日々山歩・79(ベンチと公衆電話)

恋には ベンチが必要である。 男には 女に告白するという役目がある。 (「あった」過去形かもしれない) 告白するということは かなりの覚悟と勇気がいる。 進学校や就職を決めるよりも たくさんのエネルギーを使った。 ベンチに座って告白できない恋もある。 その時の武器は公衆電話。 あ、あと大量の十円玉がいる。 赤電話は十円玉しか使えなかった。 十円玉を集めることも 男に課された仕事だった。 吉塚駅プラットホームの ベンチで告白した気持ちも 須崎・川端通りの緑色の 公衆電話から告白した恋も。 風に吹かれてしまったが。 思い出にはなっているよ。 過去を掘り返す作業がはじまる。 まあ、すぐ飽きるだろうか… https://youtu.be/BcHQh6qjyqQ