北アルプスが一望、針ノ木岳(北ア)

2017.06.11(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間
休憩時間
1 時間 30
距離
10.5 km
のぼり / くだり
1486 / 1485 m

活動詳細

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【アクセス】  富山からは北陸自動車道から糸魚川インターチェンジで降りて、国道148号線を進み立山黒部アルペンルートの扇沢駅を目指します。扇沢駅の向かって左側の関西電力作業道路脇に登山口があります。 【天気】  晴れ 【コース状況】  登山口〜針ノ木雪渓の取り付きポイント 大町山岳会で目印の赤印が設置されてあります。途中から右岸を進む残雪期のコースとなるようです。標高1530m付近で夏道をふさぐ雪渓が出現。堰堤を手前で左岸に取り付き夏道に合流します。  針ノ木雪渓〜針ノ木小屋 標高1730m付近で夏道から雪渓に取り付きました。今年は雪が豊富で特に危険な箇所は無いと思います。雪面には大小の岩が転がっていますので、落石には注意。  針ノ木峠〜針ノ木岳頂上 針ノ木峠からちょっとだけ夏道で、すぐに雪稜を進みまた夏道、その後は山腹をトラバースします。斜度が急な箇所もあるので滑落に注意。雪は腐っているので滑落の恐れは少なく、滑落したとしてもピッケルがあれば停止できると思います。  針ノ木岳〜スバリ岳方面 途中の登山道は脆い岩場があり行きませんでした。 【感想/記録】  土曜日のお天気は荒れ模様だったので、日曜日に日帰りできるお山を考えたところ、色々と候補はありましたが結局針ノ木岳へ行くことに。今回も朝3時前に起床し、3時半過ぎに家を出発しても扇沢は6時に到着。やっぱり扇沢まではちょっと遠いですね。車中で朝食を食べて準備をして6時半に出発。  登山口では登山届けを出し夏道を進むといきなり雪の塊が出現。でもほんのちょっとの区間でした。関電の作業道と何回か横切って新緑の夏道を進んでいくと、徐々に雪が出てくるように。途中から去年とはコースが違っているようで、目印を追って右岸のコースを進みます。堰堤手前で左岸に渡って夏道に合流して、しばらく進んで大沢小屋を過ぎて雪渓に取り付きます。アイゼンを装着し、ストックを出して出発。  雪渓の上でも晴れて風が無いと暑い。最初は斜度が緩くても徐々に斜度が急になっていきます。雪面はもう腐っているので、アイゼンを付けていてもスリップすることもあるので、ペースを上げにくい。ストックを使って雪渓を詰めていくと、8時半過ぎにマヤクボ沢との分岐点に到着。行動食を食べちょっと息を整えて、さらに急な斜面を登って行くと青空の向こうはたぶん針ノ木峠。なんとか登り切って針ノ木峠に到着したのは9時20分頃。  針ノ木峠の向こうには槍ヶ岳や穂高連峰等が見える絶景が広がっていました。ここでストックをしまってピッケルを準備して針ノ木岳を目指して出発。が、すぐに夏道と雪稜が交互に出てきてそのたびにアイゼンを脱着。セミワンタッチアイゼンで良かった。続いて急な斜面をトラバースする核心部に突入。雪は腐っているので滑落の恐れは少ないですが、トラバースは岩場の側だと雪が溶けてナイフリッジのようになっており、狭い足場を慎重に進んで行きます。雪面を急上昇するようなトラバースがあって、稜線の岩場に乗り上げました。ここは登ったはいいけど降りるのが大変そう。最後の急斜面はピッケルのピックを使って、強引に登り上げ10時半頃、ほぼ4時間で針ノ木岳山頂に到着。  山頂からは立山連峰、剱岳、後立山連峰,黒部川源流の山々、槍ヶ岳〜穂高連峰、表銀座の山々まで一望できる絶景が広がり、足元はエメラルドグリーンの黒部湖、さらに高瀬ダム湖まで見えました。ヤマテンの予報よりもお天気は良く、良く晴れているのでここは本当に北アルプスの展望台でした。でも山頂付近は気温が低く風がちょっと吹いて寒いので、ジャケット、アウター、グローブで防寒対策をします。この絶景を眺めながら昼食を頂き11時15分には下山開始。  下山時は先行者の方が歩きやすいルートを山腹につけて頂いたので、急な下降は無く安心してトラバースでき、難なく針ノ木峠に到着。アウターを脱いでまた針ノ木雪渓を下山。帰りは堰堤を右岸から巻いて夏道に入り新緑の中を進んで1時半、ちょうど7時間で扇沢駅に到着。お天気は最高、雪渓の状態も安定して今回も良い山行でした。最後に扇沢駅で破砕帯の水を汲んで帰りました。 【注意点や反省点】  登山道は赤の目印が設置されていますが、融雪によって分かりづらくなるところもありました。  お天気が悪くガスると目印の無い雪渓のルートは分かりづらくなるかも。 【Apple Watch等による計測結果】 ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)   900 エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)   122 スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)   13 登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)   255 ウォーキングの距離(km)  20.7 歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)  27,495 心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)  64〜126 体重  61.4 -> 60.0

針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 針ノ木登山口からスタート。
針ノ木登山口からスタート。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 いきなり雪の塊が。でもちょっとでした。
いきなり雪の塊が。でもちょっとでした。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 また雪が出てきたり。
また雪が出てきたり。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 雪渓を横切って。
雪渓を横切って。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 堰堤を越えて。
堰堤を越えて。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 登りは堰堤を左岸に移動して。
登りは堰堤を左岸に移動して。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 夏道に出ます。
夏道に出ます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 大沢小屋手前は高校登山部のテントが多数設営。
大沢小屋手前は高校登山部のテントが多数設営。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 夏道から雪渓に取り付きます。
夏道から雪渓に取り付きます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 針ノ木雪渓を登って行きます。
針ノ木雪渓を登って行きます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 高校登山部の訓練のようです。
高校登山部の訓練のようです。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 雪渓を詰めていきます。
雪渓を詰めていきます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 雪面の所々に転がってきた岩が。
雪面の所々に転がってきた岩が。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 マヤクボ沢との分岐点に到着。
マヤクボ沢との分岐点に到着。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 最後はソコソコの急登を登り上げて行くと。
最後はソコソコの急登を登り上げて行くと。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 針ノ木小屋が雪に埋まった針ノ木峠に到着。そして北アルプスがドーン。
針ノ木小屋が雪に埋まった針ノ木峠に到着。そして北アルプスがドーン。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 槍ヶ岳〜穂高連峰。
槍ヶ岳〜穂高連峰。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 雪稜を進んでいったん夏道に。
雪稜を進んでいったん夏道に。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 こちらは針ノ木雪渓側で、両側が谷です。
こちらは針ノ木雪渓側で、両側が谷です。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 山腹をトラバースしていきます。
山腹をトラバースしていきます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 右奥が目指す針ノ木岳。
右奥が目指す針ノ木岳。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 振り返ると蓮華岳。
振り返ると蓮華岳。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 トラバースは急な角度で上昇します。
トラバースは急な角度で上昇します。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 この岩場を越えて。
この岩場を越えて。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 いったん夏道に出ます。
いったん夏道に出ます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 山頂への最後の登り。
山頂への最後の登り。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 最後の雪壁が急でした。
最後の雪壁が急でした。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 針木岳山頂に到着。
針木岳山頂に到着。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 立山連峰と黒部湖。
立山連峰と黒部湖。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 後立山連峰。
後立山連峰。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 北アルプスを薬師岳中心に。
北アルプスを薬師岳中心に。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 黒部川源流の山々。
黒部川源流の山々。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 エメラルドグリーンの高瀬ダム湖中心に。
エメラルドグリーンの高瀬ダム湖中心に。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 槍ヶ岳〜穂高連峰。
槍ヶ岳〜穂高連峰。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 水晶岳中心に。
水晶岳中心に。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 赤牛岳(だと思います)中心に。
赤牛岳(だと思います)中心に。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 薬師岳中心に。
薬師岳中心に。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 五色ヶ原かな。
五色ヶ原かな。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 立山をアップで。
立山をアップで。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 剱岳をアップで。
剱岳をアップで。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 白馬三山をアップで。
白馬三山をアップで。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 エメラルドグリーンの黒部湖。
エメラルドグリーンの黒部湖。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 高瀬ダム湖をアップで。
高瀬ダム湖をアップで。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 後立山連峰をアップで。
後立山連峰をアップで。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 今日は行きませんでしたが蓮華岳。
今日は行きませんでしたが蓮華岳。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 登ってきた針ノ木雪渓。
登ってきた針ノ木雪渓。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 今日も只でもらったミスタードーナツを山頂で頂きます。
今日も只でもらったミスタードーナツを山頂で頂きます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 薬師岳の後ろに見えるは白山のようです。
薬師岳の後ろに見えるは白山のようです。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 安曇野市〜松本市かな。奥に見えるのは八ヶ岳か。
安曇野市〜松本市かな。奥に見えるのは八ヶ岳か。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 奥は頸城山塊の方面。
奥は頸城山塊の方面。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 燕岳〜大天井岳、奥は常念岳かな。
燕岳〜大天井岳、奥は常念岳かな。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 もう一度素晴らしい北アルプスの眺望を。見飽きません。
もう一度素晴らしい北アルプスの眺望を。見飽きません。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 スバリ岳へ向かう登山道は岩がもろそうで、危うい感じがして行きませんでした。
スバリ岳へ向かう登山道は岩がもろそうで、危うい感じがして行きませんでした。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 最後に立山をアップで。
最後に立山をアップで。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 また針ノ木峠を目指して下山します。
また針ノ木峠を目指して下山します。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 写真からは分かりづらいですが、急斜面の雪壁を降ります。
写真からは分かりづらいですが、急斜面の雪壁を降ります。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 先行者の方が山腹に新たにトラバースして頂けたトレースを追います。
先行者の方が山腹に新たにトラバースして頂けたトレースを追います。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 ドンドン進んで行きます。
ドンドン進んで行きます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 この辺は楽勝ですね。
この辺は楽勝ですね。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 雪が腐っているのでこの辺も大丈夫。
雪が腐っているのでこの辺も大丈夫。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 岩側に近寄り過ぎると穴に落ちます。
岩側に近寄り過ぎると穴に落ちます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 この素晴らしい眺望もこれで最後。
この素晴らしい眺望もこれで最後。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 針ノ木小屋が見えてきた。
針ノ木小屋が見えてきた。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 トラバースした山腹を振り返って。
トラバースした山腹を振り返って。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 針ノ木雪渓はドンドン下山していきます。
針ノ木雪渓はドンドン下山していきます。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 帰りは早い。
帰りは早い。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 目の前には爺ヶ岳。
目の前には爺ヶ岳。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 雪渓下部はシュルンドもできていました。
雪渓下部はシュルンドもできていました。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 振り返ると青空、雪渓、新緑の絶景が。
振り返ると青空、雪渓、新緑の絶景が。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 小枝をかき分けて進むところもあり。
小枝をかき分けて進むところもあり。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 帰りは雪が腐って滑りやすくなっていました。
帰りは雪が腐って滑りやすくなっていました。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 沢を渡って左岸の夏道へ。
沢を渡って左岸の夏道へ。
針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳 無事到着し扇沢駅を後にします。最後まで良いお天気でした。
無事到着し扇沢駅を後にします。最後まで良いお天気でした。

活動の装備

  • オークリー(Oakley)
    ★ オークリーOAKLEYサングラスFLAKJACKETフラック ジャケット 03-897
  • マムート(MAMMUT)
    ソフトシェルプリズムジャケット Men
  • マムート(MAMMUT)
    Climb Jacket AF Men
  • オリンパス(OLYMPUS)
    OLYMPUS標準ズームレンズED12-40mmF2.8防塵防滴マイクロフォーサーズ用M.ZUIKOED12-40mmF2.8PRO
  • マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)
    ダイアティッシマ35
  • モンベル(mont-bell)
    GORE-TEX アルパインスパッツ
  • その他(Other)
    Sport38mmシルバーアルミニウムケースとホワイトスポーツバンド
  • モンベル(mont-bell)
    LXB-12アイゼン

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