活動データ
タイム
23:32
距離
14.1km
のぼり
1676m
くだり
1673m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る朝4時、家を出る際に充電しておいたPROTOREKを腕にはめる。ん?おかしい……あ!10分遅れてる!なんでー!? 説明書PDF見るも不明。どうやって直すのよ?? なんで遅れてるのよ〜〜〜ん。もう時間ないし、仕方が無いのでこの時計は「10分遅れの時計」として認識することにします。どーだ! テクノロジーに勝ったぞ。いや、最初から負けてるのか。ようわからんけど。 てなことを、一応プロトレックモニターなので、時々書いてみたりします(笑)。 今回、うちのJKが修学旅行に行くことになり、このチャンスを逃すわけにはいかない!と山小屋泊を画策。平日登山部のグループLINEに「月曜火曜で山小屋泊行きたいな〜」とつぶやいたら、4人のメンバーに同行してもらえることに!ほんと、YAMAPって最高です!! 燕岳か尾瀬か、最後まで迷って、私の希望で燕岳に決まり。それからは毎日天気予報に一喜一憂、娘の機嫌にドキドキハラハラして出発までに精神的にヘトヘトになってしまった。だって、こんなチャンス最初で最後かもしんないじゃん!ぜったいに行きたいじゃん! でもね、神様はちゃんと見ていてくれましたよ。ほんと。 JKを無事に沖縄に送り出し、初めての小屋泊で何を持っていけばいいやら、何度も荷物を入れたり出したり。とにかく腰が心配なので荷物を軽くしたい。食べ物飲み物は山荘で買おう。体力がない分は「金」で解決じゃ! とはいいつつ心配性なのでいらんものまで色々詰め込んだザック。着替えはいらなかった。おやつも多すぎた……。 相模湖駅6時半集合、めおとさん号で出発!運転はかわりばんこね。車内の会話は激しすぎてここでは言えませんのであしからず。 関東はどんより空模様でしたが、トンネルを抜けるとそこは青空ー! 山道でお猿の軍団に囲まれながらも、9時半、中房温泉第一駐車場到着し、前のりしていたえいちゃんと合流。 燕岳登山口より、合戦尾根を登ります。 気温快適。道は急登だけど歩きやすくコースもわかりやすい。猿ものもと思われるお土産を踏まないように注意!あとは、虫!虫!ネット持って来て正解。めおとさんとふたりインターネット姉妹です。 第1ベンチ、第2ベンチ、第3ベンチ、富士見ベンチ、と各40分ペースで登る。脚が重い、腹が減る、息がすぐあがる。それでも案外多くの花が咲いていて気分を上げてくれる。写真を撮りつつどうにか合戦小屋に到着。 人、いません。貸切だよ、うっしっし。ちょっとクラクラするけど、これって高山病? しっかり食べて休んで、そこからは軽アイゼンをつけて最後の雪道に挑みます。 するとどうでしょう、目の前にガス?ガスってる? いや、これは雲だよね。きっと雲の上は天国だよねって信じて、最後の燕山荘への地獄の階段を上り詰める。 冬道は小屋の後ろに着くのでぐるりと表側にまわると、それは唐突に目の前にあらわれました! 北アルプスオールスターがドドドドドーン、一瞬にして感情と涙腺が崩壊しました。 なんてこった! こんな世界があったとは! ネットや雑誌の写真で見るのとは違う、本物が目の前にずーーーっと広がってる。感動とは裏腹に現実感がなかなか沸きません。ほんとに私は北アルプスにいるの? 夢じゃない? 15時45分、燕山荘にチェックイン。荷物を置いてすぐに燕岳ピークへ。 燕岳に3回も来ているあっこさんが先頭なのでとっても心強い。花崗岩の白い砂とハイマツの美しい稜線を歩くと、嬉しすぎてどうやっても顔がにやけてしまう。 イルカ岩とメガネ岩の間で何かの気配を感じてふと振り返ったら、岩の上に雷鳥さんが!!うわ〜、神々しい。もっと近くで見たかったけど、仕方ないです。できれば肩の上に乗って欲しかったけど、それは無理か。 あっこさんがピークハントを譲ってくれて私とたかぴょんで先に山頂にタッチ!(ここでは泣きませんでした) 貸切の山頂で写真を撮りまくって遊び、燕山荘へ戻りました。 夕食の後、夕陽を眺める。雲があがってきていたけど、それはそれで感動的な時間でした。 この日のお客さんは4組。4人用の部屋をふたりずつで使えました。やっほーい! ところが私の布団二枚の上はなぜかお店を広げたフリーマーケット状態。いつまでたっても整理ができないのでたかぴょんに笑われてしまったよ。これで混んでる山小屋は泊まれないこと確定。 やっとこさ荷物整理してスナック「めおと」で屋久島の美味しい焼酎をいただき、21時消灯ギリギリに布団にIN。 静かで、あたたかく、広くてふかふかの布団で、こんなに快適なのに……眠れない。寝不足のはずなのに、眠れない。枕が変わると寝られないのはいつものことなので、身体を休めるつもりでじっと目を閉じて横になっていました。 夜中にトイレに2回、月明かりと常夜灯でヘッデンも必要ありませんでした。トイレは簡易水洗。手も洗えます。 隣のめおとさんが時々むにゃむにゃ喋っています。この人は起きてるときも寝てるときも喋り続けてないと死ぬのかしらん。1回間違えて寝言に返事しちゃったよ、ったく。 朝4時。 ずっと起きていたようで、ちょっとは寝たのかな? 頭痛がするけどまずまず元気。 フリースとダウンを着て外へ。ベンチに霜が降りていたので気温はマイナス、風がふくと凍えそうです。 そして、ご来光。槍ヶ岳と穂高連峰を染めるモルゲンロートをたっぷり堪能。贅沢すぎるでしょ、コレ。 5時半朝食。寝不足のせいかたんぱく質が食べられない。フルーツが美味しくて助かった。 えいちゃんは昨日行けなかった燕岳をピークハントしたら下山して、次の目的地、霧ヶ峰へと向かうそうで、 皆で記念撮影してお別れしました。ありがとうございました。ワインごちそうさまでした! 残る4人は荷物をデポして表銀座縦走コースをトレッキングします。 最高のお天気です。夢にみた北アルプスの銀座ですよ、銀座。いろんな街にもありますよね、銀座。その街で一番素敵な通りのことですよ。 荷物も軽く、ほぼ貸切りのため、やってみたかったことをやりますよー。 「やっほーーーーーーーーー!」 叫びました。他の山ではなかなか恥ずかしくて五十路のおばさんにはできないことです。 気分がすっきりしました(笑) その後は野口五郎岳を眺めながら五郎メドレーを歌いました(たぶんたかぴょんは知らない歌だったわね)。 アルプスの少女ごっこ撮影をしたのち、再び戻って、やっぱり雷鳥を間近で見たいと、再びイルカ岩まで行ってみる。残念ながら会えませんでしたが、雪解けの後の高山のお花たちが咲き始めていて、それらを見つけるのもすっごく楽しかったです。 あと2泊くらいしたいところでしたが、後ろ髪をグイグイひかれつつ、10時半に下山開始。 合戦小屋までは軽アイゼンです。雪は昨日よりもさらにグズグズになってました。 前日に登って来た道なのに、ずいぶん昔のことのようです。なんでだろう。 行きに撮影した花のことも忘れてしまってる。高山病かな? 合戦小屋でアイゼンをはずし、行きに買って来たコンビニおにぎりを食べると現実に戻って行くようで寂しい気持ちになる。 でも、ここから駐車場までの下りはしんどかった〜〜。寝不足でパワーがなく、アミノバイタルゼリー頼みでやっとこさ降りました。 いやあ、もうほんとに、みんなありがとう。 1人じゃないって素敵なことね。 楽しくて感動的で開放的な二日間でした。 もう思い残すことは何もありません。まめこは燃え尽きました。。。。
メンバー
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。