六甲表裏の名渓を結んでみました。西山谷と白石谷

2015.05.30(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 58
休憩時間
1 時間 25
距離
15.1 km
のぼり / くだり
1352 / 1386 m
2 27
2
49
1 29
3
1 27
8
3

活動詳細

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千丈谷入口 →25分→ ふるさとの滝 →15分→ 西山大滝 →45分→ ソーメン滝 →5分→ 愛情の滝 →15分→ ドライブウェイ →30分→ ガーデンテラス →10分→ 極楽茶屋跡 →25分→ 百間滝分岐 →10分→ 百間滝 →5分→ 似位滝 →10分→ 白石滝 →30分→ 白竜滝 →25分→ 大安相滝 →5分→ 分岐 →40分→ 六甲最高峰 →5分→ 一軒茶屋 →30分→ 本庄橋跡 →15分→ 分岐 →40分→ 五助ダム →25分→ 住吉台 昨夏の台風以来通行止めになっていた紅葉谷道が開通した(有馬温泉近くはまだ一部通行止めですが)と聞いて、前から行きたかった白石谷に行こうと思いました。極楽茶屋跡まではどう行こうかと考えたとき、暑いので涼しい谷筋がいい、それなら楽しい西山谷と合わせて、六甲表裏の名渓を結んでみようと。 西山谷は、以前“これでもか”と詳しい記録を書いたので、今回はさらっと済ませます。 今回、びっくりしたことをお話します。 第5堰堤を越えて、ロープに頼りながら川原に降り・・・あれ?川原がない!水溜りになっている! あらら、大月地獄谷での季節外れの水浴びが頭をよぎります。 暑いから水浸しになってもかまわないかとも思いましたが、先の行程も長いので、なんとか流れを飛び越えられる場所を探して、一旦ロープを上り返し、横移動しながら、斜面に生えた木の根元まで降りてから思い切りジャンプして、どうにか濡れずに川原に降り立つことができました。ほんま必死のパッチでした。ああよかった。 西山谷の多彩な滝を楽しみ、ドライブウェイに出て右へ、みよし観音で縦走路に合流してガーデンテラス、極楽茶屋跡から紅葉谷道に入り下っていきます。緑の濃い、好きな道です。 極楽茶屋跡から25分で百間滝への分岐に着き、百間滝への急坂を下っていくと、水音が近づいてきて、やがて流れのほとりに出ます。そこは百間滝の落ち口で、かなりの高さに足がすくみます。道に戻ってさらに下っていくと、百間滝の下に着きます。垂直の壁を水が転がり落ちてきます。もう少し水量があればなぁ、という感じですね。 百間滝が合流する左股を少し遡れば、似位滝です。百間滝と同じくらいの高さですが、水量はこちらのほうが多い感じです。どちらも立派な滝でした。 さて、ここからV字谷を白石谷に向かって下ります。白石谷との合流点前は狭いゴルジュになっていて、濡れてもいいならジャバジャバ行きたいような気持良さそうな流れになっています。私は右岸に張られたロープに従って巻きました。 白石谷に合流して右を見ると、すぐに白石滝があります。4段?になって流れ落ちる優美な滝です。白石滝を見ながらお昼にします。 白石滝は、右の岩棚を登りますが、明確なスタンスやホールドがなく濡れているので緊張します。一段目を登り切れば、後はそれほど苦労しません。自信のない場合は、ゴルジュとの合流点近くから大きく高巻きする道があるようです。 白石滝を越えると、すぐに堰堤があり、右の急斜面を登っていくと高巻き道に合流して堰堤のすぐ上側から川原に降ります。ここからは流木や倒木でちょっと荒れた感じの谷筋を詰めていきますが、ところどころにテープもあり、心強いです。 白石滝から30分ほどで、白竜滝です。2段になって流れ落ちていますが、水量も豊富でなかなか迫力あります。下段は右側を登れますが、上段は登れそうにありません。滝手前右側の急な支沢を詰めていき、張られたロープを頼って巻き道に出ます。巻き道まで登ったら、すぐに川原に降りる踏み跡があるので、それに従って降りていきます。巻き道はしっかりしているので直進したくなりますが、そうすると大安相滝には出会えなくなります。 川原に降りて5分ほどで、2段の滝に出会います。下段は左の岩棚を、上段は右を登ったと思います(たぶん)。これが大安相滝?と思っていたら、さらに5分ほど上に同じような2段の滝が現れ、こちらに「大安相滝」の看板がありました。ではさっきのは小安相滝? いえいえどうも名もない滝だったようです。名前がついていてもおかしくない位存在感ある滝だったけどね。大安相滝は、下段も上段も左側を登りました。上段にはロープがかかっていて、思い切り頼って登ることになります。 そこから5分も登っていくと、流れの合流点があり、右には堰堤がそびえています。右にルートを取り、すぐに堰堤を越える巻き道を登ります。堰堤の上で川原に降り、小さい尾根状のところを越えてまた川原に出、少し遡ったところに六甲最高峰へ直登する尾根道の取付きがあります。このあたり、道標がしっかりつけられていて心強いです。ここで流れの冷たい水で顔を洗って、急登に備えて気合を入れなおします。さて、取付きからいきなりの急登で、喘ぎ喘ぎ登ることになります。今日は結構長く歩いたので、この登りはきつかった。途中1箇所分岐がありますが、道標がしっかりあるので迷うことはないと思います。取付きから頑張ること35分、六甲最高峰の標柱真後ろに飛び出しました。 ちょっと休憩して呼吸を整え水をいっぱい飲んで、いよいよ下山です。一軒茶屋を通り、七曲りを下っていきますが、さすがは六甲の最人気ルート、すれ違う人いっぱいです。 本庄橋跡を通り、分岐で住吉方面へ進路をとり、ひたすら下って五助ダムまで約1時間半、そこから住吉台まで25分で、くるくるバスのエクセル東バス停に到着。JR住吉に出られます。 初めての白石谷は、かなりワイルドな感じでしたが、いい谷でした。また行きたいと思います。

六甲山・長峰山・摩耶山 渦森台の東端から千丈谷に入っていきます。
渦森台の東端から千丈谷に入っていきます。
六甲山・長峰山・摩耶山 堰堤を二つ越えたところにある最初の滝。やはり右の本谷の流れは流木で隠れています。
堰堤を二つ越えたところにある最初の滝。やはり右の本谷の流れは流木で隠れています。
六甲山・長峰山・摩耶山 立派なF3。今日は水量多い?
立派なF3。今日は水量多い?
六甲山・長峰山・摩耶山 崖の途中から湧いた水が苔を伝って落ちる「苔の滝」。相変わらずキラキラきれいで癒されます。
崖の途中から湧いた水が苔を伝って落ちる「苔の滝」。相変わらずキラキラきれいで癒されます。
六甲山・長峰山・摩耶山 F5「ふるさとの滝」。優美。
F5「ふるさとの滝」。優美。
六甲山・長峰山・摩耶山 第5堰堤をやっとのことで越えて、ロープを伝って苦労して降りたら・・・・川原が水溜り。オーマイガー。
第5堰堤をやっとのことで越えて、ロープを伝って苦労して降りたら・・・・川原が水溜り。オーマイガー。
六甲山・長峰山・摩耶山 一旦ロープの取り付け地点まで戻って、降りられる地点を探して無理やりトラバース。
一旦ロープの取り付け地点まで戻って、降りられる地点を探して無理やりトラバース。
六甲山・長峰山・摩耶山 流れの幅が狭いところがあったので、斜面の木の根元からジャンプ! 何とか濡れずに済みました(汗)。
流れの幅が狭いところがあったので、斜面の木の根元からジャンプ! 何とか濡れずに済みました(汗)。
六甲山・長峰山・摩耶山 西山谷の盟主、F7「西山大滝」。相変わらず見惚れます。
西山谷の盟主、F7「西山大滝」。相変わらず見惚れます。
六甲山・長峰山・摩耶山 F13? 左側の岩棚を登りました。
F13? 左側の岩棚を登りました。
六甲山・長峰山・摩耶山 おなじみのレンガ風第7堰堤。これは支谷なので右側の尾根を越えて本谷に戻ります。
おなじみのレンガ風第7堰堤。これは支谷なので右側の尾根を越えて本谷に戻ります。
六甲山・長峰山・摩耶山 F15「ソーメン滝」。好きな滝のひとつ。涼しいです。
F15「ソーメン滝」。好きな滝のひとつ。涼しいです。
六甲山・長峰山・摩耶山 F17「愛情の滝」。
F17「愛情の滝」。
六甲山・長峰山・摩耶山 ドライブウェイに出ました。
ドライブウェイに出ました。
六甲山・長峰山・摩耶山 ドライブウェイを歩いていると、ねこバスの家!
ドライブウェイを歩いていると、ねこバスの家!
六甲山・長峰山・摩耶山 おなじみの「みよし観音」。
おなじみの「みよし観音」。
六甲山・長峰山・摩耶山 ガーデンテラスにて。今日は天気はいいけど霞んでいて眺望はいまいち。
ガーデンテラスにて。今日は天気はいいけど霞んでいて眺望はいまいち。
六甲山・長峰山・摩耶山 極楽茶屋跡。
極楽茶屋跡。
六甲山・長峰山・摩耶山 紅葉谷道はまだ有馬温泉側が一部通行止めのようです。
紅葉谷道はまだ有馬温泉側が一部通行止めのようです。
六甲山・長峰山・摩耶山 ここから紅葉谷道に入ります。久しぶりです。
ここから紅葉谷道に入ります。久しぶりです。
六甲山・長峰山・摩耶山 立派なブナ? 緑が濃くて好きな道です。
立派なブナ? 緑が濃くて好きな道です。
六甲山・長峰山・摩耶山 百間滝への分岐。
百間滝への分岐。
六甲山・長峰山・摩耶山 百間滝の落ち口。めっちゃ高くてビビリます。
百間滝の落ち口。めっちゃ高くてビビリます。
六甲山・長峰山・摩耶山 百間滝。全景が収まりません。水量が少ないので迫力はいまいち。
百間滝。全景が収まりません。水量が少ないので迫力はいまいち。
六甲山・長峰山・摩耶山 2段になった似位滝。高さもあり見事です。
2段になった似位滝。高さもあり見事です。
六甲山・長峰山・摩耶山 似位滝上段。
似位滝上段。
六甲山・長峰山・摩耶山 似位滝から、こんな谷を下ります。楽しい。
似位滝から、こんな谷を下ります。楽しい。
六甲山・長峰山・摩耶山 白石谷合流地点手前にあるゴルジュ。ジャブジャブ行ければ気持良さそう。
白石谷合流地点手前にあるゴルジュ。ジャブジャブ行ければ気持良さそう。
六甲山・長峰山・摩耶山 残念ながら濡れたくない私は右岸の巻き道を。
残念ながら濡れたくない私は右岸の巻き道を。
六甲山・長峰山・摩耶山 白石谷に合流してすぐ右に白石滝があります。
白石谷に合流してすぐ右に白石滝があります。
六甲山・長峰山・摩耶山 合計4段?の白石滝。
合計4段?の白石滝。
六甲山・長峰山・摩耶山 滝を見ながらお昼。
滝を見ながらお昼。
六甲山・長峰山・摩耶山 白石滝のすぐ上にある堰堤。右の急斜面を登って巻きます。
白石滝のすぐ上にある堰堤。右の急斜面を登って巻きます。
六甲山・長峰山・摩耶山 白竜滝手前から振り返ったところ。こんな谷を遡ってきました。
白竜滝手前から振り返ったところ。こんな谷を遡ってきました。
六甲山・長峰山・摩耶山 2段の白竜滝。
2段の白竜滝。
六甲山・長峰山・摩耶山 白竜滝上段。
白竜滝上段。
六甲山・長峰山・摩耶山 白竜滝は、手前右側の急沢を詰めていき・・・
白竜滝は、手前右側の急沢を詰めていき・・・
六甲山・長峰山・摩耶山 ロープに頼ってこんな崖をよじ登り、巻き道に出ます。
ロープに頼ってこんな崖をよじ登り、巻き道に出ます。
六甲山・長峰山・摩耶山 巻き道は崩れている箇所もありますが、踏み跡はしっかりしています。でも、ここまで来る前に川原に降りないと大安相滝には会えません。
巻き道は崩れている箇所もありますが、踏み跡はしっかりしています。でも、ここまで来る前に川原に降りないと大安相滝には会えません。
六甲山・長峰山・摩耶山 大安相滝? 小安相滝? いえいえ、どうも名もない滝のようです(汗)。
大安相滝? 小安相滝? いえいえ、どうも名もない滝のようです(汗)。
六甲山・長峰山・摩耶山 こっちが大安相滝?
こっちが大安相滝?
六甲山・長峰山・摩耶山 看板があるからこっちが大安相滝でしょう。ロープに頼って登ります。
看板があるからこっちが大安相滝でしょう。ロープに頼って登ります。
六甲山・長峰山・摩耶山 魚屋道方面と最高峰直登コースの分岐点にある表示。大変ありがたいですが、大雨があると流されてしまいそうな・・・・(汗)
魚屋道方面と最高峰直登コースの分岐点にある表示。大変ありがたいですが、大雨があると流されてしまいそうな・・・・(汗)
六甲山・長峰山・摩耶山 右股の堰堤を越えて行きます。
右股の堰堤を越えて行きます。
六甲山・長峰山・摩耶山 堰堤上に出たところに道標。
堰堤上に出たところに道標。
六甲山・長峰山・摩耶山 最高峰への尾根の取付きにある道標。いよいよ一気の急登です。
最高峰への尾根の取付きにある道標。いよいよ一気の急登です。
六甲山・長峰山・摩耶山 急登路途中にある分岐。右のさらに急な道へ。
急登路途中にある分岐。右のさらに急な道へ。
六甲山・長峰山・摩耶山 最高峰の標柱すぐ後ろに飛び出します。
最高峰の標柱すぐ後ろに飛び出します。
六甲山・長峰山・摩耶山 後ろの笹薮から出てきました。
後ろの笹薮から出てきました。
六甲山・長峰山・摩耶山 最高峰からガーデンテラス方面。
最高峰からガーデンテラス方面。
六甲山・長峰山・摩耶山 最高峰から南面の眺望。やっぱりちょっと霞んでますね。
最高峰から南面の眺望。やっぱりちょっと霞んでますね。
六甲山・長峰山・摩耶山 一軒茶屋。かき氷食べたい。
一軒茶屋。かき氷食べたい。
六甲山・長峰山・摩耶山 住吉・御影方面に進みます。
住吉・御影方面に進みます。
六甲山・長峰山・摩耶山 1938年の阪神大水害で、約100m上から流されてきた標石だそうです。こんなのを見せられると、六甲山系に数多ある堰堤も必要なのかと納得させられますよね。
1938年の阪神大水害で、約100m上から流されてきた標石だそうです。こんなのを見せられると、六甲山系に数多ある堰堤も必要なのかと納得させられますよね。
六甲山・長峰山・摩耶山 五助ダムまで降りて来ました。
五助ダムまで降りて来ました。
六甲山・長峰山・摩耶山 住吉台の「エクセル東」バス停。くるくるバスで住吉駅に出られます。
住吉台の「エクセル東」バス停。くるくるバスで住吉駅に出られます。

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