奥美濃 花房山1158m~小津権現山1190m稜線登山

2017.04.30(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 59
休憩時間
2 時間 4
距離
11.2 km
のぼり / くだり
1398 / 1412 m
3 6
2 29
2 3

活動詳細

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4/30山行  知人から久し振りに山のお誘い 「花房に行きたいけど少し不安だから付いてきて欲しい」と。 了承し計画を練ることにしました... 【切っ掛け】 10数年前のことですが、通っていた大学は 岐阜でして校舎の上階からは山の眺めが 素晴らしく伊吹、養老、美濃の山々が一望でき 授業の空き時間はそこに居ることが好きでした。 次に行けそうな山を見て考えたり、 あそこを歩いたんだと思い楽しんでいました。 そのとき、いつも気になっていたのが 逆アーチと言うかスプーンでくり抜いた 様な形状で 稜線を湛える花房~小津権現間でした。 本当に綺麗でいつまでも見飽きない眺め。 行きたい候補でしたが当時の、花房~小津権現間の 稜線は登山道が無く藪も深く積雪期のみ山行可能な山。 急斜面とヤセ尾根で時間が掛かり山中テン泊、 熟達者向けと聞きいつかはそのスキルを付け行くと 当時の自分は思っていました。 数年前、山行ガイドブックを購入し事実を知って驚いたのですが 稜線に登山道が整備されたとありまして、状況は変わったけど 入り易くなったんだと思い機会があれば行こうと感じていました。 【安全管理】 調べると留意点が何点かありました。 コースタイムが7時間半前後なので同行者の体力的な不安。 花房で引き返す事も想定。休憩時間を長めにする。 何人か書かれてましたが東杉原登山口~花房山山頂間の ヤセ尾根(細尾根)見た写真では分かり難いですが高度感が 有る様。 小津権現直下は結構な急登らしい。 北斜面になるので残雪が 多いかも。対策としてアイゼン、スリング、カラビナ 簡易ロープ携帯。簡易チェストハーネスと自己確保できる様に準備。 登りを諦めても花房へ引き返すには時間的にキツイ。 ⇒結果的に直下で雪はありませんでした。 あまり良くはないけど 固定の虎柄ロープもこの斜面はしっかり貼ってあり、バランスを 保つのには使える感じです。 またガイドブック未掲載 でしたが、モレ谷から林道経由で小津集落に抜ける登山道が 整備されているようでした。 【東杉原~花房山】 樹林の中を進みます。700mより上から立派なブナが何本かありました。 イワウチワが沢山見れました。色が濃い花が多く見ごたえありました。 3か所程ヤセ尾根が出てきます。 一つ目めは、数メートルで後は 10~15m位だと思います。木を掴んで一歩一歩確実に行けば距離は 長くないので、あくまで主観ですが初心者以外は通過出来ると思います。 西峰から北へ登山道が折れます。そこから5分程背丈の笹薮を通過したとき ダニに何カ所かやられてしまいました。 【花房山~小津権現山稜線】 コース上はトラ柄ロープで方向など分かるように丁寧に整備されていました。 不安要素だった藪は完全に刈り取られていてコース左右10m位何もない状態。 歩きやすいですが景観的に残念というか少し過剰かもと思いました。 しかし、これ位刈らないと、すぐ伸びてしまうのでしょうね。 モレ谷分岐から小津集落への立て看板がありました。公式かどうかは 分かりません。(ヤマップ地図やガイドブックには未掲載の登山道) 稜線上はカタクリが沢山咲いてて心和みました。 小津権現直下の斜面は急登ですが積雪なしでしたので、苦労はなかったです。 【小津権現山~藤波谷登山口】 途中林道にいったん出てすぐに尾根に戻ります。旗が目印のようです。 枯れ葉や枝が多く登山道が見えにくいところもありました。 権現の森周辺はネットで囲われていて登山道も中に入っていきます。 念願かなってこの区間の稜線歩きを満喫できました。岐阜方面からの 写真が手元にないのが残念ですが、本当に綺麗な山容の稜線ですので 見る機会がある方は思い出して頂けると嬉しいです。 休憩時間長めで行きましたが知人が後半バテてしまい 標準タイムより遅めかと思います。 スタート地点までは事前予約(前日まで受付)してた タクシーで戻りました。 配車料金外の場所とのことで時間貸しで対応してもらいました。 藤橋の東杉原まで7090円です。 長文読んで頂きありがとうございました。

小津権現山・花房山 朝日と新緑で気持ち良く歩いていけます。
朝日と新緑で気持ち良く歩いていけます。
小津権現山・花房山 最初のヤセ尾根
細いところはそんなに長くないです。
最初のヤセ尾根 細いところはそんなに長くないです。
小津権現山・花房山 イワウチワ
イワウチワ
小津権現山・花房山 イワウチワ
イワウチワ
小津権現山・花房山 立派なブナ
尾根、中間から上部に掛けて見られました。
立派なブナ 尾根、中間から上部に掛けて見られました。
小津権現山・花房山 あちこちにイワウチワ
あちこちにイワウチワ
小津権現山・花房山 先ほどより長いヤセ尾根
木をホールドに一歩一歩慎重に。左右で谷の深さが違うので致命傷にならない側に少し意識して進みます。
先ほどより長いヤセ尾根 木をホールドに一歩一歩慎重に。左右で谷の深さが違うので致命傷にならない側に少し意識して進みます。
小津権現山・花房山 木々の間から天狗山1149m
木々の間から天狗山1149m
小津権現山・花房山 イワウチワの群生
木の根っこに固まって生えてます。
イワウチワの群生 木の根っこに固まって生えてます。
小津権現山・花房山 ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
小津権現山・花房山 西峰~山頂間
区間は短いですが深い藪の中を進みます。ダニに数カ所やられました。
西峰~山頂間 区間は短いですが深い藪の中を進みます。ダニに数カ所やられました。
小津権現山・花房山 花房山1190m
山頂にて
花房山1190m 山頂にて
小津権現山・花房山 花房山三角点と能郷白山
下に徳山ダムが見えます。
花房山三角点と能郷白山 下に徳山ダムが見えます。
小津権現山・花房山 能郷白山ズームで
今年はまだ雪が見えます。
能郷白山ズームで 今年はまだ雪が見えます。
小津権現山・花房山 これから向かう稜線
右奥が小津権現山
これから向かう稜線 右奥が小津権現山
小津権現山・花房山 稜線上
稜線上
小津権現山・花房山 稜線上
稜線上
小津権現山・花房山 稜線上下り
稜線上下り
小津権現山・花房山 稜線上
ポイント各々トラ柄ロープでコースが分かるようにしてあります。
稜線上 ポイント各々トラ柄ロープでコースが分かるようにしてあります。
小津権現山・花房山 カタクリ
ヨコ
カタクリ ヨコ
小津権現山・花房山 一番綺麗に咲いてたカタクリ
正面
一番綺麗に咲いてたカタクリ 正面
小津権現山・花房山 スミレサイシンぽい
スミレは難しいです
スミレサイシンぽい スミレは難しいです
小津権現山・花房山 キクザキイチゲ
キクザキイチゲ
小津権現山・花房山 稜線鞍部モレ谷分岐
東側に林道が見えました。
ここから小津集落へ降りれるみたいです。
稜線鞍部モレ谷分岐 東側に林道が見えました。 ここから小津集落へ降りれるみたいです。
小津権現山・花房山 稜線鞍部モレ谷分岐
木が広く刈ってあるので休憩に丁度いい感じです。
(くり抜き稜線底なので)ある意味今回一番来たかった地点
稜線鞍部モレ谷分岐 木が広く刈ってあるので休憩に丁度いい感じです。 (くり抜き稜線底なので)ある意味今回一番来たかった地点
小津権現山・花房山 小津権現直下の急登
懸念していた積雪はなかった。
小津権現直下の急登 懸念していた積雪はなかった。
小津権現山・花房山 小津権現山1158m山頂
小津権現山1158m山頂
小津権現山・花房山 霞の向こうが濃尾平野
霞の向こうが濃尾平野
小津権現山・花房山 山頂~藤波谷登山口間
登山道は細めで、枯葉や枝が多くしっかり見て進みました。
山頂~藤波谷登山口間 登山道は細めで、枯葉や枝が多くしっかり見て進みました。

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