神仏の宿る山と思うような

　山サークルのＩさんに誘われて行ってきた。狗留孫山と言えばＹＡＭＡＰを始める前に山口市徳地の狗留孫山に登ったことがある。同じ修験道の山だ。 　国道４９１号線を通っていく。この国道は「酷道」と言われているように非常に狭い道だった。 　修禅寺というお寺は、山の中腹にあり歩いてしか行けないお寺で、こんなお寺に行くのは初めてであった。住職さん達は毎日たいへんだろうなと思った。なんとそのお寺で、住職さんの奥様からお茶とお菓子の接待を受けた。別に予約をしていたわけではない。しかも、修禅寺や狗留孫山の話をよくしてくださった。吉田松陰もこの山を登ったということだった。３０分ぐらいお話しを聞いた。こんな経験は初めてである。 　登山道はお寺の参道でもあり良く整備されており歩きやすい。お寺の山らしく非常に大きな大木や老木があり、神様や仏様が宿っているような感じがして気が引き締まった。頂上付近の山道になっても良く整備されていて歩きやすい。頂上は展望も良く、遠くがよく見えて気持ちがいい。天気が良くて暑いぐらい。登ってきた反対側の道の所は木々が茂っている木陰になっていて、ここは涼しそう。奥の院も立派な建物で、気が引き締まる思いをした。 　ここは割と楽な山登りではあるが、雰囲気として「修行」という言葉が似合うなぁと思った。