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雪絵の季節 僧ヶ岳稜線 鋲ヶ岳

ソラリスさん YAMAP Meister Master

  • YAMAPマイスター:マスター
  • 自己紹介:気が付けば29年間、会社に勤めた事になります。出身は富山なのですが、首都圏勤務が長く、元々、車やバイクで全国を巡るのが好きで、何時の間にか山を訪れて旅行を兼ねて愉しむ山旅スタイルになっていました。何となく各位の山行日記の投稿が高山植物に似ているのかなと感じてます。メンバーさん一人一人の投稿が花です。花の愉しみ方は人其々で、自分はひっそり咲いている花を探すのが好きなようですが、百名山登山に憧れ、残りは8ですので華やかな花にも強い憧れが在りそうです。投稿は減りそうですが時々、花を探しにYAMAPを訪れたいと思っています。
  • 活動エリア:富山
  • 性別:男性
  • 生まれ年:1964
  • 出身地:富山
  • 経験年数:10年以上
  • レベル:初心者
  • その他 その他

僧ヶ岳・駒ヶ岳(越中駒ヶ岳)

2015/06/01(月) 23:47

 更新

雪絵の季節 僧ヶ岳稜線 鋲ヶ岳

公開

活動情報

活動時期

2015/05/23(土) 12:14

2015/05/23(土) 17:35

アクセス:529人

軌跡・時間・距離

軌跡データをダウンロード
累積標高上り 2,916m / 累積標高下り 2,161m
活動時間5:21
活動距離23.09km
高低差997m
カロリー337kcal

写真

動画

道具リスト

文章

週末、出張で富山に帰って来て、手術で入院した父の見舞いを兼ねて一旦、黒部に帰郷しました。

5/24は黒部名水マラソンで黒部が一年で最も賑わう日になります。ゲストランナーが高橋尚子さん、市民ランナーの川内選手等と応募した一万人規模のランナーで賑わいました。5/23は前夜祭で高橋尚子さんと一緒に黒部の生地街歩きに参加して来ました。

初夏を感じる暑さの中を高橋さんと百名程の参加者が練り歩く街歩きに普段は人気が無い生地の街も俄かに騒がしく、察したように鳶や鷹が青空の下に集ってきて模様眺めをしているのが愉しい一日になりました。喉が乾いて、清水を飲むと青空の向こう側には地元の山の僧ヶ岳が見えるのですが、この時期の僧ヶ岳は雪絵が有名で、雪絵の主人公達も愉しく見守ってくれている感じがします。今年で黒部を訪れるのが5回目の高橋さんは、夏のシドニーオリンピックの激走が未だに記憶に残ってますが、華ある人で、初夏の黒部に似つかわしいと感じます。

秋には実りを迎える田圃の苗もまだ可愛らしくて、雪解け水も温んで来て澱んだ田圃にも多くの生き物の気配を感ずる季節ですが、時折吹いてくる風はまぎれもなく、爽やかな5月の風で黒部が一年で最も輝く季節なのだと思います。

街歩きが終わった後、生まれた街を眺めたくなって、大きな僧ヵ岳の長い稜線が黒部川に落ち込む最後の峰、鋲ヶ岳を散策してきました。鋲ヶ岳一体の嘉例沢は嘗ての限界集落の廃村で、富山では地元の人さえ訪れる事も殆ど無い場所ですが、その地の動植物は、人の営みに関係なく遅い春を迎えています。

残雪が見え隠れする中、山桜(オオチョウジザクラ?)や白い辛夷(コブシ)の花が、ひっそりと咲いていました。辛夷は実家のある入善町の町木で、蕾が子供の握り拳に良く似ているからだそうですが、その蕾が開花して華が咲いた後の大柄で力強い様子を眺めていると、何故、町木なのか、判るような気がします。入善町にはジャンボずいか(昔は黒部ずいかと云いました)が在ったり、どでカボチャ(どでかいカボチャ)の大きさを競う大会が在ったりで、とにかく、大きく育むのが好きな土地柄です。握り拳が大きく育んだ結果が高橋尚子さんなのかもしれません。(笑)

杉の多い森がブナの明るい林に変ってくると鋲ヶ岳頂上も間近で、歩いて30分程で頂上ですが、頂上からは宇奈月温泉の街と残雪の後立山連峰が迎えてくれます。ここからは富山湾の湾曲と黒部扇状地の眺めも素晴らしく、富山湾が富山平野と能登半島に挟まる湖のように見えてきます。黒部川も雪融け水で水量が多い季節で川幅が広がって見えるのですが、水田に水が入っている黒部扇状地と海と川、全てが繋がるように見えます。これから夏にかけて、日本海に沈む夕陽が美しくなっていく季節なのですが、夕陽が田圃に反射する景色と日々の営みが詰まった人々が過ごす場所を飽きもせずに見つめる夕暮れでした。僧ヶ岳の雪絵は溶け始めたばかりですが、辛夷の花のように大きく咲いて欲しいと願う子供達の夏は、もう始まっています。

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