茂來山、そして天狗山 連休終盤、サクッと山歩き

2017.05.06(土) 日帰り

活動データ

タイム

05:46

距離

23.3km

のぼり

1579m

くだり

1011m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 46
休憩時間
44
距離
23.3 km
のぼり / くだり
1579 / 1011 m
19
1 19
40
1 29
34
26

活動詳細

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連休終盤の土曜日、天気がさほど芳しくない。陽射しはせいぜい午前中くらいしか望めそうにない。先日、話題に上がった茂來山に行ってみることに。自宅から霧久保沢登山口まで2時間ほどかかる。7時ごろには歩き始めることができるよう5時半ごろに家を出る。午後から天気が崩れる予報だが、青空が見えている。中央道にのり、サイドミラーを見ると、富士山が映っている。 清里を超え、野辺山を下り、小海を通り抜け、ようやく国道299号へと右折していく。茂來山は、こぶ太郎という大トチノキがウリのようで、道中、なん箇所か看板がかかっている。国道から林道に入り、左、そして右へ進むと、よく整備された駐車場に到着する。先行車が1台とまっている。 手短かに身支度を整え、出発する。駐車場から20分ほど林道を進む。新緑が朝日を浴びて輝いている。朝の空気が美味しい。 登山道に入るといくらか傾斜が増すが、まださほどではない。コブ太郎まで500メートルの看板を右手に過ごし、さらに進んでいく。すると右側の沢沿いに木材のステージが設えられた大木が見えてくる。樹齢250年の大トチノキ。枝が一本折れているのが痛々しいが、名のごとくあちこちにコブをまとっている。 登山道に戻りふたたび登っていく。途中、水源の水場で喉を潤す。そして、沢沿い、標高差300メートルはありそうな急坂を一気に登っていく。上に行くに従い、斜度がどんどん増して行く。立ち止まることなく、一歩一歩足を前に出す。尾根で槙沢登山道と合わせると、もうひと登りで山頂に到着する。 雲が多いものの山頂からの景色は素晴らしい。風が涼しくて汗が引いて行く。晴れていれば、八ヶ岳、浅間山はもちろん、後立山連峰、谷川岳、富士山まで見えるだろう。この日は、両神山、苗場山を見ることができる。 山頂には祠や石碑などが据え付けられている。茂來山を愛する、とのフレーズがいくつか書いてある。慕われている山なんだなぁと感じいる。 山頂の気分を満喫し、来た道を戻る。登りはあれほど苦労したのに、下りは速い。ぐんぐん高度を落としていく。そして、あっという間にコブ太郎まで降りてしまう。コブ太郎には、7、8人がいる。あいさつして、これからあの急坂に向かうらしい姿を横目に、さらに下っていく。 薄暗い登山道から明るい林道に出る。砂利道をだらだら歩き、駐車場に到着する。 このあと、まだ時間が早いということで、天狗山に立ち寄ることに。馬越峠まで車で移動。登山口の案内板によると山頂まで1時間。移動中に雨がポツポツ来ていたのが少し心配だが、とにかく出発する。 まず、80メートルほど登り上げ、平坦な尾根道になる。そこから何度かアップダウンを繰り返して行くと、正面に特徴的な山が現れる。この辺りから、岩場が始まる。ロープがつけられているが、一つ一つのギャップがそれほど大きくないため、苦労はない。 この山の頂も絶好の展望台。正面には男山とそれに至る尾根が続いている。だが、今日はここまで。来た道を戻り、山歩きを終える。

御座山 霧久保沢登山口の駐車場には先行車が一台のみ、静かな山歩きの予感がする。立派な案内板が整備されている。
霧久保沢登山口の駐車場には先行車が一台のみ、静かな山歩きの予感がする。立派な案内板が整備されている。
御座山 青空に刷毛で引いたような淡い雲、朝陽が新緑に差し込んで輝いている。
青空に刷毛で引いたような淡い雲、朝陽が新緑に差し込んで輝いている。
御座山 駐車場から20分ほど、砂利が敷き詰められた林道を歩く。少し広くなったどん詰まりの奥に、さらに先へ誘うかのように細い道が伸びていく。
駐車場から20分ほど、砂利が敷き詰められた林道を歩く。少し広くなったどん詰まりの奥に、さらに先へ誘うかのように細い道が伸びていく。
御座山 ここは沢が多い。いく段にも流れ落ちる小さな滝に心が癒される。
ここは沢が多い。いく段にも流れ落ちる小さな滝に心が癒される。
御座山 よく整備された登山道を気持ちよく歩いていく。
よく整備された登山道を気持ちよく歩いていく。
御座山 250歳の大トチノキのコブ太郎、しっかりと健気に、懸命に生きている。かつて木の実で人々の暮らしを支えたといったことが書かれている。
250歳の大トチノキのコブ太郎、しっかりと健気に、懸命に生きている。かつて木の実で人々の暮らしを支えたといったことが書かれている。
御座山 水源の水場、冷たくてまろやか、美味しい。水を汲みやすいように先を斜めに落とした竹筒が据えられている。
水源の水場、冷たくてまろやか、美味しい。水を汲みやすいように先を斜めに落とした竹筒が据えられている。
御座山 ここから延々300メートル以上、登りが続く。しかもひょうこうが上がるほどに傾斜がきつくなる。
ここから延々300メートル以上、登りが続く。しかもひょうこうが上がるほどに傾斜がきつくなる。
御座山 ようやく尾根にたどり着く。ここで槙沢登山道と合流する。八ヶ岳側と上州側の両方が見える。
ようやく尾根にたどり着く。ここで槙沢登山道と合流する。八ヶ岳側と上州側の両方が見える。
御座山 あとは痩せた尾根道をひと登り。
あとは痩せた尾根道をひと登り。
御座山 茂來山の山頂に到着する。立派な祠が安置されている。茂來山を愛する人々の思いが満ちている。
茂來山の山頂に到着する。立派な祠が安置されている。茂來山を愛する人々の思いが満ちている。
御座山 八ヶ岳、ほとんどが雲に覆われている。山裾が見えていて、そこに気高い山容をイメージする。
八ヶ岳、ほとんどが雲に覆われている。山裾が見えていて、そこに気高い山容をイメージする。
御座山 浅間山は雲の中で全く見えない。佐久の町並みが穏やかに広がる。
浅間山は雲の中で全く見えない。佐久の町並みが穏やかに広がる。
御座山 この花がたくさん咲いている。
この花がたくさん咲いている。
御座山 大迫力の大トチノキがもう一本、道沿いに立っている。この木にも是非とも名前をつけてあげたい。
大迫力の大トチノキがもう一本、道沿いに立っている。この木にも是非とも名前をつけてあげたい。
御座山 霧久保沢登山口の駐車場から、車で小海、北相木、南相木を通って馬越峠の天狗山登山口まで移動する。ここにも先行車が一台だけとまっている。
霧久保沢登山口の駐車場から、車で小海、北相木、南相木を通って馬越峠の天狗山登山口まで移動する。ここにも先行車が一台だけとまっている。
御座山 登山口から100メートルほど標高を上げ、しばらく歩いていくと、目の前に特徴的な天狗山の頂が現れる。
登山口から100メートルほど標高を上げ、しばらく歩いていくと、目の前に特徴的な天狗山の頂が現れる。
御座山 だんだん岩場が多くなり、変化を楽しめる。ロープがつけられているが、ほぼ使わなくても全く問題ない。
だんだん岩場が多くなり、変化を楽しめる。ロープがつけられているが、ほぼ使わなくても全く問題ない。
御座山 天狗山山頂に到着、ここにも祠がある。
天狗山山頂に到着、ここにも祠がある。
御座山 男山と、それに連なる稜線が伸びている。男山の山容が登頂意欲をかきたてるが、今日はここまで。すぐさま来た道を戻る。
男山と、それに連なる稜線が伸びている。男山の山容が登頂意欲をかきたてるが、今日はここまで。すぐさま来た道を戻る。

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