西表島、家族でカヤックツアーに参加

2017.04.23(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 45
休憩時間
2 時間 1
距離
4.0 km
のぼり / くだり
150 / 153 m

活動詳細

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家族で云年ぶりかの遠出で西表島に行ってきた。出発前の天気予報は曇りか雨の予報で落ち込んでいたが、今回は嬉しいことに半分外れて楽しみにしていた自然体験ツアーに行くことができた。 ツアーはマングローブをカヤックで遡上し、後半はトレッキングをして滝を目指す初心者向けの内容だ。僕らも子供たちも初めてのカヤック体験、そして本州とは違う個性的な自然に触れられたとても貴重な体験であった。 9:45頃ツアー開始、カヤックをヒナイ川の河口に下してスタート、ガイドのお兄さんにパドルの使い方や、カヤックの乗り方など細かく丁寧に教えていただく。(軌跡はだいぶ時間が過ぎてからスタートさせた) この日の漕ぎだしは干潮の時間帯で、途中カヤックを引きずりながら干潟を散策する。だれもいない干潟に無数の生き物。コメツキガニという小さなカニである。人間が近づくと砂にもぐってしまうのだが、しばらくじっとしているとプチプチという音ともに表面に出てくる。子供たちが走って捕まえに行くが追いつくより早く砂にもぐる。なかなかかわいい生物であった。 川と干潟の境目からはカヤックに乗り込み、いよいよマングローブの探検だ。満潮であれば水面に隠れる木の根や、魚影、セミの鳴き声、まったく違う景色に感動する。子供たちもパドルを手に楽しんでいる。途中木の下をくぐったりしながら川を上っていく。 海水が上がってくる限界地点でカヤックを降りる。ここからは陸を歩いてピナイサーラの滝を目指す。道は湿っていて滑りやすい、大人の足なら30分もあればたどり着くのだろうけど子供たちがいるので足取りはゆっくりだが、その分いろいろな植物を観察することができた。板根のサキシマスオウの木、大きな木を支えるために根を板状に発達させている。大きな葉が特徴のクワズイモが雑草のように生えている。水面にさす光が神々しい。次男にはちょっと険しい岩の道を進む。のんびりしたペースで50分かかったが景色を楽しんでいるのであっという間に感じる。ちなみに三男は背負子ではなくエルゴである。なにやら言っているが半分意味がわからない。 岩から落ちる滝は圧巻だ、滝の上にはほかのツアー客が見える。暑いときには滝つぼで泳ぐことができるとのことだが、滝のしぶきでさえ寒く感じる僕らは泳げなかった。しかし後から来たほかのグループの人がおもむろに飛び込んだのでビックリした。 ここで昼食にする。ガイドのお兄さんが料理をしてくれる。至れり尽くせりである。八重山そばを作ってくれた。特製の出汁とゴーヤのトッピング、沖縄らしいし、とてもおいしいかった。長男は早々に昼を済ませると、大きな岩に取りつき登る。得意げにピースをしてくる。 長男はちょっと目を離すとすぐ木に登り、岩に登り、けがをしないかひやひやさせられる。 十分滝を堪能して、来た道を折り返す。登りの時に気が付かなかったユコクランや小さなキノコを発見しながら下り、カヤックに乗って川を下る。 行きに干潟だった場所は満ち潮ですっかり水没している。おかげでスタート地点までカヤックで進める。しかし、風が強いのと満ち潮のためゴールは見えるがなかなか進まない。必死に漕いでなんとか戻ることができた。長男は一番になれなかったのが嫌だったのか、漕いでもなかなか進まないことが嫌だったのかよくわからないがヘソをまげてしまった。 いつもとは違う景色と体験でとても楽しかった。帰る前からまた西表島に来たくなった。子供たちには、いつか思い出してくれればうれしい。

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