活動データ
タイム
07:43
距離
11.6km
のぼり
959m
くだり
960m
活動詳細
すべて見るあと3分…2分…1分…10秒、ベルが鳴り響く。 「お先でーす!」 ダッシュで会社を飛び出し、胸を高鳴らせながら夜通し車を走らせる。 宿毛フェリー乗り場まで3時間、フェリー航行3時間10分、佐伯港から牧ノ戸登山口までは約2時間。 長旅ですって?とんでもない! もうすぐ会えるぞ九州! ■ご対面!サプライズ!そして旅のはじまり。 「あ、スロさんだ。」が第一印象。 嬉しいなあ!スロさんの顔を見た瞬間に九州へ来たことを何故だか実感(笑) いつも活動記録で拝見していたので、初対面なのに不思議な感覚に包まれる。 しばらく、話しをしていると人の良さそうな巨漢の青年が話しかけてきた。 「初めまして、マダオ(現在ヤダりん)です。」 ええええええーっ!イメージ違う!違うよマダオさん! 「いい旅ゲス気分」で石鎚山に登られる際に相談メッセージをいただいて、ルートのアドバイスをさせて頂いたことがあった。 それで直接お礼がしたいと、予定を変更してまで駆けつけてくれたのだ。 しかも手土産までいただいた。 なんて好青年!ゲスな雰囲気は微塵も無し!(ヤダりんのキャラをつぶしてしまったらゴメンね) おぢさんは感動していまいましたよ。 そこへ紅一点、大分観光案内係を引き受けてくれたricoちゃん登場。 加齢臭ただよう腐海が一気に青き清浄な世界に浄化される瞬間だ。 いいなあ華やかな山行、憧れてましたよ。 ricoちゃんの報告でとっさんは野暮用で遅れるから先に出発してほしいとのこと。 こうして、いよいよ九州の山旅は始まる。 ■W高気圧おぢさんパワー炸裂 山々がミルフィーユ状に連なる四国山脈ではお目にかかれない雄大な光景に自分がいることに感動してしまう。 残念ながら青空は見えなかったが、ガスは皆無。 ぎざぎざが特徴的な根子岳の奥に阿蘇山系、普賢岳までうっすらと見えるクリアビューは、地元で何回も登っている人でも珍しい光景だそうだ。 おまけに遠くは佐伯の海まで見渡すことができるという幸運にも恵まれた。 とっさんとしばてんさんのW高気圧おぢさんのお陰か? こうしたricoちゃんの流れるような説明(ありがたい)、ヤダりんの花博士ぶり(すごい)とスロさんの軽快なボケトーク(おもしろい)が炸裂する道中は楽しい。 しかし、楽しい時間は早く過ぎるもの。 登山口から九住分かれまであっという間。 その間にマダオからヤダりんへ、ricoちゃんとスロさんによって改名行為の行われた好青年とはここでお別れ。 名残惜しいが久住山を目指す。 ■ハグ!ハグ!ハグ! 登山客でごった返す久住山山頂の楽しげな様子は高知人の目には珍しく、そして羨ましく見える。 山頂で記念写真を撮るも、ものすごい強風に見舞われた。 寒さに滅法弱い自分はRPGでいう「ドク」の状態のようになり、どんどんHPが減っていく。 こりゃあ堪らんと早々に城ヶ城へと向かう。 道中ずっと、とっさん情報が次々入っていた。 するとスロさん、もう来る頃だろうと遠くの方に手を振るボケをかました直後にとっさん合流! どちらからともなく「おお~!」と声があがる。 初対面なのに昔懐かしい親友に会うような感覚。 そしてハグ! しばてんさんとハグ! 合流前にヤダりんともハグ! 牧ノ戸から久住山山頂手前まで1時間6分の新記録で到達したそうだ。 超人です。 色々と取り込みがあったにもかかわらず、新記録を出すほどの勢いで駆けつけてくれたことに胸が熱くなった。 ■九州本土最高峰で何やってんの? 全員集合で御池を眺めつつ城ヶ城、中岳に向かうも雨が少しずつ強くなってきた。 しかし、ガスはかからず視界はクリア。 強風に煽られながらも、とっさんリードで難なく城ヶ城、そして中岳山頂へと到着した。 そこには生まれて初めて見る世界があった。 九州本土で一番高い場所に今、立っているのだ。 そしてまた、自分の中で世界がふわっと広がった感じがする。 この感覚が楽しくて山にのめり込んだのかもしれないな。 ひとしきり感動を味わったあとは、遠征前に色々と情報をくださった赤字さんに敬意を表し、例の休憩ポーズを撮影してもらった。 え?何コレ、キツいし、あちこち痛い!休憩ぢゃねーよ赤字さん(-_-;) 顔を上げるとみんな半笑いでカメラを構えていた。 完全に見せ物状態、まあ面白いしシャッターチャンスには違いないけどね。 色んな意味で今日一のキツイ瞬間だったかもしんない。 ■行ってよかった星生山 雨と風が強くなってきたので、御池の避難小屋でランチタイム。 もともとは修験者が建てた祠だとか。 中には先客がいたが、全員分のスペースをなんとか確保。 食後にricoちゃんからいただいた冷たいフルーツが身体に染み渡る。 さて、ここから先のルートは我々の判断にゆだねられた。 寒さに滅法弱い自分は星生山をパスしてもいいかなと思ったが、この旅の発案者のしばてんさんに判断をしてもらう。 答えは「星生山へGO!」 そうだね。ここまで来て寒さに負けてるてるようじゃだめだね。 覚悟を決めて稜線へと進む! 寒いって…寒くてしょうがないって。 いかん、いかん寒さに弱い体質改善も今後の課題だな。 終盤で疲れているはずなのに急峻な登りがだんだん面白くなってきた。 ゆっくりと流れる景色を噛みしめながら山頂へと到着。 そうだ、ここを降りるとくじゅうの旅が終わるんだ。 ぐるっと景色を見渡すと、ふいに朝からの出来事がざーっと身体の中を通り抜ける。 ああ、そうか最後に星生山に登る意味はこれだったんだ。 しばてんさんナイス判断。 ■無事下山そして 心地よい疲れを感じながら無事下山。 スロさんご推薦のソフトクリームをいただく。 濃厚で旨い! その旨いソフトの写真を全員が撮り忘れたのはご愛敬。 ricoちゃんとはここで解散。 今日一日ガイドお疲れ様です。ありがとうございました。 明日はクールなイメージのH.Yさんが合流してくださる。 楽しみだ。 そして男メンバーはとっさんご推薦の温泉で裸のお付き合い。 露天風呂から眺めるくじゅうの山々に身も心も癒される。 なんていい温泉なんだ。 最高の一日だったなあ。 さあ、明日は由布岳だ!
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