
尾瀬・燧ヶ岳 注意を要する場所。落ちると下は川。
注意を要する場所。落ちると下は川。
尾瀬・燧ヶ岳 冬路沢は雪でほぼ埋まっている。
冬路沢は雪でほぼ埋まっている。
尾瀬・燧ヶ岳 石清水の上部にある急登部の林
石清水の上部にある急登部の林
尾瀬・燧ヶ岳 三平峠は看板は、この雪ノ下。
三平峠は看板は、この雪ノ下。
尾瀬・燧ヶ岳 尾瀬沼に出た。尾瀬沼山荘の少し西側にある水門の所。
尾瀬沼に出た。尾瀬沼山荘の少し西側にある水門の所。
尾瀬・燧ヶ岳 長蔵小屋の手前の沼に突き出た場所に向かう。一応、沼の上、いやな色の模様だ。
長蔵小屋の手前の沼に突き出た場所に向かう。一応、沼の上、いやな色の模様だ。
尾瀬・燧ヶ岳 尾瀬沼の先に燧ヶ岳。
尾瀬沼の先に燧ヶ岳。
尾瀬・燧ヶ岳 沼の雪面に黒いものが見えたので行ってみた。岩が突き出しているその先に亀裂が入っている。
沼の雪面に黒いものが見えたので行ってみた。岩が突き出しているその先に亀裂が入っている。
尾瀬・燧ヶ岳 長蔵小屋の西側、ボート乗り場か?昨年は、雪が少なく水が杭のところまであったが。
長蔵小屋の西側、ボート乗り場か?昨年は、雪が少なく水が杭のところまであったが。
尾瀬・燧ヶ岳 沼面の手前側雪上を先まで行ってみた。
沼面の手前側雪上を先まで行ってみた。
尾瀬・燧ヶ岳 晴れ間が見えてきた。太陽が出たとたんに景色の彩りが一変する。
晴れ間が見えてきた。太陽が出たとたんに景色の彩りが一変する。
尾瀬・燧ヶ岳 燧ヶ岳の山頂がわずかに覗いた。
燧ヶ岳の山頂がわずかに覗いた。
尾瀬・燧ヶ岳 尾瀬沼の雪面で燧ヶ岳をバックに。今だけの沼上撮影場所。
尾瀬沼の雪面で燧ヶ岳をバックに。今だけの沼上撮影場所。
尾瀬・燧ヶ岳 ワイドに尾瀬沼の風景を撮影してみた。
ワイドに尾瀬沼の風景を撮影してみた。
尾瀬・燧ヶ岳 沼上からでないと見られない、大江湿原・長蔵小屋のある林方面。
沼上からでないと見られない、大江湿原・長蔵小屋のある林方面。
尾瀬・燧ヶ岳 今度は標準の撮影
今度は標準の撮影
尾瀬・燧ヶ岳 更に、燧ヶ岳から右側方面をパノラマ撮影。この時期だけの沼上撮影ポイント、雰囲気が出る。
更に、燧ヶ岳から右側方面をパノラマ撮影。この時期だけの沼上撮影ポイント、雰囲気が出る。
尾瀬・燧ヶ岳 大江湿原からの流れ込み。いつも一番早く姿を見せる。
大江湿原からの流れ込み。いつも一番早く姿を見せる。
尾瀬・燧ヶ岳 前の写真の少し上部は、こんな感じで、その先には燧ヶ岳や沼尻方面に向かう時に通る三本のカラマツが見える。
前の写真の少し上部は、こんな感じで、その先には燧ヶ岳や沼尻方面に向かう時に通る三本のカラマツが見える。
尾瀬・燧ヶ岳 前の写真に写るスノーブリッジの先にある上流部の風景。
前の写真に写るスノーブリッジの先にある上流部の風景。
尾瀬・燧ヶ岳 スノーブリッジを渡った先から、浅湖湿原方面。
スノーブリッジを渡った先から、浅湖湿原方面。
尾瀬・燧ヶ岳 先に行きたいが、行けないな? やむを得ず右に回り込んでスノーブリッジを見つけた。
先に行きたいが、行けないな? やむを得ず右に回り込んでスノーブリッジを見つけた。
尾瀬・燧ヶ岳 前の写真の場所で前進を阻まれて、振り返ったところ。
前の写真の場所で前進を阻まれて、振り返ったところ。
尾瀬・燧ヶ岳 今日一番のブルースカイ
今日一番のブルースカイ
尾瀬・燧ヶ岳 ヘリが来た?
ヘリが来た?
尾瀬・燧ヶ岳 長蔵小屋の北側にある雪原に下りた。今ならどこでもヘリポートになる。
何人か下りたが、山小屋の準備に来たスタッフかな。この後、ヘリが何度も荷揚げしていた。
長蔵小屋の北側にある雪原に下りた。今ならどこでもヘリポートになる。 何人か下りたが、山小屋の準備に来たスタッフかな。この後、ヘリが何度も荷揚げしていた。
尾瀬・燧ヶ岳 雪面にあった亀裂を覗いてみた。1m程下に水面が見える。
雪面にあった亀裂を覗いてみた。1m程下に水面が見える。
尾瀬・燧ヶ岳 山側と沼側の境当たりに水が浮いている。その下は??
山側と沼側の境当たりに水が浮いている。その下は??
尾瀬・燧ヶ岳 まだ、山頂が見えない。ミノブチ岳と赤ナグレ岳は見えるが。
まだ、山頂が見えない。ミノブチ岳と赤ナグレ岳は見えるが。
尾瀬・燧ヶ岳 少しショートカットして来た、マイトレース。
少しショートカットして来た、マイトレース。
尾瀬・燧ヶ岳 青空に誘われて燧ヶ岳をパチリ。やはり山頂は隠れている。
青空に誘われて燧ヶ岳をパチリ。やはり山頂は隠れている。
尾瀬・燧ヶ岳 沼の中側に行かないと横切れないので、山側の淵に寄ってパチリ。
沼の中側に行かないと横切れないので、山側の淵に寄ってパチリ。
尾瀬・燧ヶ岳 沼尻にある水門。近くにはスノーモービルの走行跡があった。2~3日前に旧尾瀬林業のスタッフが除雪に来たようである。
沼尻にある水門。近くにはスノーモービルの走行跡があった。2~3日前に旧尾瀬林業のスタッフが除雪に来たようである。
尾瀬・燧ヶ岳 やはり気になる燧ヶ岳
やはり気になる燧ヶ岳
尾瀬・燧ヶ岳 ミノブチ岳の下の沢はナデッ窪になる。BCの人達が狙う沢。
ミノブチ岳の下の沢はナデッ窪になる。BCの人達が狙う沢。
尾瀬・燧ヶ岳 タイマーで自撮り
タイマーで自撮り
尾瀬・燧ヶ岳 亀裂を覗いたら魚が見えた。死んでいるみたいだが。
表面は凍っている。
亀裂を覗いたら魚が見えた。死んでいるみたいだが。 表面は凍っている。
尾瀬・燧ヶ岳 自分が踏み抜いた穴。一瞬ドキリ。かなり焦ったがザックが引っかかり途中で止まった。何とか這い上がって一息。下に岩の先が見え、水面はないのでほっとした。
しかし、この下が水面だったらと思うと。
自分が踏み抜いた穴。一瞬ドキリ。かなり焦ったがザックが引っかかり途中で止まった。何とか這い上がって一息。下に岩の先が見え、水面はないのでほっとした。 しかし、この下が水面だったらと思うと。
尾瀬・燧ヶ岳 わかりにくいが、雪山の左側が踏み抜いたところの亀裂で、右側の方には水の浮いている部分も見える。
わかりにくいが、雪山の左側が踏み抜いたところの亀裂で、右側の方には水の浮いている部分も見える。
尾瀬・燧ヶ岳 沼の淵には、いたるところで水の浮いている場所がある。
沼の淵には、いたるところで水の浮いている場所がある。
尾瀬・燧ヶ岳 ここも雪のない水面の出ているところ。
ここも雪のない水面の出ているところ。
尾瀬・燧ヶ岳 また、雪がかなり降ってきた。
また、雪がかなり降ってきた。
尾瀬・燧ヶ岳 ここにも大きな亀裂が。
ここにも大きな亀裂が。
尾瀬・燧ヶ岳 朝、沼に着いたところの反対側。
朝、沼に着いたところの反対側。
尾瀬・燧ヶ岳 尾瀬沼山荘?
尾瀬沼山荘?
尾瀬・燧ヶ岳 アヤメ平(富士見峠)の東側にある白尾山(右)と荷鞍山。
アヤメ平(富士見峠)の東側にある白尾山(右)と荷鞍山。
尾瀬・燧ヶ岳 三平峠に向かう途中で迷ったら頼りにすると良い電柱とその送電路。
以前、山のガイドをしていた従兄に教わった。
三平峠に向かう途中で迷ったら頼りにすると良い電柱とその送電路。 以前、山のガイドをしていた従兄に教わった。
尾瀬・燧ヶ岳 やっと山頂が見えた。
左が東北地方最高峰の柴安嵓(2356m)、右が爼嵓(2346m)
やっと山頂が見えた。 左が東北地方最高峰の柴安嵓(2356m)、右が爼嵓(2346m)
尾瀬・燧ヶ岳 最後にもう一枚。ここは、このコースで最初に燧ヶ岳の見える場所(登山路から少し外れた送電路近く)
最後にもう一枚。ここは、このコースで最初に燧ヶ岳の見える場所(登山路から少し外れた送電路近く)
尾瀬・燧ヶ岳 岩清水上の、昔に計画されて中止になった福島に抜ける道路の造成した最終地点らしい。
岩清水上の、昔に計画されて中止になった福島に抜ける道路の造成した最終地点らしい。
尾瀬・燧ヶ岳 一の瀬休憩所
一の瀬休憩所
尾瀬・燧ヶ岳 林道に並行する登山道の橋。鉄骨の橋も雪の重みで少し曲がっている。
林道に並行する登山道の橋。鉄骨の橋も雪の重みで少し曲がっている。

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