活動データ
タイム
05:28
距離
9.2km
のぼり
661m
くだり
687m
活動詳細
すべて見る前回長野県の根子岳や四阿山での遠出と比べ、富士五湖は足元のあるようなものだ。 その中で、山中湖の湖畔を歩きつつ、大平山、平尾山、そして石割神社を因んだ石割山に挑戦した。 まずは、長池親水公園から湖畔に映る富士山を眺めつつ散歩からスタート。そして、湖畔の別荘地を貫き、しばらく車道を歩いた。だいぶ坂道を上がってから登山道が表れた。出発が速かったため、これまでの登山者と出会いはなし。 登山道に入るとやたらセミ、鳥の鳴き声、そして、たまに自衛隊演習の砲声も聞こえる。道の両側には新緑が満ちており、大変癒される。坂も緩やかで登り易く、時々茂る木々の葉っぱを避けて進む。この日は気温が高いが、森の中ではさほど暑くなく、快い。登山道が別荘に近いこともあって、時々話し声が聞こえる。 しばらくすると木段が見えて、それを登りきると大平山の山頂に到着、山頂には涼亭があり、そして大きく富士山、山中湖の全貌が収まる。山中湖対岸の山々や湖岸に点在する町並みが足元に聳える。ここまでに小さな虫も多いが、スズメバチも飛んでいたため、それを避けて進んだ。大平山山頂の目印は電波塔があって分かりやすい。 涼亭で休憩して、今度は降りる木段があって、それを降りるとしばらく開けた場所に到着、この稜線も絵になるような風景。そして、再び登りの木段があって、これを登りきると平尾山に到着、平尾山山頂では、富士山は無論のこと、大平山、芙蓉台別荘、忍野村まで展望が望めた。大平山とはまた別格であった。 平尾から石割までは、そんなに遠くなく、林を通りぬけると険しい斜面に出会い、ロープを掴みながら登っていた。ここは大変滑りやすいので、万全な注意が必要だ。険しい急斜面を登りきると山頂に到着。ここでは、先に到着した人が3から4グループで、休憩していた。山頂は平台ではなく、そして日差しも強いため、皆が日陰などに隠れていた。 山頂からの展望は富士山以外に平尾山が見えるが、そんなに良いという訳でもない。険しい斜面を登りきった達成感はあった。休憩中に外国人や小学生のグループも登ってきた。ここで昼食し、400段余りの石段ルートを下って下山する。ここからも急斜面を下って、石割神社に到着、神社では、大きく割れた石がしめ縄で祀れられて、ここが石割山由縁の地で、大自然に不思議に感銘を受けた。神社を抜けるとパンフレットで紹介にあった400余りの石段が表れた。真中に一直線に伸びる手すりがあり、一段の段差が普通の街中にある階段の倍ぐらいで、膝が試されることになった。先ほどの急斜面と石段が恐らく石割山の2大難所で、もはや登山ではなく、修行僧や山伏の修行に近いであろうと思う。 400段の降りると木々の緑の中から極めて色鮮やかに冴える鳥居が石割山の登山道入口である。しかし、ここは我のゴールで、大平、平尾、石割、起伏のある良い山行であったと思う。
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