西上州 南牧村 ひとぼし山 マニア向けの裏山里山 (追記あり)(さらに追記あり)

2017.05.07(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 29
休憩時間
7
距離
2.0 km
のぼり / くだり
320 / 314 m
13
9
14

活動詳細

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全国に数知れず村あれど「南牧村」は二つあります(たぶん) 長野県の南牧村(みなみまきむら)群馬県の南牧村(なんもくむら)です 読みかたが違うけれど紛らわしいことに二つの村はとても近くにあります  西上州の山々は妙義山や荒船山など複雑怪奇な岩稜 奇石 岩山が多く 南牧村の山々もカッコいい(^O^)/岩山が多いです がほぼ裏山という感じなのでマイカーのアクセスは良好 途中まで地元の畑が有るという感じです 5月7日二座目 南牧村ひとぼし山に行ってきました場所は大屋山の行く道中”山中地区”左側にひっそりラブリーなオフィシャルで”無い”😁😁😁登山口があります 山と高原の地図にはとりあえず名前だけは明記されていますが特に登山口も登山道も書いてありません... p814にひとぼし山の板があります 西上州とりわけ南牧のコアな方は展望が良くないこの山に一度はなぜか❓❓❓登ります そしてこの山、初心者”単独”は難易度が高いです GPSが不調な方 霧雪等悪天候 午後遅くなっての登山はやめておいた方がモアベターです 迷います😭😭😭 キチンと枝打ちされた気持ちのいい杉植林地帯は最初はピンクテープがあり分かりやすいが 段々怪しくなってきます(特に下り) 林業の方のテープもありますので鵜呑みは禁物 交差する獣道 間違っていないのに突然踏みあと薄くなる登山道 先ほど登った烏帽子岳よりある意味ドキドキ感が凄いです 杉植林帯を抜け稜線に出ると左側が岩稜地帯山と高原の地図ではひとぼし山になります 展望は良く”山中地区”富士浅間方面黒滝九十九谷方面大屋山方面(登山口の一軒家が見える!)が見えます逆に右側を登り上げて行くとp801方面に行きます が 突然😅のフィックスロープと西上州ではお馴染み木の根っこを掴みながらのクライミングに驚かれるのではないでしょうか? 信仰と生活の身近でありつつも厳しい面がある里山 南牧は奥が深いしマダマダ知らない所だらけだと改めて思った山でした お疲れ様でした  追記 地元”山中地区”住民から貴重な情報、風習を伺いました ひとぼし山は 稜線左の岩山 p801は城山とのことです ひとぼしの所以としては65~70年位前までは、お盆8/14に”山中地区”終点から ひとぼし山登山口まで、太鼓を打ち鳴らし練り歩き、 稜線 から左側岩場から、藁のたいまつを投げ込み、一晩中落ちた所で燃えていたそうです 藁のたいまつが先で太鼓が後です 「天狗がいるから、今まで火事にはなった事は無い」言い伝えで 当時は杉植林で無く雑木林でした 現在もお盆に行われている、同村”大日向地区”にある「火とぼし祭り」とは直接的な関連は伺い知ることはできませんでした こちらの方は、橋の上から藁のタイマツをロープで回す勇壮なもので国、県の民俗文化財になっています 戦国時代、武田勢を助け勝利した喜びを「火祭り」の形で伝えたものと言われています。 現在ほとんど人が居ない”山中地区"の今は昔を偲び想像できるマニアックな方いかがっすか? 追記2 さらに地元”山中地区”最長老90歳からお話を聞くことができました 足腰が調子悪いものの 頭ははっきりしているので ぜひお越しくださいとご家族の後押しもあり 訪問することに…タイミングを失うといろんな意味でお話が聞けなくなってしまうかもと急ぎました やはり、ひとぼし山は 稜線左の岩山 p801は城山とのことです この行事がいつから始まったのか不明とのことですが同村”大日向地区”にある「火とぼし祭り」より昔からあるようです そして 終わりはハッキリしました それは終戦です 神を信じ行事をとりおこなってきたのに戦争に負けてしまったというニュアンスでした戦後の混乱期もあり終戦と共にこの風習は無くなってしまいました  時期がお盆だったので てっきりご先祖の供養のための風習と思っていたのでこの理由はとても意外でした あときれいに枝打ちされた杉は 栗林でしたが戦争の物資鉄道の枕木として伐採されたとのこと 栗の木は木造建築の基礎部分に使われるほど固い丈夫な木です いろいろなお年寄りより(南牧村)お話を聞くと 山の幸とりわけ栗に関してはみなさんとても思い出、思い入れがあるようで食糧 栄養状態が現代と違いよくなかったことが伺い知れます  

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