念願の大万木〜琴引山縦走

ずっと前から歩きたかった縦走路。ヘタレの自分にはソロのチャリデポなどもってのほか、車2台ないと行けないコース。何度か計画を組んだがなかなかタイミングが合わず延ばし延ばしになっており今回ウェルネスの参加で晴れて実現することとなった。 このルートが初ならついでに大万木も初ルートの権現コースに設定し、さらには大万木山へ初の快晴となった初物づくし。心弾ませスタートする。 横手コースを少し歩き権現コースへと踏み込むといきなり急登が始まる。行けども行けども平坦なところがないこのコース。 『次からは下りに使おう』と固く決心した。 山頂に着き最終盤のサンカヨウを見たら縦走路に足を向ける。 するといきなりの大階段。急な階段を下り、途中で振り返り見上げると登りは地獄だろうと容易に想像がつく。 『琴引からの縦走はありえない」と固く決心した。 三瓶からこのコースを眺めると平坦な1000m級の散歩道というイメージで少しナメていたが、実際歩くと小さなアップダウンでも一つ一つは急登が多い。 草峠に着き道路を横切って縦走路に戻ると1006ピークに向かって心折れそうな急登があらわれた。 なんとか登り、ピークから下るとこの日一番の急な下り坂。 ロープも無しにこの急登は登れない。 琴引からの縦走は100%しないと決定した。 和恵展望台でハエにまみれて食事を済ませ、和恵縦走路に入る。ここからは整備の行き届いたコースで快調に進み、琴引への分岐に着いた時にはウェルネスにかなりの疲労度が感じられた。 ここから最後の登りのつもりがいきなりの急な下り。「今までの獲得標高を返してくれ」と言わんばかりに、これにはさすがに心が折れた。 立ち止まることも多くなったが最後の力を振り絞って無事琴引山山頂に到着。 久しぶりの15kmの縦走で心地よい疲れの中満足いく一日だった。