遍路30・53番円明寺〜今治駅前

今日は長距離、長丁場。なのに雨が降る予報。少しでも雨が降らないで欲しいと思いつつ6:30出発。 少し歩くと道が工事中で迂回せよとのご指示。湿気があるので朝から蒸し暑い中、黙々と進む。海が見えてきて少し和む。でも曇っているのはちょっと残念。 海沿いの道は線路と並行していて時折通る電車の本数は、松山以南と比べて多いな〜という印象。藤の花が目に付く。高いところまでぐんぐんツルを伸ばす、生命力の強さを感じる。休憩場所が少ないのでコンビニでピットイン、久々にコーヒーを飲む。途中、橋を渡る手前で庭でサクランボ収穫中のおばさまに挨拶したら「サクランボいる？」と手のひらに渡してくださった。ありがとうございます。懐かしい味、美味しゅうございました。 鎌大師で休憩中、近所のおばあさまと。90歳過ぎて歩くのがしんどくなったが近所やからお参りには来れる、と話してくださる。 雨に追いつかれないようにズカズカ歩くが予報通りに11時前には合羽を着たり、暑くて脱いだり、の繰り返し。 屋根がある休憩スポットがないので仕方なくコンビニで立ち食い。今治市に入ると途端に瓦屋さんが増えてくる。菊間町の特産らしく、旧道の合間に工場が次々と現れ、土地らしい光景。 雨が降ると本当に休憩できない。つらい、つらいと思いながら星の浦海浜公園でようやく休憩。ゆっくりお昼ごはん。 雨がしとしと降り続く中54番延命寺。残念ながら本堂は工事中、でも石楠花はきれい。昨日の若者に会い、雨は疲れるねぇと談笑。 その後の遍路道、お墓の中をおっかなびっくり通りすぎ、だんだん町らしくなる中、55番南光坊へ。境内に道があったり、どこまでがお寺なのかよくわからない不思議なお寺。 なんとか無事にお参りして本日の宿へ。今治駅前はびっくりするほど何もなく、典型的な？「地方の町の駅」でした。 雨がちらつく中、よく歩いた一日でした。