活動データ
タイム
08:32
距離
19.1km
のぼり
1424m
くだり
1601m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るまだ登山を始めていない3年前に済州島へ観光旅行に行って、ほぼ全ての観光名所を見学しました。今回は主にグルメ目的で3泊4日の旅行になりましたが、母と親戚の叔母さんが一緒だったので、2日目には南部の西帰浦(ソギッポ)の方で食事を楽しみ、3日目は自分ひとりで漢拏山に登り、母達は市場廻りをして色々と海産物を買いあさって過ごしました。 その漢拏山登山ですが、ナンとまぁ、登山に割り当てていた日だけ天気が悪く、せっかくの初の海外登山が雨中の登山になってしまいました。済州市の天気予報は、日本のものだと雨マークでしたが、韓国のものだと結構バラバラで、朝のうち雨でその後晴れなんて言うのもありました。あちらの予報は当てにならないと言いますが、わずかな望みをもって朝7時にホテルを出発しましたが、結局は7割方雨でした。おかげで、せっかくの山頂からの眺めも真っ白で全く何も見えず、風は強くてただただ寒かったです。往路で使った城坂岳(ソンパナク)登山道は9.6kmと長い道のりになりますが、標高1800m近くまで見晴らしが良くない中を黙々と歩いてきて、やっと展望が開けるところになっても雲の中では、面白味は正直言ってほとんどありませんでしたね。 山頂からは別ルートの観音寺(クァヌムサ)登山道で下りましたが、こちらは8.7kmの道のりの勾配の厳しい区間が多い道です。ただし、下り始めてしばらくすると雨が止み、その先で渓谷沿いに進む区間では霧の中の景観が楽しめました。ちなみに、このルートは向こうの人達は皆登りで使うのはやめた方が良いと言っていましたが、当初はハイカーの少ないこちらから登ろうかと思っていました。しかし、勾配が厳しいと雨の中では大変だろうと思い、皆が利用する城坂岳(ソンパナク)登山道で登りましたが、雨の中でも結構な数のハイカーが来ていたのはちょっと意外でした。 登山道は過剰なくらい整備されていますが、距離が長いことと、高低差が城坂岳(ソンパナク)登山道でおよそ1200m、観音寺(クァヌムサ)登山道で1400m弱にもなるので、結構大変です。ただし、基本的に単独峰なので、丹沢の山々を縦走して累積標高が2000m近くになるよりはもちろん楽です。漢拏山登山には時間制限が設けられていて、12時30分までに1500mほどの地点にある休憩所を通過しないと通行禁止になることと、2時過ぎになると山頂から下山するよう促されることで、日帰り登山が徹底されています。また、山中ではストーブ等の火気は使用禁止のため、山頂での食事も冷たいものを取ることになります。その反面、休憩所には売店があり、カップラーメン等がそこで食べられます。どちらの登山道も休憩所まではモノレールが敷かれているので、物資の販売は問題なく行なわれています。 韓国のハイカーさんらは、多くの皆さんが軽装でした。トレッキングシューズを履いている割合は50%程度で、足首までの靴下を履いていたり、靴下を履かずに直に靴を履いていたりで、見ていて長丁場&高低差が結構ある道ゆえに、靴擦れが起こるのではないかと思いますが、大丈夫なんでしょうか。また、雨の中の登山でも、皆さんレインウェアは用意しておらず、登山道入口の売店でビニール合羽を買ってそれを羽織っていました。雨なのに登山客は多かったものの、レインパーカーを着ていたのは自分ひとりだけで、ある意味浮いていました(笑。 登山道には結構ペットボトルや空き缶が捨てられていましたね。日本でももちろんたまに見かけますが、それよりもはるかに多かったです。特にガムや飴の包みを気軽に捨ててしまうようで、ちょくちょくそんなゴミが見られましたね。やはり登山者のモラルが今一歩高くないんでしょう。いや、登山愛好家ではない人達も自国の最高峰で整備が徹底された登山道ですから気軽にやってくるため、そうした人達が山でゴミを気軽に捨ててしまうのかも知れませんね。 何はともあれ、せっかくの初の海外登山したが(もう外国に行って登山することはないでしょう)、雨に見舞われたのは大変残念でした。しかし、韓国版「バカ尾根」城坂岳(ソンパナク)登山道と、厳しい勾配と渓谷が美しい観音寺(クァヌムサ)登山道の合計21kmほどのコースを歩き切れて満足できました。 【コース情況】 城坂岳(ソンパナク)登山道は出発地点の標高が750mで、中盤まで林道レベルのなだらかな登りが続きますが、最初のソクバッ休憩所から一般登山道並みの勾配になり、岩が並べられて階段状になったところが多くなります。標高1500mのつつじ畑(チンダルレバッ)休憩所から先の最後の区間は勾配が厳しくなりますが、木道や組立て階段が多くを占めているので、大変歩きやすいです。 観音寺(クァヌムサ)登山道は全体的に勾配が急で、標高1000m程度の耽羅(タンラ)渓谷から勾配が緩み、最後の区間はほぼ平坦な区間になります。こちらの道も階段や吊り橋、木道等でしっかり整備されていますが、岩の区間は意外と滑りやすいので要注意でした。登山道入口の標高は580mで、こちらから登る場合は1400m近い高低差になります。
活動の装備
- その他(Other)トプコン・スーパーDM
- その他(Other)CANMORE
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