活動データ
タイム
20:21
距離
17.3km
のぼり
2151m
くだり
2159m
活動詳細
すべて見るGWは、挑戦山行で頑張りました、わたし。 北アルプス杓子岳の双子尾根と呼ばれるバリエーションルートでピークハント、そのまま白馬鑓ヶ岳へ。白馬鑓ヶ岳温泉脇の雪渓を下り、猿倉へ戻る。 2泊3日、テント泊山行です。 もちろん師匠と一緒です。 さらに、師匠もこのルートはお初😀 先月白馬主稜を上ったとき、左手に見えていたこの尾根にヨダレを垂らしていたそうで。 「キツイかもしれないけど、勉強と思って行ってみる?」 と誘われたのです。 数少ないレポを頼りに心と装備の準備をしました。 雪稜&雪壁のルート、という文字に緊張。 師匠から、アックスでの登攀を教えてもらうたびに緊張。 易しくはないルート、ザックの重量は減らせるだけ減らしますが、何しろテント2泊、2人分。 なんとか15キロ弱に収めました。 冬季と違って気温が高いのが救い、シュラフも先月の唐松より1つレベルダウン出来たのが大きいです。 お水も現地調達が基本。北アルプス(無理矢理)雪解け天然水です😊 テント本体やかさばる生食材は師匠持ち。彼にはこのくらいのハンデをつけた方が良いのです(笑) *1日目* 猿倉から登山開始。 この日のゴールは、テン場となる樺平です。 だだっ広い雪原のコルにシンボルの岳樺が1本。このルートで楽しみにしていた所です。 それまではひたすら登り。標高差は890。 途中ナイフリッジの入門箇所もあり、そこそこ緊張します。 テン場にはわたしたち以外にもう一組のみ。 静かで快適なテント泊でした。 ときどきどこかで雪崩れる音が響いてました。 *2日目* 気温が高く想像以上に雪が腐り始めているので、朝方しまっているうちにと出発。 今日で、2つのピークを踏む予定です。 まずは杓子岳。その後に白馬鑓ヶ岳。 両方とも2年前のちょうどこの時期に訪れている場所。 もちろんその時は、通常ルートでした。 杓子岳のこのルートから上がって来たパーティーに山頂で遭遇したことを思い出します。 ヘルメットにハーネス、ザイル、ピッケルやアックスの彼等を眩しくも別次元のように思っていました。 まさか自分がこうして登るとは。 嬉しいのと緊張が混ざります。 本当に怖かったのは2箇所。 1つ目。先行する彼にくっつき過ぎたわたしは、ルートを見直すためクライムダウンする彼の落とす石の礫を浴びることに😱 一つ物凄い衝撃があり、後で確認するとメットが凹んでました。 また、クライムダウンの怖さも実感しました。 垂直だと足下が見えない。 怖い、と思うと本当に動けなくなるんですね…💦💦 2つ目。杓子岳山頂直下の、岩を巻く雪壁。 頼りになるのはわずかな岩や両手に持ったアックス(師匠は、ダブルアックス信奉者なのです)。そして蹴り込むアイゼン。 手足のいずれかもミスったら墜ちます。 3000メートル級の高度感はゾクゾクするものがあり、ただただ一挙手一投足に集中しました。 山頂に立った時の安堵感と感動。 見守っていた師匠の方が泣きそうでした😄💦 これまでで一番感動した頂上でした♪ 樺平から杓子岳山頂までの標高差は700。 そのまま白馬鑓ヶ岳へ。 ほとんど使い果たしたヘロヘロの体で向かう山頂はきつかったです。考えてみたら空気も薄いわけで😅 途中パンを囓りながらやっと登頂。 でも、気を抜くことはないけど、死ぬ心配なく歩けるのは本当に幸せでした😀 山頂には山スキーヤーとボーダーばかり。 ここから滑るなんてわたしには想像つきません…😵でもきっと楽しいんだろうな♪ 山頂から降りた場所をテン場に決定。 こんな場所に張れるのは、自覚と自己責任、そして限られた条件付きです。 *3日目* ほぼ無風との予報は当たらず、 西風が強く…テント内のお水も薄氷が張る寒さで起きます。 なんとか日の出は見られたものの、みるみる厚い雲が押し寄せてきました。 撤収、撤収~💦💦 鑓ヶ岳温泉方面への下山、初日の尾根分岐だった小日向のコルを目指します。 夏道ではないこのルート。 雪が溶ければなんと滝の道です。 季節ってすごい😆 下れば下るほど、風は弱まり、陽射しも出てきて、あっという間に夏の気温に🌞 結構斜度のある雪渓は、お隣大雪渓にも匹敵のボリュームでした。 ひたすら長くときどきツボる…。 バンバン下りる頭の中は、お風呂・ご飯の2つだけ。 途中電波が入る場所で、師匠が確認の電話を入れてくれます。 ワクワク♪お風呂!ご飯!お風呂!ご飯! 途中、秘湯中の秘湯である雪渓脇にある白馬鑓ヶ岳温泉を覗きます😊 テントが数張り。お風呂に入れる貴重なテント場♪硫黄の匂いがしてます。 こんな場所なのに、お風呂はとてもきれいでした。 泊まっていた方にお話を聞くと、熱湯だそうで💦 でも良い泉質だから、ぜひ♪と。 男だったらパパッとスッポンポンになるところ…😀 その後、今回最後の急登である登り返しを頑張って小日向のコルへ、その後無事に猿倉へ戻りました。 標高差は約1670。 天気予報によると、この間気温が氷点下は下回らないとのことでした。 でもそこはやっぱり春の高いお山。 なにがどう変わるかはわかりません。 念のための防寒対策は必須です。 標高差や距離って、目安にしかならないこともお山に登るたび感じます。 ルート、季節、その日の天候。さらには時間帯。 自分のレベルはもちろん、条件に応じての判断もとても大切ですね。 それを踏まえて、少し挑戦して殻を破りレベルアップを計る。すると、格段に見える世界が変わるものです。 …と、師匠の受け売りでした!(笑) 麓は春真っ盛り。 お花も新緑も、一気にやって来る雪国の特別な春です。 春っていいなぁ、と癒やされます♡ ご飯とお風呂を済ませて、お見事な満開の桜を見物。 その後、なんと、moutonさんと合流してご挨拶♪ 燕岳登頂のあと、そのまま八方入りして唐松登頂されたのだそうで…😆👍 近くにいるからご挨拶♪を白馬で出来るなんて嬉しいサプライズでした。なんかフツーじゃない発想だけど(笑) お疲れさまでした😊 ☆今回のお山ご飯☆ 最近お山ご飯に目覚めた師匠、「俺に任せろ~💪」とお野菜たっぷり鍋です。 とっても美味しかった! ぜひ家でもキッチンに立って貰いたいものです😅 師匠は、豚肉・牛肉・ソーセージの肉オンパレード。 鶏肉しか食べないわたし、温玉と味付けウズラの卵で対抗(笑) とにかく、食べる物と量は大切☆ お山では如実にパフォーマンスに直結します! わたし、お山炊飯に悪戦苦闘してます…😥 無洗米、浸水時間、火加減と時間、なかなかコツがつかめません…(/_;) いつもお上手に炊いている方々、尊敬です✨ 忙しい山行のお昼は行動食になりがち。 喉が渇きにくい、蒸しパン!これ本当におすすめです♪ 汗かきのわたし。 汗対策も課題でしたが、年明けから愛用している、ミレーのダイナミックメッシュ。 今回も変わらず汗冷えや不快感知らずでした👍
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