細川尾根から登る、武奈ヶ岳

2017.05.05(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 14
休憩時間
58
距離
10.8 km
のぼり / くだり
1051 / 1051 m
2
3 17
23
1 18
7

活動詳細

すべて見る

 GWど真ん中の武奈ヶ岳は、とうぜんすごい賑わいです。でも、ほかの人に惑わされず静かにマイペースで登りたいなぁ、なんて思う方にピッタリのコース、歩いてきました。それは、細川尾根。この尾根は、武奈ヶ岳のほぼ山頂から北西にまっすぐ突き出た尾根で、その末端は葛川細川町に達しています。  車はいつものように坊村の橋を渡った先の葛川市民センターの駐車場にとめ、まず尾根の取り付けまで4kmほど歩きました。出町柳からのバスが25分後だったので、待つことも考えましたが、ウォーミングアップがてら、歩こうと思い立ち、国道の歩道を北へ。葛川貫井町で国道と離れ、集落への道に入りました。バス利用の場合は、貫井のバス停で降りればばっちりです。もちろん、細川まで行って、そこから戻る感じでもいいです。  細川尾根は入口にベンチがあってわかりやすいです。その後も赤いペンキで杉の幹や石に印を書いてくれているので、迷うことはありませんでした。勾配は、基本的にきつく、距離を取ったグラフで見ていただいたらよくわかりますが、下りに使った御殿山尾根より、だいぶ平均的にきついです。水平距離では2.4kmほどで、ほぼ山頂に着きます。でも、きついだけではなく、標高600mを過ぎればスギ植林から脱出し、その後はブナを交えた大変美しい二次林を登っていきます。花も、スミレ類のほか、イワウチワや、イワナシが上部で見れました。  案の定、細川尾根は登り始めから山頂近くで一般ルートに合流するまで、誰にも会いませんでした。で、すぐに山頂。ここは人また人。過疎地の寒村から大都会に飛び出してきたような感覚でした( ;∀;)

比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 葛川坊村・葛川市民センターの大駐車場は8:15の時点で7割ほどの駐車でした。さすが大きいので、まだ余裕あります。
葛川坊村・葛川市民センターの大駐車場は8:15の時点で7割ほどの駐車でした。さすが大きいので、まだ余裕あります。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 橋を渡って坊村へ。いつもなら煙の立っている方向へ向かうのですが、今日は国道を左へ。出町柳からのバスが来るまで25分ほど。待たずに歩くことに。
橋を渡って坊村へ。いつもなら煙の立っている方向へ向かうのですが、今日は国道を左へ。出町柳からのバスが来るまで25分ほど。待たずに歩くことに。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 しばらくは国道沿いの花を。これはカキドオシ(シソ科カキドオシ属)。
しばらくは国道沿いの花を。これはカキドオシ(シソ科カキドオシ属)。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 シャク(セリ科シャク属)
シャク(セリ科シャク属)
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 車がビュンビュン走っていますが、、たまにこうして静かになります。
車がビュンビュン走っていますが、、たまにこうして静かになります。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 国道&安曇川の向こうの山。青空と新緑がきれいです。
国道&安曇川の向こうの山。青空と新緑がきれいです。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 シャガの大群生地がありました。
シャガの大群生地がありました。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 シャガ(アヤメ科アヤメ属)
シャガ(アヤメ科アヤメ属)
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 あっ、バスに抜かれた!
あっ、バスに抜かれた!
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 懐かしい看板。
懐かしい看板。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 セイヨウタンポポ(キク科タンポポ属)
セイヨウタンポポ(キク科タンポポ属)
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 貫井のバス停の近く。ここで、国道と分かれて右の道へ。
貫井のバス停の近く。ここで、国道と分かれて右の道へ。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 しばらくは舗装道ですが、くるっと曲がるところで、スギ林の中のこんな道へ。
しばらくは舗装道ですが、くるっと曲がるところで、スギ林の中のこんな道へ。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ベンチのところが細川尾根への入口です。
ベンチのところが細川尾根への入口です。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 これが細川尾根へ入っていく道。丸棒には「遺され村の美術展」と書かれています。6月までの美術イベントだそうです。
これが細川尾根へ入っていく道。丸棒には「遺され村の美術展」と書かれています。6月までの美術イベントだそうです。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 確かに、石積みなど、かつての村の遺構がたくさん残っています。もう杉林になってしまっていますが。
確かに、石積みなど、かつての村の遺構がたくさん残っています。もう杉林になってしまっていますが。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 こんな感じの道です。山腹を登っていきます。
こんな感じの道です。山腹を登っていきます。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ようやく尾根芯に出ました。まだ、スギの植林帯です。
ようやく尾根芯に出ました。まだ、スギの植林帯です。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 標高600mあたりでスギ林が終わり、美しい二次林に入ってきました。
標高600mあたりでスギ林が終わり、美しい二次林に入ってきました。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 赤いペンキでルート表示してくれています。
赤いペンキでルート表示してくれています。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ブナが出てきました。
ブナが出てきました。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ブナの新緑。
ブナの新緑。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 このブナ、いくつかの株が集まって大きな株を作ってる?
このブナ、いくつかの株が集まって大きな株を作ってる?
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 標高約800m。岩が出てきました。
標高約800m。岩が出てきました。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ハウチワカエデ(カエデ科カエデ属)の新緑と花。
ハウチワカエデ(カエデ科カエデ属)の新緑と花。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 コタチツボスミレ(スミレ科スミレ属)ではないかと思います。「タチツボスミレと比べると小型で、茎はほとんど立ち上がらず、地面をはう様に生育する」などの特徴がほぼ一致。この尾根で見たタチツボスミレは、非常に葉が小さいものが多かったです。
コタチツボスミレ(スミレ科スミレ属)ではないかと思います。「タチツボスミレと比べると小型で、茎はほとんど立ち上がらず、地面をはう様に生育する」などの特徴がほぼ一致。この尾根で見たタチツボスミレは、非常に葉が小さいものが多かったです。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 振り返ると、安曇川谷を挟んで、白倉岳950m。右が山頂です。左は中岳。
振り返ると、安曇川谷を挟んで、白倉岳950m。右が山頂です。左は中岳。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 標高900mを超えました。スギの若木が増えてきました。自然に生えたものでしょう。
標高900mを超えました。スギの若木が増えてきました。自然に生えたものでしょう。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 Oh! How sexy!? 綿向山の珍変木「幸福のブナ」も真っ青です。第二の幸福のブナとして売り出しましょうか?ただ、残念なことに、隙間が狭すぎてくぐれません。しかも健全なお子様には説明できませんね^^
Oh! How sexy!? 綿向山の珍変木「幸福のブナ」も真っ青です。第二の幸福のブナとして売り出しましょうか?ただ、残念なことに、隙間が狭すぎてくぐれません。しかも健全なお子様には説明できませんね^^
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 このブナはでかい。
このブナはでかい。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ぼくの手でこの大きさわかっていただけますでしょうか?
ぼくの手でこの大きさわかっていただけますでしょうか?
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 木の隙間から、釣瓶岳1098m。
木の隙間から、釣瓶岳1098m。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 標高1000m。蛇谷ヶ峰902mも見えてきました。
標高1000m。蛇谷ヶ峰902mも見えてきました。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 標高1050m。
標高1050m。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 イワウチワ(イワウメ科イワウチワ属)がきれいです。
イワウチワ(イワウメ科イワウチワ属)がきれいです。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 イワナシ(ツツジ科イワナシ属)
イワナシ(ツツジ科イワナシ属)
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ピンクの筒状のかわいい花が春に咲くツツジの一種です。主に日本海側で自生しますが、滋賀県には湖南まで分布しています。
ピンクの筒状のかわいい花が春に咲くツツジの一種です。主に日本海側で自生しますが、滋賀県には湖南まで分布しています。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 山頂到着です。北から登りついたのは初めてかも・・・
山頂到着です。北から登りついたのは初めてかも・・・
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 二等三角点「武奈岳」、標高は1214.2mです。
二等三角点「武奈岳」、標高は1214.2mです。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 記念撮影。近くの人に撮っていただきました。
記念撮影。近くの人に撮っていただきました。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 とりあえずカンパ~い
とりあえずカンパ~い
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 日本海(若狭湾)もはっきりと。
日本海(若狭湾)もはっきりと。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 振り向けば琵琶湖。
振り向けば琵琶湖。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 コヤマノ岳方面は残雪たっぷりです。
コヤマノ岳方面は残雪たっぷりです。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 下りは、御殿山尾根で坊村目指します。振り返る山頂。
下りは、御殿山尾根で坊村目指します。振り返る山頂。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 中央がシャクシコバノ頭。左に堂満岳。右に烏谷山。
中央がシャクシコバノ頭。左に堂満岳。右に烏谷山。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ショウジョウバカマ(ユリ科ショウジョウバカマ属)
ショウジョウバカマ(ユリ科ショウジョウバカマ属)
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ワサビ峠
ワサビ峠
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属)
ミヤマカタバミ(カタバミ科カタバミ属)
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 タチツボスミレの群生。こちらは「コ」がつくかどうか微妙なところ。分類上この二種の区別は非常にむつかしいそうです。
タチツボスミレの群生。こちらは「コ」がつくかどうか微妙なところ。分類上この二種の区別は非常にむつかしいそうです。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 マクロで。
マクロで。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 シハイスミレ。タチツボさんとは顔がずいぶんと違います。
シハイスミレ。タチツボさんとは顔がずいぶんと違います。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ニシキゴロモ(シソ科キランソウ属)
キランソウと似てますが、毛が少なく、葉が紫がかってるので、ニシキゴロモの方でしょう。
ニシキゴロモ(シソ科キランソウ属) キランソウと似てますが、毛が少なく、葉が紫がかってるので、ニシキゴロモの方でしょう。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 オオイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)通常のイワカガミより葉が大きい日本海性。
オオイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)通常のイワカガミより葉が大きい日本海性。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 ツチハンミョウ。猛毒の虫で、いわば昆虫界のトリカブト。
ツチハンミョウ。猛毒の虫で、いわば昆虫界のトリカブト。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 トキワイカリソウ(メギ科イカリソウ属)
トキワイカリソウ(メギ科イカリソウ属)
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 アップです。
アップです。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 最後はスギ林の急降下。
最後はスギ林の急降下。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 明王院。
明王院。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 明王谷の新緑を見ながら、今日の歩きも間もなく終了。
明王谷の新緑を見ながら、今日の歩きも間もなく終了。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 カンアオイの仲間(ウマノスズクサ科カンアオイ属)目立たない花が咲いています。ミヤコアオイあたりではないでしょうか。
カンアオイの仲間(ウマノスズクサ科カンアオイ属)目立たない花が咲いています。ミヤコアオイあたりではないでしょうか。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 花をアップで。今回のルートのどこかで見ましたが、貴重な種なので詳しい場所は隠しておきます。
花をアップで。今回のルートのどこかで見ましたが、貴重な種なので詳しい場所は隠しておきます。
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 今日は二人で登場です。お出迎えCats!
今日は二人で登場です。お出迎えCats!

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。