ヨセミテ（2/3 4マイルトレイル編）

テントキャビンでのんびりしていると16時を過ぎたので、当初予定していたグレイシャーポイントに夕焼けを観に行く。 シャトルバスがいつ来るかわからないので、徒歩でValley Lodgeに向かったら1時間以上かかってしまった。各ポイントが結構離れているしシャトルバスも時間きっちりの運行というわけでは無いので、できればゆっくり滞在したい。 ツアーデスクで、グレイシャーポイントまで徒歩で登って帰りだけツアーバスで下りる事ができるか聞いたが、事前予約しなければ駄目で1週間後までいっぱい的な回答だった。 4マイルトレイルを登った人のブログを探すと3時間はかかっていなかったので、なんとかなるだろうと思い、徒歩で往復する事にする。 トレイルは想像よりも整備されていて、ほぼほぼ、コンクリで固められた歩きやすい道である。ジグザグに山肌を登る道は日があたって明るく、雰囲気としては実家裏山の屋島の登山道に似ている。笑 もちろん、登山道からは渓谷の入り口やヨセミテフォール、眼下はるかに村々と、非現実的な景色が広がる最高に気持ちの良いトレイルだった。 気持ち良いとはいっても、4マイルと言いながら4.7マイルあって、2時間半で1,000m登ったのでそれなりにきつかった。 200mくらい登ったあたりで、さらに800mくらい上まで続くとんがった岩肌とか見せられると、心折れそうになる。 それでも気づけば目線より下になってしまったヨセミテフォールを見たり、渓谷の入り口に落ちる影をみたり、角を曲がるとハーフドームが現れたり、イベントに事欠かないので、なんとかモチベーションを保つことができた。 グレイシャーポイントでは、ハーフドームから雪が覆うシエラネバダ山脈まで、少しずつ夕日に染まっていくさまが美しかった。 夕日を観に来たので、当然、真っ暗な中をヘッドライトで下りるのだが、整備されていて道迷いの心配もないとは言え、時間はかなりかかった。登山口まで下りてもシャトルバスは終わっているので、Half Dome Villageまで1時間以上歩く事になり、テントに着いたのが結局24時近く。夕食は行動食だけで寝ることになってしまった。 やはり下りはツアーバスを確保しておくのがベストだと思う。 →3/3 camp4編につづく