雲の上、雪の上、岩の上【トレランシューズの感想】

2017.06.15(木) 日帰り

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6月13日。行きました。鳥海山。出発までに地図をDLしてなかった為軌跡はない。あと七高山は未達。 今回は前泊して鉾立口から攻めた。 実は先日、UL向けのトレランシューズを購入した。 バスクというメーカーから出ている、『VERTICAL VELOCITY』。 結果から言うと、歩きやすかった。軽いって正義。十分。勿論背負う荷物も減らしている。 今回は雪渓を何度かトラバースしたが、行けた。 行けたというのは、まあ自己責任でお願いしますということである。これ重要。 斜度がキツイところはさすがに軽アイゼンぐらいはつけた方がいい。因みに私はチェーンスパイクを履いた。 アッパーはメッシュなので、雪渓中はやや水がしみる感覚はあるが、雪渓を抜けて陸を歩いてると割とすぐ乾く。なので湿気による靴擦れやマメなどはなかった。長時間濡れるような場所は絶対ダメ。凍傷しかねない。今回は陸と雪と交互に歩いた為問題はなかった。 と、まあ商品レビューじみたことはこれぐらいにして、本題に入る。 御室の鳥海山大物忌神社まではとにかく雪渓を登る、渡る、陸歩く、の3本立て。 そこから新山に向かう。 が!新山頂上目前に現れたのは、雪の塊。聞いてませんよ。 新山へは反時計回りで進んだのだが、直前のおそらく大岩の裂け目であろうところに雪の塊が引っかかっている。そこをくぐり抜け、また雪の上へ上がる?いや無理無理。死んじゃう。裂け目に落ちて上がれなくなる、と思い引き返す。 また御室へ戻り、ご飯もぐもぐ。後から新山へ向かわれた方に別の行き方を教えてもらい、再アタックして無事登頂。結局あの雪の塊は右側を迂回した。 あの時の岐阜からお越しの方に感謝。 戻りは大雪渓の真ん中を滑りながら一気に下る。楽〜。ゲイターあった方が勿論良いだろうが、持ってないのでそのままパンツの裾をやや伸ばしたくらいにして下る。雪が靴の中に入ることはなかった。 御田ヶ原分岐で折れて、鳥海湖南側を通ったが、かなりの斜度の雪渓でかなり危ない。踏み跡もない上にコースなんて見えないので、GPSを頼りに進む。スリルしかない。 鳥海湖は確認はできたが雪に覆われていた。この辺りから電池残量を恐れて写真は撮れていない。 御浜小屋からは一気に駆け下りて、山には11時間くらいいた(笑) 登山バッジは鉾立口の売店は終わってしまっていた為、大平山荘の売店で購入。ついでに入浴も。 またひとつ山を越えて、自信ついたかな。 凄くいい山だった。それに凄く印象深い山にもなった。困難はない方がいいけど、困難があって乗り越えたときの思い出は本当に貴重。 この経験を分かち合える人がいることにも嬉しく思う。 リハビリ登山のつもりだったけれど、山に登るにつれて筋肉がついてきているからか痛みもだいぶ少ない。 次の日はミイラが飾られてる寺を見物して帰宅。 たぶんこの登山、一生忘れないと思う。

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