駒ヶ根光前寺_2017桜10

3月末に文蔵は、サクラ松本と題して単身RC（＝レンタカー）ツアーを計画した。その実践である。八王子を早朝に立ってJR中央線で松本まで北上する。乗り換えなしの各駅停車である。松本からRCを走らせる。長野道を南下して岡谷JCTから中央高速で名古屋方面に向かい、駒ヶ根ICで下りて光前寺をめざした。あいにくの曇り空、いやときおり小雨が混じる始末だ。返す返す残念である。 ナビに「光前寺」を入力したので、とんでもない回り道をさせられた。Yahoo地図も同様だった。光前寺でなく、駒ヶ根公園美術館を入力しないといけない。それでも、松本から光前寺の第3駐車場まで小一時間なので、計画の正当性が証明できた。 結局、サクラ観賞時期は約1週間早かったと思われる。それでも有名な古刹を参詣できたことはよかったし、参道の石垣の奥まったところに潜む光コケをたくさん見たことは感慨深かった。 シダレザクラ満開の時に、また来ようと思った。 加えて、帰りに立ち寄った本格的なそば屋「丸富」がよかった。ソバレストランは衛生的であるばかりか、おごそかで上品なたたずまいがする。文蔵はその窓ガラスが特に気に入った。昔の宙吹き製法による大戦以前の板ガラスであり品質がとてもいい。それ以上に窓外のトサミズキが実に洒落ていて美しいのだ。また愛妻小福と食べに来ようと思った。