遍路29-2・49番浄土寺〜53番円明寺

2015.05.02(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 24
休憩時間
3 時間 6
距離
19.0 km
のぼり / くだり
234 / 281 m
18
40
6
1 20

活動詳細

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29-1からのつづきです。 浄土寺を出て車道へ。道が、というか歩道がほとんどないのに車の通行量が多くて怖い。早く遍路道に入りたい!と思いサカサカ歩く。 車道をそれて細い路地をすすむと少し高台に50番繁多寺があった。境内が広々としたお寺。 下る道からは松山の街がよく見える。さくさく進んで51番石手寺へ。広くて何やら面白いお寺のようだけど、何と無く気が急いているので見物せずに普通に参詣。松山市内だし恐らくまた来ることもありそう。 と、声をかけられ、昨年結願したとおっしゃるご夫婦から手彫りの小さな木のお地蔵さんのお接待。ありがとうございました。おやきを2つ食べて出発。駐車場のおじさんが道を説明してくれたのに方向がよくわからずにいたら「遍路ボケやー」と。確かに左右がわからない。 道後温泉は前々回の区切りうちで入ったので目の前をスルー。商店街は観光客で大賑わいだったが抜けると静か。昔ながらの道に入ると、途中で「山頭火一草庵」の前を通りかかる。どうしようか迷っていると「山頭火が最期に過ごした庵がありますよ」と声をかけられ立ち寄る。 山頭火は山口の人で九州を広く旅しているからあちこちで立ち寄った形跡が町おこし的に残されて、何と無く馴染みがあった。説明を聞いていたら私の出身地にも泊まっていた!何だか嬉しい。 人情に溢れる松山でご縁があり、亡くなるまで過ごしたとのこと。温泉にも近く、人が優しいこの土地でコロリと逝けるとは、さいごは恵まれた人だったのだな、と思いつつあとにする。 昔ながらの道をてくてく、国道沿いの和風ファミレスでお昼を食べていたら、途中抜きつ抜かれつしていたおっちゃん2人組も入ってきた。ルートの話をしつつ先に出る。 遍路地図の乙コースを選択、部活に向かうと思しきジャージの中学生に抜かされながら団地を通って52番太山寺へ。 山門からゆっくりあがっていく感じ、車でお参りする人も勾配がきつくて大変そう。お参りしたら暑くてしばし涼む。 今日は残るは1寺。途中で声をかけられたお兄さんとゆっくり歩き、和気公民館でのお接待に誘われご一緒する。第一土曜に行ってらっしゃるらしく、鍋焼きうどんを頂く。お昼をがっつり食べたのを少し後悔…。おじちゃんたちが面白く楽しい。通しの若者とも連れ立ち、3人で53番円明寺へ。 一人で歩くのもいいけど、連れ立って歩くのも楽しい。でもここでお別れ。お遍路の距離感、好きだなぁ。 (でもこのお二人とはまたお会いするのだけど) 早く着きすぎると思っていたら、なんだかんだでちょうど良い時間になった。民宿上松へ投宿。連休とのことで宿泊料高めでした。

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