近畿遠征3日目。熊野古道中辺路前編

近畿遠征3日目は世界遺産の熊野古道中辺路。 熊野本宮近くの駐車場に車を預け、バスで滝尻王子へ。9:45分頃に滝尻に到着。準備をしてスタートです。本日の目標は熊瀬川王子手前の休憩所。そこでテント泊する予定。 なめていたのでビックリの急登からスタートです。 素晴らしい天気で、綺麗な新緑のなかを黙々と歩きます。 結構な登りがたくさんあり、テン泊装備(20kg位かな)がこたえます。 予定より遅れて道の駅に到着。親子丼を食べて、めはり寿司を夕食用に購入しました。 テン泊予定の熊瀬川王子を諦めて、中辺路美術館隣の公園でもいいかなと半ば諦めながら歩きます。 中辺路美術館のある近露王子についた時にまだまだ明るかったのと、翌日の行程を考えて、予定通りの熊瀬川王子を目指す事にしました。この時点で16:30 頃。 野中の清水に17:30頃到着し、水を確保。とても美味しい水。さすが名水100選！ ルートを戻り、民家がある狭い道を歩いていると、前方からアルファードがハイビームで接近して来ます。なんか嫌な気分で端に寄ると、車が停まり窓が開き大柄な外国人の男性が「どこまでいくねん？しんどそうやから乗せてこうか？」と。大丈夫とこたえると「じゃ、ウチに来て泊まれば？」と優しく誘ってもらいましたが、この先の熊瀬川王子でテン泊するんだよ〜と答え、「なんかいるものないか？」というので、冗談半分でビール持って来て！と答えておきました。 新高尾トンネル入口にテン泊してるかたを発見。 そのまま先を目指します。 18:30頃、あたりが薄暗くなってきたところで、ようやく目的地の休憩所に到着。暗くなる前に急いで設営しました。 夕食はめはり寿司と麻婆春雨と、ワンタンスープ。 ビールは準備できなかったので、芋焼酎のお湯割を私だけ飲みました。 お腹がいっぱいになったので21:00頃就寝しました。 ところが、少しすると遠くから「オーーーーイ！千葉から来ているふたりのにいちゃんおるか〜〜？」と怪しい声が。もしかしてと思い外に出ると、先ほど出会った外国人が。大柄な方なのでそこしビビっていると「ビールもってきたでー」と。こんな山の中までわざわざ持って来てくれて信じられませんでした。ビールのほかにも野中の清水2Lと多分奥さまが作ってくれた大盛りの美味しい暖かいパスタを差し入れてくれました。本当に有り難かったです。少しお話しして、おお礼をして別れました。この方は、ニュージーランド出身で大阪に12年ほどいて、その後、中辺路に来たそうです。日本人の奥さまと４人のお子様がいて、翻訳のお仕事をしているとのことでした。機会があれば、お返ししたいとおもいます。すごく楽しい素晴らしい出会いでした。