そこは展望台だった 「兜明神岳・岩神山」

兜明神岳は樹林の中からピョコンと岩の山頂が飛び出ているフォルムが面白い山だ。国道106号線の区界から、もう何十年も眺めるだけの山だった。 初めて登る今日は、昨日と打って変わって穏やかな登山日和になった。 頂上の眺めは、岩手山･八幡平、和賀や真昼山塊、焼石…が西方に、南には早池峰山が見える。登山道はウォーキングコースとして整備され、とても歩き易い。 兜から続く岩神山への道も同様だ。 岩神山も三角点のある頂上の近くに岩のピークが有り、岩手山の展望が良い。芽吹き始めた樹林の彼方に残雪を抱き聳える山々は、青空と相俟って、この時期ならではのコントラストを楽しませてくれる。 帰路にとったコース、見晴山手前には一寸したお花畑もある。 数十年来の想いが叶い、晴々とした気分になった。