三瓶山　カンカン照りの火口周回

【登山情報】 ルート：女夫松登山口～孫三瓶～大平山～女三瓶～男三瓶～子三瓶～孫三瓶～女夫松登山口 参考CT：5:45 (さんべ荘ホームページ) 技術難易度：Lv. 2 【登山レポ】 昨秋行きそびれた三瓶山に登ってきました。 三瓶山は火口を囲むように男三瓶、女三瓶、大平山、孫三瓶、子三瓶と五つの峰がそびえる山。一旦、火口周回ルートに出れば、五峰のアップダウンを繰り返しながらCT4時間ほどで周ることができます。数ある登山ルートの中で今回選んだのは女夫松ルート。五峰のひとつである孫三瓶の山頂にCT60分で到達できる最も短いルートのひとつで、下山後にさんべ荘の温泉に入れるという利点があります。 神戸発午前3時。女夫松登山口から登り始めたのは8時頃。 孫三瓶に登るまでは樹林地帯で楽でしたが、そこからはたびたび太陽に照り付けられながらの火口周回。去年のほぼ同じ日の同じような天気のもと登った、蒜山を思い出しました。三瓶山と蒜山ってなんだか雰囲気が似ている気がします。 一周して孫三瓶に戻り、女夫松の登山口に下ったのは14時過ぎ。ここ最近では珍しく早めの下山となりました。 さんべ荘でゆっくり温泉を堪能してから、北の原キャンプ場にて宿泊。久々に下山後をのんびり楽しめた気がします。 【翌日の観光】 ・日御碕神社 ・出雲大社 【とろつま口コミ】 ●三瓶山 北の原キャンプ場 持ち込みテントにて一般キャンプエリア（フリーサイト）利用は、1張1泊900円。 1人いくら等の料金設定なし。有難いキャンプ場。 （タープ付きは1800円（2張扱い）。中で部屋が分かれたテントも料金変わります。 1室900円の料金体系） フリーサイトは予約不要だけど、チェックインは15時～17時と短いので計画的に。 チェックアウト10時。 駐車場は入り口付近のみ、リヤカーに荷物を載せて運ぶ方式。 ※リヤカー台数限られてるので、マイリヤカーとして確保しっぱなしはやめましょう。 とても広く、トイレや炊事場が点在。 奥にはオートキャンプ場も有り。（料金異なる） 雰囲気が良く、広く明るい森。 アスレチックもあって子供も喜びそう。うちの子は喜んだ。リヤカーも喜んだ。 気温：夜は涼しくなり快適に。 虫：蚊取り線香+虫除けスプレー、出来れば長袖長ズボンで肌を出さないような、怠らない対策がお勧め。 あちこち刺された娘、特に足首が腫れて消失。いくつか大きい吸い口もあり、強い虫が生息してそう。 ゴミ：持ち帰り推奨だけど、ちゃんと洗って分別すれば捨てること可能。プラ容器など自宅同様にゆすいで。 ●三瓶温泉　国民宿舎さんべ荘（大人500円。子供不明） 国民宿舎さんべ荘の温泉は、立ち寄り利用可能。 高千穂温泉の教訓から最低限のお金だけ持参。 でも心配無用でした。ちゃんと無料の鍵付きロッカーあった。笑 写真でも紹介したけど 「故障のため、露天風呂使用不可。 内湯とシャワーのみ利用可、無料」 というびっくりな表示。むむむ無料ー！？ …で、有難く無料で使わせていただきました。 受付で「入っていいのですか？」と恐る恐る尋ねたら 受付の男性：「いいっすよー（冷めた顔で）」 秀とろ：「お金払ってかけ流しの露天に入りたかったのに、無料だからって…（ボソッ）」 …まぁ、気持ちは分かる。そして男性の気持ちもちょっと分かる。 源泉は2つあって（「源泉そのまま」と「鉄・マンガンのみ除去した源泉」） 源泉そのままの方が故障とのこと。 内湯使えるのに無料？と思って、入って、何となく納得。 内湯だけが加温・循環・塩素消毒だった。 いくつもある小さな露天風呂は全て源泉かけ流し。 登山の汗を流す目的は果たせるけど もし湯治目的で来てたら、これはものすごーくがっかりしそう。 洗い場はシャンプー・リンス・ボディソープに加え 洗顔フォーム（売店で販売中のサンプル）もあり◎レベルだけど 内湯は…。（とはいえ、それでも高千穂温泉よりマシなのだが） まぁ仕方ないか。無料で体洗えたし。そう、無料。割引でなく無料。 何て太っ腹なのでしょう。支配人誰ですか。ファンになりました。 ・・・さて、そろそろ時間だ。上がるか。 ・・・・・と、ザバッと立ち上がったその時、歴史が動いた。 受付のお姉さんが浴室に現れて 『直ったので露天どうぞ（無表情）』 なぬっ！？ 秀とろに待ち合わせ時間を遅らせてもらい露天へ。 33度で湧くぬるい源泉をかけ流した露天は、暑い日にとても気持ちがいい！ （暑くない時も、内湯やサウナと交互浴したら気持ち良いだろうと思う） 立ち上がると茶色い温泉成分が体の窪みに残る。かなり濃い♪ 赤茶色の源泉は透明度がなく泥水のよう。温泉だと知らなかったら入らない。笑 鉄・マンガン除去したお湯も作った理由が分かる気がする。濃いもんなぁ。 それにしても直って良かったー！ この濃ゆい源泉に浸からなかったら、三瓶温泉の良さ分からなかった。 「鉄・マンガン除去した源泉を少し温めたかけ流し露天（檜風呂と五右衛門風呂）」も◎。 透明度はあるけどやっぱり茶色くて、十分効きそうな感じ。 「鉄・マンガン除去した源泉を熱めに加温したかけ流し露天（岩風呂）」もあったけど 暑かったのでほとんど入らず。夜なら熱い岩風呂も浸かりたい。 さんべ荘の露天いいなー！もっと長湯したかったなー！ いやー、直って本当に良かった！（←二度目） しかも無料！！神様ありがとうございます！！ ビバさんべ荘！従業員に幸あれ！ ※タオルが茶色くなるので、汚れてもいいものを持って行ってね。 ※ドライヤーは2個だけなので待ち覚悟。 そんなこんなで露天まで無料にて入浴させていただきましたが おつまみとバッジをここの売店で購入して一応お金は使いました。 冷蔵コーナーが結構魅力的。食料品店のない三瓶山周辺で肴を買えるのは貴重。 地酒は高いのしかなかったので、お土産の地酒は出雲市内などで買った方がいいかも。 三瓶山バッジはフロントで買えます。1種類のみで確か420円。 ●某そば屋 元々は、朝食を出雲そばにする予定だった。ので ・朝から開いてる店の中から ・点数と立地で 何となく選んだのがここ。 結局時間が押してしまい（いつものことですが） 11時過ぎに行列覚悟で行ってみたら、すんなり入店。 その時に、あまりいい感じがしなかったので 蕎麦待ち時間に口コミを確認してみたら 「…あれ？」 点数だけじゃ分からない。やっぱり口コミ大事だなぁ、と 〆の蕎麦湯をすすりながら再確認した昼下がり。 次は違う店に行きます。 ●出雲大社 神無月が神在月な神社ですよ。（←だから何） 超有名で一度は行ってみたい、けど関東住んでると難しい。 関西に来て三瓶山に行く、となったら寄るしかないでしょう。 私「三瓶山の次の日は出雲大社行くよ」 息子「え、あの出雲大社？」 私「てんてん出雲大社知ってたの？」 息子「さすがに出雲大社は知ってるよー」 私「てんてん、さすがに知ってるはずのこと知らないことが多いから」 ボケッとして常識知らずな息子でも認識していた出雲大社。 初参拝でわくわくな私は、二度目であっさりめな秀とろが物足りず 秀「前の時は、出雲大社から稲佐の浜まで歩いたよ」 私「それ、自慢？」 こんな一コマもありましたが、西のスターな神社にまた一社参拝できて良かったです。