魂が歓喜する小窓尾根から

2017.05.04(木) 3 DAYS

活動データ

タイム

29:19

距離

16.9km

のぼり

3482m

くだり

1811m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 39
休憩時間
3 時間 47
距離
5.8 km
のぼり / くだり
1410 / 52 m
23
DAY 2
合計時間
13 時間 26
休憩時間
10 時間 23
距離
2.3 km
のぼり / くだり
835 / 283 m
DAY 3
合計時間
7 時間 13
休憩時間
1 時間 23
距離
8.4 km
のぼり / くだり
1025 / 1467 m

活動詳細

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1日目の川渡渉は雪の梯子があって高巻きなしで時間節約 雷岩からの登りは荷物も含めてきつかったー。 お天気が良かったため想像以上に汗をかき1Lの水では足りず 1800M付近から足がつり出すが予定地点1660M地点より高度を上げて2120Mピーク地点まで頑張って登った そこは360度の絶景 昨年歩いた赤谷尾根と早月尾根 これから進む小窓尾根のニードル、ドーム そして眼下に広がる富山湾に沈む夕日の光のシャワーを全身に浴びながら エネルーギーのチャージ。 残念だったのは我らのテンバで休憩していたカップルが先に進み すぐ先のコルで滑落したらしく救助のヘリが狭い谷で3回目のホバリングで救助活動をしていた。 次の朝その地点を通過した時 置きっぱなしなったテントリックがピッケル等でくくられていた。 これを見て虚しさで心がいっぱいになった。 ものすごく近くにいても助けの声が聞こえなければ 山ではその先の事故もわからず孤独だ 雄大な自然の中でのちっぽけな私たち。 この夜はため息しかでなかった。。。。 この事件は頭から離れることなく帰って無事を確認しホッとした。 2日目 昨日の滑落のこともあってコルに下がる時はロープで懸垂 そして登り返しの雪壁も急登であったがトレースもあり蹴り込んでダブルアックスで登る ここから小窓尾根へのウオーミングアップらしい。 急斜面を上がり前方に尖ったニードル見えて大迫力。 2260Mあたりでもテント設営の後が残っていた。 2300M付近で基部を右側に小さく8Mくらい懸垂下降で巻き 草付きの凍った壁をダブルアックスで確認しながら結構なスピードで登りきった。 ドーム山頂から見る劔尾根の黒い岩綾の逞しさと冷酷さは美しくもありなんと猛々しいお姿であろうか! さすがにいつか行こう!とは思わなかった。こうしてじっくり見られるだけでいい。 ピラミッドピークの取り付きでは リーダ先行の後、ヨチヨチ歩きの私たち2人は 初めてのハンドアッセンダーを使って登高 ロープを張ってくれている安心感で ここは難なく登る 馬の背でもロープで安全確保 そこからマッチ箱への登り開始はじめの岩綾でもLがロープを張って 出だしの岩場の登りでてこづり、ずり落ちるがハンドアッセンダーのおかげさまで止まる。 ヒヤッとした一瞬でもう一度トライし無事登りきる。 ここが今回の一番の核心であった。 その後、トラバース、雪壁でもロープを出し安全確保しながらダブルアックスで安定して登る。 小窓の頭2650Mを越え、 目の前に迫る小窓の王に圧倒された。え、え、え、え、え、 ここ登るの〜去年ここ登った記憶がなーい。。。。 さすが王の貫禄、その岩の中へ行くっきゃないでしょ。 三ノ窓へは2回の懸垂とトラバースのロープ。 無事ここまで到着して、整地に力をそそぐ。 3日目 天気予報は雨確定でしたが3時起床。 幕営地出発の時は雨が降っていなかったので わずかな望みを持ちながら35分で一気に池谷ガーリーを登り上げる。 去年は50分だったので記録を大幅に更新。 こんな時はなぜかランナーにスイッチがはいっちゃうやん笑 池の谷乗越しに到着した頃には雨風も強くなったので 本峰を踏むのはさっさと諦め長次郎雪渓を一気に下る。 上空でのジェット気流の音が凄まじく逃げろ〜 しかし、ここからがホントの試練であった! 劔沢雪渓の登りで 大きなリーダーもよろけてしまうほどの突風と横なぶりの雨と氷の粒が顔にあったって痛い。 飛ばされないようにピッケルをさしながら低空姿勢。 身体も濡れて体力が奪われていくのがわかる。 疲労したからといって休憩を取るともっと寒くなって動けなくなってしまうだろう。 みんなブルブル震えていた。 太ももアゲアゲなんとか劔御前小屋までたどり着き、あったかいココアとストーブで回復? ここでストーブの前から離れがたいが Lが服が乾くわけでもないしキリがないからと出発時間を決める。 外でたら余計寒く感じるし。。。。忍の一文字と気合だ!気合! 雷鳥平までは一気に駆け下たものの、ここから室堂への登り返しは噂の牛歩 ここが一番長くて辛かった。 足を前に進めるのが皆んなやっとやっと。 雨が降っているから観光客は少ないだろうとボロボロな身体で考えていたら甘かった〜 外国人ツアー客の多いことったら。。。 そんな人混みを大きなリックを持ちながら足早に抜けて扇沢に到着。 大町温泉薬師の湯で汗を流し穏やかな里で天空の光景に想いを寄せた。 気が付いた時には家のベットでいい子で寝てたし。  笑 私の技量を超える小窓尾根でしたが、 リーダーのサポートで登ることができました。 ありがとうございました。 PS ゴールデンウイークはあっちこっちで滑落事故があって 山人を待つ方もホント心配ですよね。 源次郎尾根でベテランでも巻き込まれてしまう雪崩で亡くなった方に黙祷を捧げます。 ============================= ログの記録は一部ずれていますがこんな感じ。 参加メンバー4人 5/4  晴れ 活動時間活動時間 7時間39分 活動距離活動距離 5.78km 高低差高低差 1,375m 累積標高上り/下り累積標高上り/下り 1,409m / 34m 消費カロリーカロリー 1673kcal スタート06:37→7時間39分→ゴール14:16 2120M地点幕営 5/5 晴れ 活動時間活動時間 11時間30分 活動距離活動距離 2.29km 高低差高低差 578m 累積標高上り/下り累積標高上り/下り 739m / 206m 消費カロリーカロリー 1039kcal スタート 05:07 ↓ 小窓ノ王15:20 - 16:26 (1時間6分) ↓ 三の窓ゴール16:30 5/6 曇り 突風豪雨 活動時間活動時間 7時間30分 活動距離活動距離 17.00km 高低差高低差 2,120m 累積標高上り/下り累積標高上り/下り 3,408m / 1,720m 消費カロリーカロリー 2009kcal 三の窓スタート05:00 ↓ 池の谷乗越し5:35 ↓ 剣御前小屋 10:16 - 11:10 (54分) ↓ 42分 雷鳥沢ヒュッテ 11:52 - 11:55 (3分) ↓ 14分 雷鳥荘 12:09 - 12:12 (3分) ↓ 44分 ゴール 12:30

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