局ヶ岳~伊勢の槍ヶ岳から関西のマッターホルンを眺めると・・・

2017.04.23(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 43
休憩時間
47
距離
5.0 km
のぼり / くだり
728 / 725 m
1 46
1 4

活動詳細

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「伊勢の槍ヶ岳」と呼ばれる局ヶ岳は、「関西のマッターホルン」こと高見山から派生する高見山地の峰で、標高は1029mです。 この二山は距離が22kmほど。きっと局ヶ岳の山頂からは高見山の雄大な姿が眺められるだろうなぁ・・・と期待して登ったのですが、その顛末は・・・ まあ、それはさておき、局ヶ岳は素晴らしい形の鋭峰ですので、登山道はなかなか急登です。ぼくは全く初めての局ヶ岳なので、局ヶ岳神社に車を置いて、旧道で登り、新道で下るというごく一般のルートを設定しました。9合目あたりまで杉の植林で覆われている山なので、花はあまり期待していませんでした。でも、旧道は定期的に大きな岩がごろごろ転がるガレ場を通過し、そこは日当たりに恵まれていて、ジロボウエンゴサク、フデリンドウ、ヒトリシズカなど、そして小峠周辺にはカタクリも見られ、期待していなかっただけにうれしくなるほど、なかなかのものでした。 下山後、伊勢の槍ヶ岳と関西のマッターホルンのツーショットを撮影するために、地図でよさそうな集落を探し、行ってみました。予想通り、なかなかいいツーショットが撮れましたよ!(^^)!

局ヶ岳 局ヶ岳神社。駐車場は十台分ほど。とめられるか心配しながらやってきたのですが、たったの一台だけしかとまっていませんでした。こんないい天気の日、皆さんどこ行ってはるんかな?
局ヶ岳神社。駐車場は十台分ほど。とめられるか心配しながらやってきたのですが、たったの一台だけしかとまっていませんでした。こんないい天気の日、皆さんどこ行ってはるんかな?
局ヶ岳 参道の両側にはドウダンツツジが満開を迎えていました。
参道の両側にはドウダンツツジが満開を迎えていました。
局ヶ岳 桜と新緑がきれいです。
桜と新緑がきれいです。
局ヶ岳 枝垂れ桜が満開です。ここ、ほんとにきれいで良いとこです!
枝垂れ桜が満開です。ここ、ほんとにきれいで良いとこです!
局ヶ岳 シャクナゲも咲いていました。
シャクナゲも咲いていました。
局ヶ岳 神社の横が登山口
神社の横が登山口
局ヶ岳 旧道で登ります。ここを左上へ。
旧道で登ります。ここを左上へ。
局ヶ岳 山への入口は、この鉄の階段。
山への入口は、この鉄の階段。
局ヶ岳 植林帯を登っていきます。
植林帯を登っていきます。
局ヶ岳 キシダテンナンショウ(サトイモ科テンナンショウ属)ではないでしょうか?仏炎苞が紫褐色でその先が長く垂れ下がることなどで区別できます。葉は2枚。
キシダテンナンショウ(サトイモ科テンナンショウ属)ではないでしょうか?仏炎苞が紫褐色でその先が長く垂れ下がることなどで区別できます。葉は2枚。
局ヶ岳 山桜がきれいな一角
山桜がきれいな一角
局ヶ岳 一度林道に出て、またそこから山に入ります。
一度林道に出て、またそこから山に入ります。
局ヶ岳 タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)今回、一番たくさん見た花です。ふもとから八合目ぐらいまで。
タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)今回、一番たくさん見た花です。ふもとから八合目ぐらいまで。
局ヶ岳 まだまだ続く植林帯を登ります。
まだまだ続く植林帯を登ります。
局ヶ岳 見上げると・・・杉だらけ!
見上げると・・・杉だらけ!
局ヶ岳 山頂の方から転がってきたのでしょう。苔の生えた岩のガレ場が何度も現れます。流れからはずいぶん離れましたが、基本流れに沿って登っています。
山頂の方から転がってきたのでしょう。苔の生えた岩のガレ場が何度も現れます。流れからはずいぶん離れましたが、基本流れに沿って登っています。
局ヶ岳 ガレ場ではスギが育たないので、植林されていません。その分、日当たりがよいので、花がたくさん咲いていました。これはジロボウエンゴサク(ケシ科キケマン属)。
ガレ場ではスギが育たないので、植林されていません。その分、日当たりがよいので、花がたくさん咲いていました。これはジロボウエンゴサク(ケシ科キケマン属)。
局ヶ岳 フデリンドウ(リンドウ科リンドウ属)茎につく葉が広い卵形で、ロゼット状にならないので、ハルリンドウと区別できます。
フデリンドウ(リンドウ科リンドウ属)茎につく葉が広い卵形で、ロゼット状にならないので、ハルリンドウと区別できます。
局ヶ岳 キランソウ(シソ科キランソウ属)
キランソウ(シソ科キランソウ属)
局ヶ岳 ヒトリシズカ(センリョウ科センリョウ属)
ヒトリシズカ(センリョウ科センリョウ属)
局ヶ岳 この「シズカ」はなんと静御前にあやかって付けられたとか・・・
ここは団体で咲いてます。ヒトリシズカ改めサンニンヤカマシ!?
この「シズカ」はなんと静御前にあやかって付けられたとか・・・ ここは団体で咲いてます。ヒトリシズカ改めサンニンヤカマシ!?
局ヶ岳 シハイスミレ(スミレ科スミレ属)矩が長く突き出て、葉が少しつやを帯びています。
シハイスミレ(スミレ科スミレ属)矩が長く突き出て、葉が少しつやを帯びています。
局ヶ岳 ところで、シハイスミレのシハイって、相撲の賜杯?(と、むかし思っていました)そうじゃなくて、葉の裏が紫がかるので、「紫背」スミレだそうです。ほらね🙄
ところで、シハイスミレのシハイって、相撲の賜杯?(と、むかし思っていました)そうじゃなくて、葉の裏が紫がかるので、「紫背」スミレだそうです。ほらね🙄
局ヶ岳 ついに流れから離れ、山腹を斜めに上がっていきます。
ついに流れから離れ、山腹を斜めに上がっていきます。
局ヶ岳 尾根に乗りました。小峠です。
尾根に乗りました。小峠です。
局ヶ岳 カタクリ(ユリ科カタクリ属)小峠周辺で咲き始めていました。
カタクリ(ユリ科カタクリ属)小峠周辺で咲き始めていました。
局ヶ岳 カタクリを見るのは今年初めてです。
カタクリを見るのは今年初めてです。
局ヶ岳 局ヶ岳で遭えるとは知りませんでした。
局ヶ岳で遭えるとは知りませんでした。
局ヶ岳 咲いていたのは小峠周辺だけでした。
咲いていたのは小峠周辺だけでした。
局ヶ岳 ようやく植林帯から脱出。なんと高いところまで杉を植えたもんです。
ようやく植林帯から脱出。なんと高いところまで杉を植えたもんです。
局ヶ岳 バイケイソウの新芽。
バイケイソウの新芽。
局ヶ岳 タムシバも花盛り。
タムシバも花盛り。
局ヶ岳 ミツバツツジ。コバノ?サイゴク??それはわかりません。
ミツバツツジ。コバノ?サイゴク??それはわかりません。
局ヶ岳 最後の登り。最後はなかなかの急登です。
最後の登り。最後はなかなかの急登です。
局ヶ岳 山頂到着。この時は誰もおられなかったので、セルフタイマーで記念写真。あとで、2名の方が別々に登ってこられました。
山頂到着。この時は誰もおられなかったので、セルフタイマーで記念写真。あとで、2名の方が別々に登ってこられました。
局ヶ岳 三等三角点です。点名は「局岳」。標高は1028.7mです。ベンチの脇で、ちょっとかわいそう・・・
三等三角点です。点名は「局岳」。標高は1028.7mです。ベンチの脇で、ちょっとかわいそう・・・
局ヶ岳 西です。目の前に巨大な山塊が。西だから高見山?と思っていましたが、なんとあとで調べてみると高見山ではありません。右の高い峰は三峰山1235m。左には修験業山1094mと栗ノ木岳1066mがほぼ重なっています。じゃあ、関西のマッターホルン・高見山はいずこに??
西です。目の前に巨大な山塊が。西だから高見山?と思っていましたが、なんとあとで調べてみると高見山ではありません。右の高い峰は三峰山1235m。左には修験業山1094mと栗ノ木岳1066mがほぼ重なっています。じゃあ、関西のマッターホルン・高見山はいずこに??
局ヶ岳 ありました。目を凝らして三峰山と修験業山の間を見ると、かすかに頭の先だけ見せているのが、高見山1248mです。というわけで、なんと、伊勢の槍ヶ岳から見た関西のマッターホルンはこんなものでした;;😭気を取り直して、西~北~東へ、カメラを振っていきます。
ありました。目を凝らして三峰山と修験業山の間を見ると、かすかに頭の先だけ見せているのが、高見山1248mです。というわけで、なんと、伊勢の槍ヶ岳から見た関西のマッターホルンはこんなものでした;;😭気を取り直して、西~北~東へ、カメラを振っていきます。
局ヶ岳 右寄り後方の高い峰が学能堂山1021m。左へ奈良・三重県境稜線をたどると、後方から国見山1016m、住塚山1009m(写真ほぼ中央)が頭を出しています。さらに左には、三郎岳879mが、左の高い双耳峰として写っています。
右寄り後方の高い峰が学能堂山1021m。左へ奈良・三重県境稜線をたどると、後方から国見山1016m、住塚山1009m(写真ほぼ中央)が頭を出しています。さらに左には、三郎岳879mが、左の高い双耳峰として写っています。
局ヶ岳 倶留尊山1037m。ここから尼ヶ岳までは曽爾火山帯の山々です。
倶留尊山1037m。ここから尼ヶ岳までは曽爾火山帯の山々です。
局ヶ岳 大洞山1013m。意外に近く、13.5kmしか離れていません。あの山頂からこっちを見て、すごく尖った山があるなぁ、と思ったのが、局ヶ岳との最初の出会いでした。
大洞山1013m。意外に近く、13.5kmしか離れていません。あの山頂からこっちを見て、すごく尖った山があるなぁ、と思ったのが、局ヶ岳との最初の出会いでした。
局ヶ岳 尼ヶ岳957m。いい形です。
尼ヶ岳957m。いい形です。
局ヶ岳 風力発電機がいっぱいの青山高原。後ろのドームは笠取山842m。ほぼ真北です。
風力発電機がいっぱいの青山高原。後ろのドームは笠取山842m。ほぼ真北です。
局ヶ岳 鈴鹿も見えます。62.5kmの距離を越えて、御在所岳1212m。手前は津市の山・経ヶ峰819m。
鈴鹿も見えます。62.5kmの距離を越えて、御在所岳1212m。手前は津市の山・経ヶ峰819m。
局ヶ岳 矢頭山731m。鋸刃状の岩峰です。方角は北北東です。
矢頭山731m。鋸刃状の岩峰です。方角は北北東です。
局ヶ岳 手前の巨大な峰が白猪山819m。山頂は、塔のある右端のようです。左後方が堀坂山757m。局ヶ岳と三つ合わせて、伊勢三山。
手前の巨大な峰が白猪山819m。山頂は、塔のある右端のようです。左後方が堀坂山757m。局ヶ岳と三つ合わせて、伊勢三山。
局ヶ岳 伊勢湾です。
伊勢湾です。
局ヶ岳 東~南~西はパノラマで。伊勢の朝熊ヶ岳、七洞岳、総門山、南亦山、大台ヶ原や大峰山、迷岳などが見えています。拡大して見て下さいね。
東~南~西はパノラマで。伊勢の朝熊ヶ岳、七洞岳、総門山、南亦山、大台ヶ原や大峰山、迷岳などが見えています。拡大して見て下さいね。
局ヶ岳 後列が残雪の大峰山の望遠版です。一番左で尖っているのが八経ヶ岳1915m、次が大普賢岳1780mです。一つおいて竜ヶ岳1726m、右端が山上ヶ岳1725m。一つ手前の列は台高山脈。ほぼ中央が赤倉山1394mです。
後列が残雪の大峰山の望遠版です。一番左で尖っているのが八経ヶ岳1915m、次が大普賢岳1780mです。一つおいて竜ヶ岳1726m、右端が山上ヶ岳1725m。一つ手前の列は台高山脈。ほぼ中央が赤倉山1394mです。
局ヶ岳 下りは、新道で。こちらは、植林帯をジグザグ切りながら、一気に下ります。
下りは、新道で。こちらは、植林帯をジグザグ切りながら、一気に下ります。
局ヶ岳 新緑が最高です。
新緑が最高です。
局ヶ岳 椿の滝コースが、新道の標準になっているようです。普通に下ってきたら、このコースでした。この登山口からは舗装のある林道で局ヶ岳神社まで。ちょうど10分でした。
椿の滝コースが、新道の標準になっているようです。普通に下ってきたら、このコースでした。この登山口からは舗装のある林道で局ヶ岳神社まで。ちょうど10分でした。
局ヶ岳 下山後、局ヶ岳の山姿を撮りに車で徘徊。まずは、道の駅「飯高駅」近くから。
下山後、局ヶ岳の山姿を撮りに車で徘徊。まずは、道の駅「飯高駅」近くから。
局ヶ岳 新田集落あたりから。形がだいぶ変わりました。
新田集落あたりから。形がだいぶ変わりました。
局ヶ岳 局ヶ岳と高見山のツーショットを撮りにやってきたのは、柏野集落です。まずは、高見山です。さすがは、「関西のマッターホルン」ですねぇ。素晴らしい。
局ヶ岳と高見山のツーショットを撮りにやってきたのは、柏野集落です。まずは、高見山です。さすがは、「関西のマッターホルン」ですねぇ。素晴らしい。
局ヶ岳 そして、同じく柏野集落からの局ヶ岳。
そして、同じく柏野集落からの局ヶ岳。
局ヶ岳 最後に、ツーショットです。マッターホルンと槍ヶ岳が、一枚に収まってくれました!
最後に、ツーショットです。マッターホルンと槍ヶ岳が、一枚に収まってくれました!
局ヶ岳 今日のお出迎えは、この子。ちょっと大人の顔になってきたかな?
今日のお出迎えは、この子。ちょっと大人の顔になってきたかな?

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