おニューの靴で逝っていた@菰釣山-シキリ尾根-地蔵尾根

2017.06.03(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 44
休憩時間
1 時間 29
距離
16.4 km
のぼり / くだり
1441 / 1450 m
54
20
5
51
1
17
21
49

活動詳細

すべて見る

 この時期、ヒルに悩まされる東丹沢と違って、西丹沢は大変快適に楽しめます。前回の三国峠を拠点にした大棚沢方面のトレッキングに味を占めて、今回は道志側からアプローチして甲相国境尾根に出て、菰釣山から世附方面からの林道に抜ける「シキリ尾根」を使ってみました。『西丹沢登山詳細図』によるとC級+表記のある難易度の高い破線バリルートながら、実際に歩いてみると有志の方によりしっかりマーキングされていて踏み跡もそれなりにあって、歩きやすい道でした。反対に、破線ながら『山と高原地図』にも記載され、旧東海自然歩道として指定されていた信玄平から城ヶ尾峠の区間は、年々崩壊が進んでいる感じで、ロープも何もないところで地滑り地点をトラバースしたり、崖の間の崩落箇所を跨いで越えたりと、とにかく危険だらけの状態でした。『山と高原地図』に記載されているからと言って、安易に入り込むと滑落事故になってもちっともおかしくない情況でした。せめてロープである程度の安全を確保できれば良いのですが、現状ではちょっとお勧めできない道に成り果てています。  世附から延びる林道につながる大又沢林道とその支線は皆先で行き止まりになりますが、どれもある程度のところから先は廃道状態でした。しかし、先週歩いたバラシマ林道ほどの崩れ方ではないです。近々、世附林道を明神峠まで抜ける予定ですが、この辺りの林道の現状が分かってきてなかなか面白いものがありますね。  なお、おニューのキャラバンのトレッキングシューズは、自分の足のサイズより1cm大きなものにしたので、つま先側は下りでも痛い思いをしないで済みましたが、かかとの側は靴擦れで悲惨な状況になりました。靴の形と自分の足の形が合ってないのかなぁ…。それとも履いていくうちに馴染んでくれるのかなぁと、ちょっと今後が心配です。 【コース情況】  シキリ尾根は一箇所だけ崩落したところの上を越える危険箇所がありますが、リボンも踏み跡もしっかりしていて、意外に楽なルートでした。下りの場合、基本的に尾根を直進するのですが、一箇所、後半で左右に分かれた支尾根を間違えることなく左に進むのを意識しておく必要があります。  林道に出てから地蔵平に進み、そこから地蔵尾根に取り付くところは間違えやすいです。国土地理院の地図ではしばらく林道を北上してから左に入る形になっていますが、正確には富士見橋を渡って手前の川原までの道を進み、そこから渡渉して尾根に取り付くトラバース路に入るようになっています。信玄平まではただのしっかりした登り区間ですが、信玄平から左右に延びる道はどちらも廃道です。左に入る道は100mもすると道が崩落してなくなっていましたが、そもそもその先に道が見えませんでした。右に進む旧東海自然歩道も度重なる水害で廃道になっているそうです。直進して尾根を登る地蔵尾根は、先でピークの左脇を巻く形でトラバースしますが、一旦尾根筋と合流してもまた右側をトラバースして城ヶ尾峠に向かいます。その区間が問題で、複数箇所で道が流れ落ちて、ザレ場の急斜面をロープなしでトラバースしなければならない区間がいくつも出てきます。はっきり言って、『山と高原地図』に載せてはいけない危険路でした。  甲相国境尾根ルートと、西沢林道-ブナ沢乗越を結ぶルートは全く問題ありません。

大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 前回の世附方面のトレッキングから1週間、また西丹沢の未踏ルートを歩くべく、今回は去年の4月に登って以来の菰釣山ですが、以前とは異なってピークハントよりも世附の林道チェックも兼ねるので、甲相国境尾根から南に下ってまた戻る周回ルートを組み立てました。朝5時半に家を出て、宮ヶ瀬経由で道志みちに入りますが、途中で大山を確認すると雲一つない快晴。菰釣山からの富士山の姿が楽しみです。
前回の世附方面のトレッキングから1週間、また西丹沢の未踏ルートを歩くべく、今回は去年の4月に登って以来の菰釣山ですが、以前とは異なってピークハントよりも世附の林道チェックも兼ねるので、甲相国境尾根から南に下ってまた戻る周回ルートを組み立てました。朝5時半に家を出て、宮ヶ瀬経由で道志みちに入りますが、途中で大山を確認すると雲一つない快晴。菰釣山からの富士山の姿が楽しみです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 道の駅道志から左に折れて西沢林道に入り、途中道志の森キャンプ場の先で3人組の熟練ハイカーさんを荷台に載せて、チェーンゲートのある終点に到着したのが7時40分頃。それから支度をしてから歩き出したのは7時51分になります。
道の駅道志から左に折れて西沢林道に入り、途中道志の森キャンプ場の先で3人組の熟練ハイカーさんを荷台に載せて、チェーンゲートのある終点に到着したのが7時40分頃。それから支度をしてから歩き出したのは7時51分になります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 今回からミドルカットのシューズはキャラバンC1-02Sを新調しましたが、それまで使っていたコロンビアのシューズが0.5cm大きいものだったのに対し、1cm大きいものにしました。その点も含めて、履き心地はどんなものか確かめる目的もあります。
今回からミドルカットのシューズはキャラバンC1-02Sを新調しましたが、それまで使っていたコロンビアのシューズが0.5cm大きいものだったのに対し、1cm大きいものにしました。その点も含めて、履き心地はどんなものか確かめる目的もあります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 西沢林道のチェーンゲートは沢を横切って左に折れるところにあります。ここから次の沢を横切るところまで林道を進みます。車を止めた側のチェーンゲートは京急所有の森の中への道のようで、登山道ではありません。
西沢林道のチェーンゲートは沢を横切って左に折れるところにあります。ここから次の沢を横切るところまで林道を進みます。車を止めた側のチェーンゲートは京急所有の森の中への道のようで、登山道ではありません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 これが菰釣山への登山道入口。道標が右側の木の下に立っています。ここからしばらく沢沿いに登っていきます。
これが菰釣山への登山道入口。道標が右側の木の下に立っています。ここからしばらく沢沿いに登っていきます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 登山道に入ってすぐに木橋を渡って右岸を進みますが、ここの沢は水量がちょぼちょぼなので、橋がなくても渡渉は簡単です。
登山道に入ってすぐに木橋を渡って右岸を進みますが、ここの沢は水量がちょぼちょぼなので、橋がなくても渡渉は簡単です。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 途中別の丸木橋があって、この橋が最後のやつになりますが、去年は一枚板が欠けていたのがちゃんと修復されていました。
途中別の丸木橋があって、この橋が最後のやつになりますが、去年は一枚板が欠けていたのがちゃんと修復されていました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そして沢から離れていよいよ尾根への急な登りかと思いますが、一時的に沢を巻いただけで、少し先で再び沢の中の道になります。
そして沢から離れていよいよ尾根への急な登りかと思いますが、一時的に沢を巻いただけで、少し先で再び沢の中の道になります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 こんな感じで谷間の枯れ沢を右に行ったり左に行ったりしながら登って行きます。
こんな感じで谷間の枯れ沢を右に行ったり左に行ったりしながら登って行きます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 かなり進んだところで谷間が曖昧になってS字に登る区間を過ぎると、斜面を左側にトラバースする区間になります。もう甲相国境尾根は目と鼻の先です。
かなり進んだところで谷間が曖昧になってS字に登る区間を過ぎると、斜面を左側にトラバースする区間になります。もう甲相国境尾根は目と鼻の先です。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 ここが国境尾根の分岐で、ブナ沢乗越と言う鞍部です。ここを右折して菰釣山に向かいます。
ここが国境尾根の分岐で、ブナ沢乗越と言う鞍部です。ここを右折して菰釣山に向かいます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 ブナ沢乗越から300m地点に菰釣山避難小屋が現われます。きれいな山小屋ですが、土曜日には結構なハイカーが利用するとか。平日に1人静かに使ってみたいですね。ベンチがあるので、ここで荷物を降ろし、給水がてら塩熱サプリも補給しておきました。
ブナ沢乗越から300m地点に菰釣山避難小屋が現われます。きれいな山小屋ですが、土曜日には結構なハイカーが利用するとか。平日に1人静かに使ってみたいですね。ベンチがあるので、ここで荷物を降ろし、給水がてら塩熱サプリも補給しておきました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 黙々と坂を登って行くと、小ピーク的なところに出ました。そこには左手にピンクリボンが結ばれたところがあり、これが「シキリ尾根」入口になるのでしょう。もう山頂は目前です。
黙々と坂を登って行くと、小ピーク的なところに出ました。そこには左手にピンクリボンが結ばれたところがあり、これが「シキリ尾根」入口になるのでしょう。もう山頂は目前です。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 菰釣山山頂には9時2分に到着。登って行く途中、先に進んでいた3人組熟練者さん達が下ってきて、「素晴らしい眺めだったよ」とおっしゃっていましたが、正にその通りでした。
菰釣山山頂には9時2分に到着。登って行く途中、先に進んでいた3人組熟練者さん達が下ってきて、「素晴らしい眺めだったよ」とおっしゃっていましたが、正にその通りでした。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 とりあえず山頂の道標で記念写真を撮ってから、フィルムカメラも含めてたくさんの写真をここで撮りました。
とりあえず山頂の道標で記念写真を撮ってから、フィルムカメラも含めてたくさんの写真をここで撮りました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 今回持って行ったフィルムカメラはマミヤ・セコール1000DTLで、1967年製のTTL絞込み測光式一眼レフです。M42・Pマウントを採用しているので、開放測光は無理でしたが、スポット測光と平均測光を可能にしたデュアル測光が売りのカメラでした。交換レンズは28mmと135mmのオート・セコールを持って行きました。
今回持って行ったフィルムカメラはマミヤ・セコール1000DTLで、1967年製のTTL絞込み測光式一眼レフです。M42・Pマウントを採用しているので、開放測光は無理でしたが、スポット測光と平均測光を可能にしたデュアル測光が売りのカメラでした。交換レンズは28mmと135mmのオート・セコールを持って行きました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 頭に雪を残した今の時期の富士山が一番きれいに思いますが、問題はもう夏なのですぐに霞んでぼんやりしてしまうこと。しかし、西丹沢からは晴れていればきちんとその姿が映し出されるので、富士山のビューポイントしてはかなり条件の良いところでしょうね。
頭に雪を残した今の時期の富士山が一番きれいに思いますが、問題はもう夏なのですぐに霞んでぼんやりしてしまうこと。しかし、西丹沢からは晴れていればきちんとその姿が映し出されるので、富士山のビューポイントしてはかなり条件の良いところでしょうね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 南アルプス方面もしっかり見えました。今の時期にこうして見られるのは珍しいですが、やはりまだ3000m級の山は雪がたっぷり残ってるんですね。
南アルプス方面もしっかり見えました。今の時期にこうして見られるのは珍しいですが、やはりまだ3000m級の山は雪がたっぷり残ってるんですね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 山頂に来る途中、早速おニューの靴の洗礼を浴びて、右かかとがひりひり痛んできました。靴下は2枚重ねなのに、かかとの部分の作りが固く、登りで足が後ろに下がり気味になっての靴擦れです。山頂のベンチでバンドエイドを3枚貼り付けて、それ以上悪化しないようにしておきました。その後、少し戻ってマーキングのところからシキリ尾根を下ります。
山頂に来る途中、早速おニューの靴の洗礼を浴びて、右かかとがひりひり痛んできました。靴下は2枚重ねなのに、かかとの部分の作りが固く、登りで足が後ろに下がり気味になっての靴擦れです。山頂のベンチでバンドエイドを3枚貼り付けて、それ以上悪化しないようにしておきました。その後、少し戻ってマーキングのところからシキリ尾根を下ります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 シキリ尾根は『西丹沢登山詳細図』によると難度がC級+となった破線バリルートで、どんなに困難なのかなとちょっと心配な面もありました。地図のコピーは詳細図だけでなくヤマレコのみんなの足跡もプリントアウトして用意しておきましたが、GPSで位置確認に使っているヤマレコMAPの地図にはこの軌跡が入っておらず、地図をしっかり確認しないといけません。
シキリ尾根は『西丹沢登山詳細図』によると難度がC級+となった破線バリルートで、どんなに困難なのかなとちょっと心配な面もありました。地図のコピーは詳細図だけでなくヤマレコのみんなの足跡もプリントアウトして用意しておきましたが、GPSで位置確認に使っているヤマレコMAPの地図にはこの軌跡が入っておらず、地図をしっかり確認しないといけません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 しかし、心配していたルートも、歩いてみるときちんとマーキングされていて、踏み跡もそこそこはっきりしたところが多くて、今のところ全く問題なさそうでした。
しかし、心配していたルートも、歩いてみるときちんとマーキングされていて、踏み跡もそこそこはっきりしたところが多くて、今のところ全く問題なさそうでした。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 途中見かけたツツジ。この辺りでは今が満開なんですね。
途中見かけたツツジ。この辺りでは今が満開なんですね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 笹薮区間があるとのことでしたが、あまり距離は長くなくて、あっさり終了しました。この笹薮にダニがいて厄介なのだそうで、出発前にズボンの膝下と靴、上着のシャツと帽子に防虫スプレーを吹き付けておきましたが、その甲斐あってかどうか、ダニとは遭遇しませんでした。
笹薮区間があるとのことでしたが、あまり距離は長くなくて、あっさり終了しました。この笹薮にダニがいて厄介なのだそうで、出発前にズボンの膝下と靴、上着のシャツと帽子に防虫スプレーを吹き付けておきましたが、その甲斐あってかどうか、ダニとは遭遇しませんでした。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 シキリ尾根は勾配もそうキツくない区間が多いです。画像の通り尾根が細まることもあり、逆に幅広くなるところもありますが、基本は真っ直ぐ進むことを心掛ければ問題ないでしょう。
シキリ尾根は勾配もそうキツくない区間が多いです。画像の通り尾根が細まることもあり、逆に幅広くなるところもありますが、基本は真っ直ぐ進むことを心掛ければ問題ないでしょう。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 この段差は尾根が分かれるのかと思いきや、右の低いところは少し右側を巻いているだけで、すぐに尾根上の線と合流します。もちろん尾根線を外さずに進んでも良いでしょう(立木がじゃまですが)。
この段差は尾根が分かれるのかと思いきや、右の低いところは少し右側を巻いているだけで、すぐに尾根上の線と合流します。もちろん尾根線を外さずに進んでも良いでしょう(立木がじゃまですが)。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 こんな感じで狭い尾根の上を真っ直ぐ倒れて塞いだ大きな倒木がありますが、ここは右側をそのまま進みます。
こんな感じで狭い尾根の上を真っ直ぐ倒れて塞いだ大きな倒木がありますが、ここは右側をそのまま進みます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 先に大きなコブがあるところでは、左側の下にトラバースする踏み跡ができていて、これを使ってそのまま真ん中にちらりと見える白くなった尾根道に下ります。
先に大きなコブがあるところでは、左側の下にトラバースする踏み跡ができていて、これを使ってそのまま真ん中にちらりと見える白くなった尾根道に下ります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 ここのコブも左から抜けられるようになっているように、踏み跡は基本的にはっきりしたところが多いです。
ここのコブも左から抜けられるようになっているように、踏み跡は基本的にはっきりしたところが多いです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 この道唯一の危険箇所。崩落が進んだナイフリッジ区間ですが、ここは右側も崖の斜面ですから、上を慎重に渡るしかありません。
この道唯一の危険箇所。崩落が進んだナイフリッジ区間ですが、ここは右側も崖の斜面ですから、上を慎重に渡るしかありません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 渡りながらパチリ。終点のところに木が立っているのが邪魔ですが、他の小さい木の枝がロープ代わりになるので助かります。
渡りながらパチリ。終点のところに木が立っているのが邪魔ですが、他の小さい木の枝がロープ代わりになるので助かります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そしてすぐにわずかに登りになったコブに出ます。こうしたところは得てして尾根が曖昧になったり、分岐ができていたりするので要注意ですが良く見ると直進方向に赤いリボンが見えますね。
そしてすぐにわずかに登りになったコブに出ます。こうしたところは得てして尾根が曖昧になったり、分岐ができていたりするので要注意ですが良く見ると直進方向に赤いリボンが見えますね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 次の支尾根が見えるところは左側に折れます。ここも道迷いしやすいところでしょう。右にいかにも直進するような尾根が見えますが、その前を大きな木や小さい木が通せんぼしているように見えますね。
次の支尾根が見えるところは左側に折れます。ここも道迷いしやすいところでしょう。右にいかにも直進するような尾根が見えますが、その前を大きな木や小さい木が通せんぼしているように見えますね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 ここの支尾根も左側を進みます。二本の大きな木の同じ高さのところが白くなっていますが、その間の細い木にマーキングがあります。
ここの支尾根も左側を進みます。二本の大きな木の同じ高さのところが白くなっていますが、その間の細い木にマーキングがあります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 ここは左に尾根らしきものが見えますが、直進と言うか斜め右に進む側にリボンが見えますね。
ここは左に尾根らしきものが見えますが、直進と言うか斜め右に進む側にリボンが見えますね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 すると歩きやすい一本尾根になりますが、落ち葉が多くてこの辺りの踏み跡ははっきりしないです。
すると歩きやすい一本尾根になりますが、落ち葉が多くてこの辺りの踏み跡ははっきりしないです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 支尾根で一番注意しないといけないのはここですね。左右同じような角度で同じような勾配の尾根になっていますが、マーキングが見えず、読図が必要になります。
支尾根で一番注意しないといけないのはここですね。左右同じような角度で同じような勾配の尾根になっていますが、マーキングが見えず、読図が必要になります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 その位置はここですが、国土地理院の地図ではまだ尾根は別れるのは少し先ですが、しっかり先で二又に別れています。林道側には直進に近いような形ですが、左の尾根を下って行きますから、ここは左側に進みます。
その位置はここですが、国土地理院の地図ではまだ尾根は別れるのは少し先ですが、しっかり先で二又に別れています。林道側には直進に近いような形ですが、左の尾根を下って行きますから、ここは左側に進みます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 尾根を下って行くと、この界隈の木々は多くが画像のように皮が剥かれていました。鹿ならその皮を食べてしまうのでしょうが、これはただ剥いただけ。しかも色がまだ生々しいですから、鹿ではないでしょう。爪跡がありましたから熊の仕業かも知れませんね。
尾根を下って行くと、この界隈の木々は多くが画像のように皮が剥かれていました。鹿ならその皮を食べてしまうのでしょうが、これはただ剥いただけ。しかも色がまだ生々しいですから、鹿ではないでしょう。爪跡がありましたから熊の仕業かも知れませんね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そんな中を下って行くと、いよいよ林道が見えてきました。勾配もそんなにキツくなくて歩きやすい道でしたが、マーキングがないと確かに面倒な支尾根が多く出てきますね。ただし、登りではそう間違えることはないように思います。
そんな中を下って行くと、いよいよ林道が見えてきました。勾配もそんなにキツくなくて歩きやすい道でしたが、マーキングがないと確かに面倒な支尾根が多く出てきますね。ただし、登りではそう間違えることはないように思います。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 林道に抜けて出口を振り返って撮っています。こうして見ると尾根の取り付きも穏やかな方で、登りで使っても勾配は特に急でもなく、歩きやすい道だと感じました。唯一崩壊地点だけ注意して過ぎれば、今はマーキングも豊富なのでそう難しい道ではないんじゃないでしょうか。
林道に抜けて出口を振り返って撮っています。こうして見ると尾根の取り付きも穏やかな方で、登りで使っても勾配は特に急でもなく、歩きやすい道だと感じました。唯一崩壊地点だけ注意して過ぎれば、今はマーキングも豊富なのでそう難しい道ではないんじゃないでしょうか。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 林道に出てからもしばらく下りますが、この林道も最早廃道になって久しいですね。先週歩いたバラシマ林道のような崩壊っぷりではないものの、倒木や落石が多くて車は100%通行できません。ここも左右から土砂が流れてV字谷状態になっています。
林道に出てからもしばらく下りますが、この林道も最早廃道になって久しいですね。先週歩いたバラシマ林道のような崩壊っぷりではないものの、倒木や落石が多くて車は100%通行できません。ここも左右から土砂が流れてV字谷状態になっています。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そのうち、路面が草で覆われたところに出ました。日当たりの良いところだけこうなっています。そこからは甲相国境尾根の山々が見える方向なんですが、正面の山はその手前の大栂かと思われます。
そのうち、路面が草で覆われたところに出ました。日当たりの良いところだけこうなっています。そこからは甲相国境尾根の山々が見える方向なんですが、正面の山はその手前の大栂かと思われます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そして、この広場のようなところにはこの林道の名を刻んだ標柱が立っていました。それによると「忍橋林道」と言うそうですが、大又沢林道から富士見峠方面に延びる林道の支線になります。こうした末端の支線は真っ先に廃道化されたんでしょうね。
そして、この広場のようなところにはこの林道の名を刻んだ標柱が立っていました。それによると「忍橋林道」と言うそうですが、大又沢林道から富士見峠方面に延びる林道の支線になります。こうした末端の支線は真っ先に廃道化されたんでしょうね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 こんな崩落部分もありますが、もう完全に放置されているのが良く分かります。
こんな崩落部分もありますが、もう完全に放置されているのが良く分かります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 地蔵平-富士見峠への林道との合流地点には柵が置かれていますが、最早ここに道があるとは思わないでしょうね。鉄塔か何かでもあれば作業径路として使われてもおかしくないですが、そうしたものもありません。
地蔵平-富士見峠への林道との合流地点には柵が置かれていますが、最早ここに道があるとは思わないでしょうね。鉄塔か何かでもあれば作業径路として使われてもおかしくないですが、そうしたものもありません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 出てきて富士見峠側に少し進んでから分岐を撮ったもの。左側から出てきて、コンクリートのところを左折して画面正面奥の林の中に入って行けば地蔵平方面です。
出てきて富士見峠側に少し進んでから分岐を撮ったもの。左側から出てきて、コンクリートのところを左折して画面正面奥の林の中に入って行けば地蔵平方面です。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 この道も、整備されているのかと思ったらこんな具合で荒れていました。やはりもうハイカー以外には使われていない道なのでしょう。ハイカーでも世附から地蔵平を経てここを抜け、富士見峠から大栂や椿丸方面に進む人も極わずかでしょうね。
この道も、整備されているのかと思ったらこんな具合で荒れていました。やはりもうハイカー以外には使われていない道なのでしょう。ハイカーでも世附から地蔵平を経てここを抜け、富士見峠から大栂や椿丸方面に進む人も極わずかでしょうね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 途中細いながらもしっかりした滝が流れ落ちていましたが、滝上には丁度ヒューム管があって、その周りをコンクリで固めた橋になっていました。そんな人工物がなくても元々滝だったのに、そのヒューム管を見ただけでナンだかガッカリしちゃいますね。
途中細いながらもしっかりした滝が流れ落ちていましたが、滝上には丁度ヒューム管があって、その周りをコンクリで固めた橋になっていました。そんな人工物がなくても元々滝だったのに、そのヒューム管を見ただけでナンだかガッカリしちゃいますね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 こんな道がえぐれたところもありますが、側溝の中に詰まった土から草が生えて育つのだから、逞しいものですね。
こんな道がえぐれたところもありますが、側溝の中に詰まった土から草が生えて育つのだから、逞しいものですね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 ようやく沢を渡すしっかりした橋が現われました。ここを渡って右に南下するのが本線で、左に北上する支線もありますが、すぐに行き止まりになります。
ようやく沢を渡すしっかりした橋が現われました。ここを渡って右に南下するのが本線で、左に北上する支線もありますが、すぐに行き止まりになります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 この橋の名は白水沢橋で、その名の通り、下を流れるのは白水沢と言います。ちなみに、先ほどの忍橋林道の脇に流れていたのが「シキリ沢」です。
この橋の名は白水沢橋で、その名の通り、下を流れるのは白水沢と言います。ちなみに、先ほどの忍橋林道の脇に流れていたのが「シキリ沢」です。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 白水沢橋からの道は整備されていて、トラックの轍もありました。橋のところにあった広場までが現在も生きている道になります。
白水沢橋からの道は整備されていて、トラックの轍もありました。橋のところにあった広場までが現在も生きている道になります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 少し先にはこんなコンクリ舗装区間が長く続いていて、それまでの道が放置状態だったのと真逆で不思議な感じです。
少し先にはこんなコンクリ舗装区間が長く続いていて、それまでの道が放置状態だったのと真逆で不思議な感じです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 沢はこの辺りで複数のものが合流しています。これが以前大水害で滅茶苦茶になったところなのでしょう。世附の浅瀬に近いところもずっと復旧作業をしていましたが、どこまで進んだのか、水曜日に確かめてくる予定です。
沢はこの辺りで複数のものが合流しています。これが以前大水害で滅茶苦茶になったところなのでしょう。世附の浅瀬に近いところもずっと復旧作業をしていましたが、どこまで進んだのか、水曜日に確かめてくる予定です。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そして次の富士見橋に至ります。別段ここから富士は見えませんが、おそらく富士見峠への林道の名から取ったもになのでしょう。この先が地蔵平です。
そして次の富士見橋に至ります。別段ここから富士は見えませんが、おそらく富士見峠への林道の名から取ったもになのでしょう。この先が地蔵平です。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 地蔵平からは左に北上しますが、まずは右に道なりに進んで、名前の由来になったお地蔵さんを見に行きます。
地蔵平からは左に北上しますが、まずは右に道なりに進んで、名前の由来になったお地蔵さんを見に行きます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 チェーンゲート跡の近くに小さな社が建っていてその中にお地蔵さんは祀られていました。「祈安全登山」と書かれた鉄板が外に転がっていたので、ちゃんと立てかけてから手を合わせました。
チェーンゲート跡の近くに小さな社が建っていてその中にお地蔵さんは祀られていました。「祈安全登山」と書かれた鉄板が外に転がっていたので、ちゃんと立てかけてから手を合わせました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 地蔵詣でを済ませてからいよいよ地蔵尾根に進みます。道は二本並行していて、左はすぐに川原に出て終わるのに対し、右はしばらく続くようです。国土地理院の地図では、しばらく林道沿いに歩いてから左に渡渉して登山道が始まるようで、とりあえず右の道を進みます。
地蔵詣でを済ませてからいよいよ地蔵尾根に進みます。道は二本並行していて、左はすぐに川原に出て終わるのに対し、右はしばらく続くようです。国土地理院の地図では、しばらく林道沿いに歩いてから左に渡渉して登山道が始まるようで、とりあえず右の道を進みます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 しばらく林道を進みますが、ほどなく道が崩れた区間になり、まるで枯れ沢になったようなところを横切ります。
しばらく林道を進みますが、ほどなく道が崩れた区間になり、まるで枯れ沢になったようなところを横切ります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 するとまた道らしきところになりますが、登山口らしきものは見当たりません。
するとまた道らしきところになりますが、登山口らしきものは見当たりません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そのまま道を進んだものの、どうも取り付き地点ははっきりせずに、GPSで現在地を確認すると、登山道から大分右に逸れて進んでいました。詳細図を見て確認すると、富士見橋を渡ってすぐに渡渉して尾根の脇に取り付く感じで書かれていたので、一旦適当に戻りますと、沢が二つあって、間に挟まれたところを戻ったために、薮の中に入り込んで時間を費やしてしまいました。
そのまま道を進んだものの、どうも取り付き地点ははっきりせずに、GPSで現在地を確認すると、登山道から大分右に逸れて進んでいました。詳細図を見て確認すると、富士見橋を渡ってすぐに渡渉して尾根の脇に取り付く感じで書かれていたので、一旦適当に戻りますと、沢が二つあって、間に挟まれたところを戻ったために、薮の中に入り込んで時間を費やしてしまいました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 富士見橋に戻り、改めて橋を渡って左側の道を最後まで進み、そこで渡渉するのが現在の正しいルートです。水量は大したことがないので、濡れることはありません。
富士見橋に戻り、改めて橋を渡って左側の道を最後まで進み、そこで渡渉するのが現在の正しいルートです。水量は大したことがないので、濡れることはありません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 これが渡渉地点。岩の上を跨いで進めば問題ないですが、もちろん雨の後等ではその限りではないです。ちなみに、向こう岸の土手の先にも細いながら沢が流れていて、それも渡渉します。
これが渡渉地点。岩の上を跨いで進めば問題ないですが、もちろん雨の後等ではその限りではないです。ちなみに、向こう岸の土手の先にも細いながら沢が流れていて、それも渡渉します。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 すると山の側面に取り付く入口があり、そこにはしっかりマーキングがありましたので、これで間違いなさそうです。
すると山の側面に取り付く入口があり、そこにはしっかりマーキングがありましたので、これで間違いなさそうです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 この道は尾根の方に直登するのではなく、しばらくトラバースしながら沢の上を進んで高度を徐々に上げていきます。道はご覧のように狭くて荒れた区間がありますが、全体としてはそう厳しくないでしょう。
この道は尾根の方に直登するのではなく、しばらくトラバースしながら沢の上を進んで高度を徐々に上げていきます。道はご覧のように狭くて荒れた区間がありますが、全体としてはそう厳しくないでしょう。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 とは言え、もう整備されていないのか、こんな丸木橋が崩れたところもありました。狭くなった壁側のところを抜ければ問題はありません。
とは言え、もう整備されていないのか、こんな丸木橋が崩れたところもありました。狭くなった壁側のところを抜ければ問題はありません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 しばらくすると、小さな赤いマーキングのところで道が折り返してつづら折れになってきました。左下のところから進んで、木を跨いで直進する道に立って撮っていますが、この直進する道は下って行ってしまいますので、ひょっとするとミスコースした林道の側のどこかからか登ってくるとここに出られるのかも知れません。
しばらくすると、小さな赤いマーキングのところで道が折り返してつづら折れになってきました。左下のところから進んで、木を跨いで直進する道に立って撮っていますが、この直進する道は下って行ってしまいますので、ひょっとするとミスコースした林道の側のどこかからか登ってくるとここに出られるのかも知れません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 つづら折れと言っても、一区間が長く、ほんの数回折れただけで尾根の上に出ました。画像は上から振り返って出たところを指していますが、下りでこの道を使ったらここで直進しないように気を付けないといけません。マーキングはありませんが、踏み跡っぽくなっていますね。
つづら折れと言っても、一区間が長く、ほんの数回折れただけで尾根の上に出ました。画像は上から振り返って出たところを指していますが、下りでこの道を使ったらここで直進しないように気を付けないといけません。マーキングはありませんが、踏み跡っぽくなっていますね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 いよいよ尾根の上の道を真っ直ぐ登りますが、勾配は一般登山道並で厳しくありません。しかし、バンドエイドを貼った右足のかかとはまだ痛みが残っていますし、今度は左足のかかとも痛みが表れました。この日唯一の鹿柵がありましたが、右に菰釣山が見えますね。
いよいよ尾根の上の道を真っ直ぐ登りますが、勾配は一般登山道並で厳しくありません。しかし、バンドエイドを貼った右足のかかとはまだ痛みが残っていますし、今度は左足のかかとも痛みが表れました。この日唯一の鹿柵がありましたが、右に菰釣山が見えますね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 地蔵平ではまだ12時前だったので、昼食は信玄平で取ろうと思っていましたが、あまり腹は減りませんでした。黙々と杉の植林地帯を登ります。
地蔵平ではまだ12時前だったので、昼食は信玄平で取ろうと思っていましたが、あまり腹は減りませんでした。黙々と杉の植林地帯を登ります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 こんな大倒木が道を塞いでいるところもありましたが、この道は入口さえ間違えなければ、全体的にミスコースすることもなく踏み跡もしっかりした歩きやすい道ですね(今のところ)。
こんな大倒木が道を塞いでいるところもありましたが、この道は入口さえ間違えなければ、全体的にミスコースすることもなく踏み跡もしっかりした歩きやすい道ですね(今のところ)。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そしてやっと信玄平に到着。昼食にしようと思いましたが、意外と「平」でもなくて腰掛けるものもテーブル代わりにするものもないので、食事は城ヶ尾峠のベンチで取ることにしました。
そしてやっと信玄平に到着。昼食にしようと思いましたが、意外と「平」でもなくて腰掛けるものもテーブル代わりにするものもないので、食事は城ヶ尾峠のベンチで取ることにしました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 ここには左右に分岐があって、右は画像の通り大滝沢に抜ける旧東海自然歩道でしたが、度重なる水害で04年に城ヶ尾峠までの区間ともども廃止され、その後荒れるままになっているようです。ただ、レポートを見かけるので、まだ何とか通れるようなので、今のうちに歩いておきたいルートですね。
ここには左右に分岐があって、右は画像の通り大滝沢に抜ける旧東海自然歩道でしたが、度重なる水害で04年に城ヶ尾峠までの区間ともども廃止され、その後荒れるままになっているようです。ただ、レポートを見かけるので、まだ何とか通れるようなので、今のうちに歩いておきたいルートですね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 城ヶ尾峠への道は直進する尾根道を登ります。少し進んで、ふと左に分岐する道のことを考えて、地図を開くと、詳細図にも国土地理院の方にも線は入っておらず、気になって少し進んでみることにしました。
城ヶ尾峠への道は直進する尾根道を登ります。少し進んで、ふと左に分岐する道のことを考えて、地図を開くと、詳細図にも国土地理院の方にも線は入っておらず、気になって少し進んでみることにしました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 道は下の方でもあったようなトラバース区間で、一部面倒なところもありましたが、普通に道になっていました。ザレが多目なのがちょっと危険ですね。
道は下の方でもあったようなトラバース区間で、一部面倒なところもありましたが、普通に道になっていました。ザレが多目なのがちょっと危険ですね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 すると100mも進んだでしょうか。こんな具合に地滑り地点に出て終了でした。向こう側を確認してもこれと言って道らしきものは見られず、ここでUターン。以前はもっと向こうに進めたのかも知れませんね。
すると100mも進んだでしょうか。こんな具合に地滑り地点に出て終了でした。向こう側を確認してもこれと言って道らしきものは見られず、ここでUターン。以前はもっと向こうに進めたのかも知れませんね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 本線はキツい勾配の尾根の上をずっと登るのかと思ったら、ちょっと先で1084mピークを避けるように左側へトラバースする巻き道になっていました。ただ、画像の通り足の置き場が狭く斜めになっていて、落ち葉が被さっているので、ゆっくり歩かないと危険です。
本線はキツい勾配の尾根の上をずっと登るのかと思ったら、ちょっと先で1084mピークを避けるように左側へトラバースする巻き道になっていました。ただ、画像の通り足の置き場が狭く斜めになっていて、落ち葉が被さっているので、ゆっくり歩かないと危険です。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そのうち道は幅もしっかりしてきましたが、まだ尾根の上には出ません。
そのうち道は幅もしっかりしてきましたが、まだ尾根の上には出ません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 すると、以前東海自然歩道だった頃の道標がまだかろうじて立っていました。柱はともかく、板は穴の部分が広がっていて、落ちるのは時間の問題みたいです。
すると、以前東海自然歩道だった頃の道標がまだかろうじて立っていました。柱はともかく、板は穴の部分が広がっていて、落ちるのは時間の問題みたいです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 その先にはこんな丸木橋が架かったところもありました。かつてはしっかり手入れされていた道なのは、上下にある土止めの木の柵でも良く分かります。
その先にはこんな丸木橋が架かったところもありました。かつてはしっかり手入れされていた道なのは、上下にある土止めの木の柵でも良く分かります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 倒木が道を塞ぐこともあります。枝の合間から這うようにして抜けますが、リュックが引っ掛かって面倒でした。
倒木が道を塞ぐこともあります。枝の合間から這うようにして抜けますが、リュックが引っ掛かって面倒でした。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そしてやっと尾根上の線と合流します。ただ、地図ではそれも一時的で、またトラバース区間になるようです。
そしてやっと尾根上の線と合流します。ただ、地図ではそれも一時的で、またトラバース区間になるようです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 尾根の上に咲いていたツツジ。まだ開き切っていないけれど、つぼみの状態でも何か可愛らしいものがありますね。
尾根の上に咲いていたツツジ。まだ開き切っていないけれど、つぼみの状態でも何か可愛らしいものがありますね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そして「詳細図」で記された「古道標」が現れます。ここで左に進む道もあるようですが、×マークが付いているので、当初からそちらに入るつもりはありませんでした。
そして「詳細図」で記された「古道標」が現れます。ここで左に進む道もあるようですが、×マークが付いているので、当初からそちらに入るつもりはありませんでした。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 道は右側に逸れてトラバース区間になりますが、ここからはちょっと危険なところが続出します。このように道がかなり削られてしまって、落ち葉で覆われているために、なおさら角が斜めになっていて気が抜けません。
道は右側に逸れてトラバース区間になりますが、ここからはちょっと危険なところが続出します。このように道がかなり削られてしまって、落ち葉で覆われているために、なおさら角が斜めになっていて気が抜けません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 先に進むとこんな地滑りポイントが道を寸断しています。このまま向こうには進めませんので、当然上の方からこれを回避するところを探します。
先に進むとこんな地滑りポイントが道を寸断しています。このまま向こうには進めませんので、当然上の方からこれを回避するところを探します。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 上に登ると地滑りの始まるところの上部になんとなく踏み跡が見えましたので、それを通って抜けますが、ここもザレていて壁側には掴むべき木の枝や根が皆無で、砂を掴んで靴の角を斜面に食い込ませるようにして何とか渡り切りました。
上に登ると地滑りの始まるところの上部になんとなく踏み跡が見えましたので、それを通って抜けますが、ここもザレていて壁側には掴むべき木の枝や根が皆無で、砂を掴んで靴の角を斜面に食い込ませるようにして何とか渡り切りました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 するとこんな崩壊したところに出ますが、わずかにロープが見られますね。ただ、このロープ、4mm径くらいの細いやつで、しかも岩のところでは削れて細くなっていて、身を任せるには危険過ぎます。あくまで根っこの代わりくらいに思っていた方が良いでしょう。
するとこんな崩壊したところに出ますが、わずかにロープが見られますね。ただ、このロープ、4mm径くらいの細いやつで、しかも岩のところでは削れて細くなっていて、身を任せるには危険過ぎます。あくまで根っこの代わりくらいに思っていた方が良いでしょう。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 まだまだ地滑り現場は出てきます。上から崩れているんですが、白いザレた砂の上に細い枯れ枝が横たわっていますね。その辺りの落ち葉のところを渡りましたが、何しろザレ場ですから簡単に滑ります。ギリギリですね。
まだまだ地滑り現場は出てきます。上から崩れているんですが、白いザレた砂の上に細い枯れ枝が横たわっていますね。その辺りの落ち葉のところを渡りましたが、何しろザレ場ですから簡単に滑ります。ギリギリですね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 先には丸木橋が崩れかかったところが見えました。あれを渡るのは無理ですが、そもそもここから橋のところまで下れません。
先には丸木橋が崩れかかったところが見えました。あれを渡るのは無理ですが、そもそもここから橋のところまで下れません。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そのまま上の方にある踏み跡をたどって谷のくぼみ側をトラバースするしかなさそうです。
そのまま上の方にある踏み跡をたどって谷のくぼみ側をトラバースするしかなさそうです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 狭い足場に立って上から覗き込んでいますが、ヤバいレベルの崖です。左の岩を巻くように橋の先の方に踏み跡がありますが、上からそこに下るのもまた大変危険です。何しろ地滑り現場ですからね。
狭い足場に立って上から覗き込んでいますが、ヤバいレベルの崖です。左の岩を巻くように橋の先の方に踏み跡がありますが、上からそこに下るのもまた大変危険です。何しろ地滑り現場ですからね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 そして最後の難関になります。道は1m程落ちていて、左は大岩で上から巻いて進めず、ここを跨がないと向こうに抜けられませんが、足を踏み外したら前の画像の通り谷間に転がり落ちるのは必定。ストックを一番長く伸ばし、対岸の角に当てて支え、左足を岩の向こうに見える土の段差に下ろし、左手で草や茎を掴んで乗り越えましたが、かなり危険でした。
そして最後の難関になります。道は1m程落ちていて、左は大岩で上から巻いて進めず、ここを跨がないと向こうに抜けられませんが、足を踏み外したら前の画像の通り谷間に転がり落ちるのは必定。ストックを一番長く伸ばし、対岸の角に当てて支え、左足を岩の向こうに見える土の段差に下ろし、左手で草や茎を掴んで乗り越えましたが、かなり危険でした。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 最難関区間を越えたら、ほどなく城ヶ尾峠に出ました。いやぁ、この旧東海自然歩道・地蔵尾根の最終区間は、多くの皆さんが用いる『山と高原地図』には記載してはいけない道になっていましたね。大山三峰の境界尾根が今まででは一番危険だと思いましたが、あちらはヤセ尾根のナイフリッジ急登なのに対し、こちらはザレ場の地滑り現場のトラバースが多い上、ロープはもちろん枝や根などの掴むものがない別のタイプの難路でした。
最難関区間を越えたら、ほどなく城ヶ尾峠に出ました。いやぁ、この旧東海自然歩道・地蔵尾根の最終区間は、多くの皆さんが用いる『山と高原地図』には記載してはいけない道になっていましたね。大山三峰の境界尾根が今まででは一番危険だと思いましたが、あちらはヤセ尾根のナイフリッジ急登なのに対し、こちらはザレ場の地滑り現場のトラバースが多い上、ロープはもちろん枝や根などの掴むものがない別のタイプの難路でした。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 とりあえずほっとしてここのベンチでゆっくり休むことにしました。靴擦れはひどくなってきましたが、これまでの緊張区間でそっちに意識が向きませんでした。
とりあえずほっとしてここのベンチでゆっくり休むことにしました。靴擦れはひどくなってきましたが、これまでの緊張区間でそっちに意識が向きませんでした。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 あんな道ですから、ここに到着したのは午後2時50分頃になってしまいました。遅い昼食を取りますが、時間はたっぷりあるので、ゆっくり休みつつ音楽を鳴らしっぱなしにしていてバッテリーの容量が40%以下に下がっていたiPhoneとGPSロガーを充電しておきました。
あんな道ですから、ここに到着したのは午後2時50分頃になってしまいました。遅い昼食を取りますが、時間はたっぷりあるので、ゆっくり休みつつ音楽を鳴らしっぱなしにしていてバッテリーの容量が40%以下に下がっていたiPhoneとGPSロガーを充電しておきました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 信玄平にもありましたが、旧東海自然歩道の注意書きと新しく指定された国境尾根側のルートが表示されていました。昼食中にカップルのハイカーさんらがいらしてちょっと話をして別れましたが、この日は朝に林道ゲートまで送っていった3人組、菰釣山山頂で出会った男性1人と、ここで出会ったカップルの計6人で、当然のことながら国境尾根以外では誰とも出会いませんでした。
信玄平にもありましたが、旧東海自然歩道の注意書きと新しく指定された国境尾根側のルートが表示されていました。昼食中にカップルのハイカーさんらがいらしてちょっと話をして別れましたが、この日は朝に林道ゲートまで送っていった3人組、菰釣山山頂で出会った男性1人と、ここで出会ったカップルの計6人で、当然のことながら国境尾根以外では誰とも出会いませんでした。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 昼食を済ませて城ヶ尾山まで短い登りを歩くと、左足のかかとが一歩進む毎にビキッと痛みが走るようになっていました。しかし、ブナ沢乗越までは何とか耐えれば、後は最後まで下りなので、かかとは痛まないだろうから我慢することにしました。
昼食を済ませて城ヶ尾山まで短い登りを歩くと、左足のかかとが一歩進む毎にビキッと痛みが走るようになっていました。しかし、ブナ沢乗越までは何とか耐えれば、後は最後まで下りなので、かかとは痛まないだろうから我慢することにしました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 甲相国境尾根は木々に覆われて展望は利きませんが、一部東側の山々が木の合間から見えました。方向的に見て、屏風岩山や権現山方面でしょうか。それとも国境尾根の大界木山と畦ヶ丸でしょうか。
甲相国境尾根は木々に覆われて展望は利きませんが、一部東側の山々が木の合間から見えました。方向的に見て、屏風岩山や権現山方面でしょうか。それとも国境尾根の大界木山と畦ヶ丸でしょうか。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 中ノ丸に進むまで二箇所の名無しピークがあります。その度にかかとが悲鳴を上げますが、それと同時に下りで体重を掛けると右足の関節が痛くなってきました。距離はまだ14kmほどですからこんなになるのは意外ですが、早歩きしない限り問題なさそうです。
中ノ丸に進むまで二箇所の名無しピークがあります。その度にかかとが悲鳴を上げますが、それと同時に下りで体重を掛けると右足の関節が痛くなってきました。距離はまだ14kmほどですからこんなになるのは意外ですが、早歩きしない限り問題なさそうです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 中ノ丸に到着したのは午後4時13分。はっきり言って木々に覆われて何か楽しむようなピークではありませんので、さっさと先に向かいます。
中ノ丸に到着したのは午後4時13分。はっきり言って木々に覆われて何か楽しむようなピークではありませんので、さっさと先に向かいます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 ただ、ここからは長い階段の下りがあり、下った分だけまた登りになるので、そう考えると溜息が出ますね。
ただ、ここからは長い階段の下りがあり、下った分だけまた登りになるので、そう考えると溜息が出ますね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 疲れていると言うよりも、かかとの痛みで早く歩けないので、ゆっくり一歩一歩進んでいたせいか、思ったより楽にブナ沢ノ頭に至りました。ただ、ここから下り一辺倒と言う訳ではないです。
疲れていると言うよりも、かかとの痛みで早く歩けないので、ゆっくり一歩一歩進んでいたせいか、思ったより楽にブナ沢ノ頭に至りました。ただ、ここから下り一辺倒と言う訳ではないです。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 もちろんピークからは一旦しっかりと下ってしまいますので、同じような高低差分とまではいきませんが、多少また登りになります。
もちろんピークからは一旦しっかりと下ってしまいますので、同じような高低差分とまではいきませんが、多少また登りになります。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 これが最後の小ピーク。ここさえ越えれば後は下りだけになります。それにしても、この国境尾根は名無しピークや偽ピークが多いですね。
これが最後の小ピーク。ここさえ越えれば後は下りだけになります。それにしても、この国境尾根は名無しピークや偽ピークが多いですね。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 やっとブナ沢乗越に到着。もう午後4時49分です。ここでも休むことなく下って行きます。
やっとブナ沢乗越に到着。もう午後4時49分です。ここでも休むことなく下って行きます。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 しばらく急な下りになりまして、火山灰質の土は結構流れやすく、膝関節も痛いので、ペースは全く上がりません。下りだけにかかとは靴の後ろに当たらず、痛みはしばしなくなりました。
しばらく急な下りになりまして、火山灰質の土は結構流れやすく、膝関節も痛いので、ペースは全く上がりません。下りだけにかかとは靴の後ろに当たらず、痛みはしばしなくなりました。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 沢に水が流れ始めて少しすると、3箇所に架けられた橋を渡って下り切り、登山道は終了します。
沢に水が流れ始めて少しすると、3箇所に架けられた橋を渡って下り切り、登山道は終了します。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 林道が見えてきました。もうゴールは間近です。
林道が見えてきました。もうゴールは間近です。
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 林道をしばらく歩いてチェーンゲートのところに戻ったのは午後5時22分。なんだかんだ言って9時間半もの行程になりましたが、危険区間がなければもちろんもっと早く戻れたでしょうが、靴擦れで痛みに苦しんで、やっぱりゆっくりしか歩けなかったかな(^∇^)b
林道をしばらく歩いてチェーンゲートのところに戻ったのは午後5時22分。なんだかんだ言って9時間半もの行程になりましたが、危険区間がなければもちろんもっと早く戻れたでしょうが、靴擦れで痛みに苦しんで、やっぱりゆっくりしか歩けなかったかな(^∇^)b
大室山・畦ヶ丸山・菰釣山 帰宅後左足のかかとを確認すると、既に皮が剥けてしまったところが幅1cm程度で、めくれてはいないものの、皮膚から皮が浮いてしまったのを含めると幅3cm縦2cmほどになります。上の横側もも腫れていますね。このままではおニューのシューズはとても使えませんから、かかとバッドを付けてみることにします。それでもダメなら、足の形と靴の形が合っていないことになりますから、別の靴も考えないといけませんね。
帰宅後左足のかかとを確認すると、既に皮が剥けてしまったところが幅1cm程度で、めくれてはいないものの、皮膚から皮が浮いてしまったのを含めると幅3cm縦2cmほどになります。上の横側もも腫れていますね。このままではおニューのシューズはとても使えませんから、かかとバッドを付けてみることにします。それでもダメなら、足の形と靴の形が合っていないことになりますから、別の靴も考えないといけませんね。

活動の装備

  • その他(Other)
    マミヤ・セコール1000DTL
  • その他(Other)
    CANMORE

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。