活動データ
タイム
09:44
距離
16.4km
のぼり
1441m
くだり
1450m
活動詳細
すべて見るこの時期、ヒルに悩まされる東丹沢と違って、西丹沢は大変快適に楽しめます。前回の三国峠を拠点にした大棚沢方面のトレッキングに味を占めて、今回は道志側からアプローチして甲相国境尾根に出て、菰釣山から世附方面からの林道に抜ける「シキリ尾根」を使ってみました。『西丹沢登山詳細図』によるとC級+表記のある難易度の高い破線バリルートながら、実際に歩いてみると有志の方によりしっかりマーキングされていて踏み跡もそれなりにあって、歩きやすい道でした。反対に、破線ながら『山と高原地図』にも記載され、旧東海自然歩道として指定されていた信玄平から城ヶ尾峠の区間は、年々崩壊が進んでいる感じで、ロープも何もないところで地滑り地点をトラバースしたり、崖の間の崩落箇所を跨いで越えたりと、とにかく危険だらけの状態でした。『山と高原地図』に記載されているからと言って、安易に入り込むと滑落事故になってもちっともおかしくない情況でした。せめてロープである程度の安全を確保できれば良いのですが、現状ではちょっとお勧めできない道に成り果てています。 世附から延びる林道につながる大又沢林道とその支線は皆先で行き止まりになりますが、どれもある程度のところから先は廃道状態でした。しかし、先週歩いたバラシマ林道ほどの崩れ方ではないです。近々、世附林道を明神峠まで抜ける予定ですが、この辺りの林道の現状が分かってきてなかなか面白いものがありますね。 なお、おニューのキャラバンのトレッキングシューズは、自分の足のサイズより1cm大きなものにしたので、つま先側は下りでも痛い思いをしないで済みましたが、かかとの側は靴擦れで悲惨な状況になりました。靴の形と自分の足の形が合ってないのかなぁ…。それとも履いていくうちに馴染んでくれるのかなぁと、ちょっと今後が心配です。 【コース情況】 シキリ尾根は一箇所だけ崩落したところの上を越える危険箇所がありますが、リボンも踏み跡もしっかりしていて、意外に楽なルートでした。下りの場合、基本的に尾根を直進するのですが、一箇所、後半で左右に分かれた支尾根を間違えることなく左に進むのを意識しておく必要があります。 林道に出てから地蔵平に進み、そこから地蔵尾根に取り付くところは間違えやすいです。国土地理院の地図ではしばらく林道を北上してから左に入る形になっていますが、正確には富士見橋を渡って手前の川原までの道を進み、そこから渡渉して尾根に取り付くトラバース路に入るようになっています。信玄平まではただのしっかりした登り区間ですが、信玄平から左右に延びる道はどちらも廃道です。左に入る道は100mもすると道が崩落してなくなっていましたが、そもそもその先に道が見えませんでした。右に進む旧東海自然歩道も度重なる水害で廃道になっているそうです。直進して尾根を登る地蔵尾根は、先でピークの左脇を巻く形でトラバースしますが、一旦尾根筋と合流してもまた右側をトラバースして城ヶ尾峠に向かいます。その区間が問題で、複数箇所で道が流れ落ちて、ザレ場の急斜面をロープなしでトラバースしなければならない区間がいくつも出てきます。はっきり言って、『山と高原地図』に載せてはいけない危険路でした。 甲相国境尾根ルートと、西沢林道-ブナ沢乗越を結ぶルートは全く問題ありません。
活動の装備
- その他(Other)マミヤ・セコール1000DTL
- その他(Other)CANMORE
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