初めての双門の滝、そして20年ぶりの狼平。

2017.06.15(木) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 55
休憩時間
45
距離
8.3 km
のぼり / くだり
1409 / 489 m
DAY 2
合計時間
3 時間 1
休憩時間
0
距離
6.7 km
のぼり / くだり
148 / 1068 m
2 31

活動詳細

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山登りを始めた頃、行って見たいな~、でも私には無理やろな~って思っていた山やコースが幾つかありました。そのひとつが大峰山系の双門の滝コースでした。 その頃読んだガイド本にどう表現されていたのか正確には覚えていませんが、垂直の、とても長~い梯子を上っていくらしく、まるで煙突の梯子を登って行くようなイメージが出来上がっていました。下を見たら目が眩む?手に汗かいたり、腕が疲れて手を離したら一巻の終わりなんてね。 そんな恐れを持ち続けてきたコースですが、最近はヤマレコやYAMAPで詳細な情報を得、写真で見ることができるので、私でも行けるかな~って思っちゃたりして、今回行って見ることにしました。 皆の記録を見てると、ほとんど日帰りで行かれてるようで、歩行時間も10時間をゆうに超えるみたい。自分の脚と膝を考えると、これはちょっと無理っぽいので、上で泊まることにしました。それでも、熊渡(くまと)から狼平まででも平均7時間~8時間、中には10時間ぐらい掛けている記録もありましたので、日が長いいまのうちがいいでしょうし、梅雨に入ったとはいえここんとこ雨が降っていないので、川の水量も少なく渡渉も安心できそうなので、この日に行く決心をしました。 それから、今回もうひとつ挑戦したことがあります。それは小屋で泊まる事。テント泊はこれまで十五回以上ありますが、営業小屋にしろ無人小屋にしろ山小屋に泊まったことがないんですよねえ(^^ゞ ま、早い話が周囲の方々にご迷惑をかけるので(^^ゞ それが嫌でいつもテント泊な訳で(^^ゞ とは言え、テント装備でこのコースは無理と思えるので、この際、初小屋泊もトライすることにしました。 荷は、寝袋、マット、エア枕、ダウンジャケット、ダウンパンツ、ウインドウブレーカー、レインスーツ上下、シングルバーナー、ガスカートリッジ、コッフェル、ランタン、ヘッデン、スマホ充電池、ツェルト、ファーストエイドキット、ヘルメット、食料などなど。 なーんか、テントがツェルトに変わっただけの感じ(^^ゞで約9kg。マット、ダウンジャケット、ダウンパンツは最後まで思案したのですが、結果として持っていってよかったです。夕方かなり寒くなりました。夜と朝はそうでもなかったですけどね。その代わり、いつもは持って行くカメラと三脚は今回は我慢しました。 さて、行って見ると、とにかくテープは沢山ありました。目標のテープまで行けば次のテープはほぼ確認できました。見当たらない場合でも、少し移動すれば見つけることが出来ました。私は、電車の運転手のように手差し確認して、よ〜し!と呟きながら進みました(笑)。 次に心配だった梯子ですが、思い描いていたような長~~いものはありませんでした(笑)。それでも兎に角、立てかけた梯子、桟橋代わりの梯子はやたら多く、ある方の記録では七十数個所と報告されているぐらいあります(汗)。横に架けた梯子も、最初は手掛かりを持って慎重に渡っていましたが、途中から慣れて手掛かりなしで渡っちゃったりして、最後に登場する鉄杭のトラバースもその頃にはもう全然問題なく渡れるようになってました(笑)。 コース全体では、前半は梯子の登り、渡り、降りるの繰り返しで、後半は河原歩きがメインでした。河原歩きと言っても砂利じゃなく大きな岩がゴロゴロしている中を行きますので、何度も渡渉したり、岩をよじ登ったりしながら進んでいきました。ニ三度少ない足がかりを無理やりよじ登ったりもしましたが、越してから振り返ると、あああっちから行けば良かったのかと思えるものばかりでした。 全体を通じての感想ですが、無事通過できたから言えることかも知れませんが、私個人としては、今年連れていってもらった六甲のロックガーデンや荒地山の方がよっぽど怖い思いをしました(笑)。ほんまええ経験を積んどくことができました。 でも、行程が長いので、慎重を持続させないといけないのが肝要でしょうね。今回は、写真も程々に、とにかく慎重に、ひとつひとつ確実にパスしていくことに専念して行きました。 それから、雨の心配があるときは止めときたいと思いました。 ま、とにもかくにも双門の滝コース、無事達成! 後半かなりへばったけど、計画通り8時間で到着できました。 で、狼平。 懐かしいですねえ。 20年ぶりです。 実は初めてテン泊したのが弥山で、天川川合から栃尾辻、狼平を経て登ったので、ここを通過したのです。ここで父親と息子さんが泊まっていたのが記憶に残っています。 その時は通過しただけでしたが、今回はここで泊まります。 平日なので利用は私だけかなと思っていたら、もうひとり、天川川合から登ってこられた年配の男性(わたしも年配ですが~)と二人利用となりました。 小屋はとても綺麗に管理、利用されていて、また心配だった虫も、小屋の外も中もほんとうにいませんでした。 夕方はかなり冷え込み、マット、ダウンの上下を持ってきていて良かったです。 私のスリーシーズン用の寝袋はモンベルの#5なんですが、これは失敗でした。#3を買っておくべきやったと、このところ何度も痛感させられています。 で、翌日。 もう一人の方は3時半ごろに荷物をデポして弥山へ行かれました。 わたしも、弥山、八経、明星と周回して帰る計画も持っていたのですが、前日の足の疲れ具合から止めとくことにしました。 で、わたしも帰り支度をして5時ごろ出発。 カナビキ尾根経由で下山です。 途中、頂仙岳を巻いてからカナビキ尾根までのブナ林がとても綺麗でした。 正直なところ、双門の滝コースは、景観的には感動もいまひとつだったのですが、ここを通ったときはちょっと涙がでました。秋にまた来たいですね。それから冬も。 で、途中ルートミスもありましたが~(汗) 膝が痛むこともなく3時間で下山。 昨日の8時間と今日の3時間を足すと11時間。 荷は日帰り装備でもっと軽くなるので、ひょっとすると日帰りもできるかもと思ったりします。 きのう軽い痙攣が来てたのももう忘れてね。 で、8時に下山しちゃったもんで、温泉も入れず自宅へ帰っちゃいました。 今回の反省点は、早く下山したらアカンってことやね(笑)。 で、帰宅して体重を測ったら、68.6kg。やったね、去年夏からの新記録です。 まあ、この後、飲んで食べるので、すぐ戻るでしょうが〜(^^ゞ

八経ヶ岳 熊渡(くまと)に路駐。4台留まってましたが登山者でしょうか、釣り人でしょうか?
熊渡(くまと)に路駐。4台留まってましたが登山者でしょうか、釣り人でしょうか?
八経ヶ岳 すぐの橋の上から。
すぐの橋の上から。
八経ヶ岳 すぐに登山ポストあります。
すぐに登山ポストあります。
八経ヶ岳 最初はこんな広い林道を歩いて行きます。
最初はこんな広い林道を歩いて行きます。
八経ヶ岳 左へ下ると双門の滝コース。右がカナビキ尾根。明日こちらから下ってきます。
左へ下ると双門の滝コース。右がカナビキ尾根。明日こちらから下ってきます。
八経ヶ岳 河原へ下りました。
河原へ下りました。
八経ヶ岳 こんなとこ歩いて行きます。
こんなとこ歩いて行きます。
八経ヶ岳 取りつきの階段が見えました。垂直になってるじゃなく、斜めに架かってるのね。
取りつきの階段が見えました。垂直になってるじゃなく、斜めに架かってるのね。
八経ヶ岳 一の滝。ゆっくり眺めていたかったけど、先が長いからね。
一の滝。ゆっくり眺めていたかったけど、先が長いからね。
八経ヶ岳 吊り橋を渡って、
吊り橋を渡って、
八経ヶ岳 こちら側からの眺めも良かった。
こちら側からの眺めも良かった。
八経ヶ岳 右のロープで登って、左のロープで降りる?
右のロープで登って、左のロープで降りる?
八経ヶ岳 これが双門の滝か~
これが双門の滝か~
八経ヶ岳 ここで昼食。
ここで昼食。
八経ヶ岳 おにぎりとトムヤムフォー。
おにぎりとトムヤムフォー。
八経ヶ岳 これが崩落地か~。すっげ~。
これが崩落地か~。すっげ~。
八経ヶ岳 そこかしこにイワカガミが咲いていました。
そこかしこにイワカガミが咲いていました。
八経ヶ岳 この空中梯子だけがちょっとびびったわ。最初の一、二段だけね。
この空中梯子だけがちょっとびびったわ。最初の一、二段だけね。
八経ヶ岳 鉄杭のトラバース。さほど高度感もないし、補助の鎖もある。ま、ここまでくれば怖いもん無しになってるわ。
鉄杭のトラバース。さほど高度感もないし、補助の鎖もある。ま、ここまでくれば怖いもん無しになってるわ。
八経ヶ岳 ようやく狼平に無事到着~。
ようやく狼平に無事到着~。
八経ヶ岳 ここは20年ぶりです~。
ここは20年ぶりです~。
八経ヶ岳 中も綺麗でした。
中も綺麗でした。
八経ヶ岳 朝、ちょっと曇ってるね。
朝、ちょっと曇ってるね。
八経ヶ岳 栃尾から来た場合の分岐。左が狼平。右が明星が岳へ。
栃尾から来た場合の分岐。左が狼平。右が明星が岳へ。
八経ヶ岳 ここも自然林ええわあ。
ここも自然林ええわあ。
八経ヶ岳 今回一番目に留まった木。
今回一番目に留まった木。
八経ヶ岳 こんどは秋に来たいわ。そして冬季ね。
こんどは秋に来たいわ。そして冬季ね。
八経ヶ岳 無事下山。私の車しか留まってませんでした。
無事下山。私の車しか留まってませんでした。

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