Shinの石鎚北壁リード初めと猫のたま

トイをリードしたいのです。トイかよ😅、初級者だからと言って、初級ルートからという安逸にながされるその発想が気に入らないが、いいか。何にだって始まりはあるんだし。 で、やって来ました。もちろん西ノ川からですよ。昨日の疲れが残り、体がだるい。やっぱり今ちょうど僕の中でクライミング熱が燃えてることだしフリーの岩場でシビアな課題に取り組んだ方がいいかしらん、行先へんこうしようかしらと、集合場所に向かう車の中で考えたが、いやしかしそれはさすがに我儘が過ぎやしませんか？お客さん。なので、おとなしく西の川に着けた。SHINの今日の足回りは安全靴？何かいいことがあるのだろうか？つま先の保護は完璧だろうけど、なぜ安全靴なのか聞きたくなったが聞いたところでどうせ聞くだけ無駄だったという事になる可能性がそう97%ほどあるのでやめにした。 　そんなわけで汗にまみれて、風の無い樹林帯を登りました。途中暑くなったので、リア．パパジョンさんに敬意を表して上半身は脱ぎました。しかし、ここまでが僕の限界です。それも成就が近くなり人の声がしたらシャツを着る始末。自由の感覚ってのは俺のような小心者には辛いものなんですね、せめてパン１なら何とかなるかと思ったんだけど俺には無理だ。パパジョンごめん。 　そんなんはどうだっていいのですが、白石旅館の中に新聞記事が貼ってありました。2年前から成就に猫が住み着いているというのです。それは会ってみたい。しかし辺りを見回すと猫はいません。 外に出てSHINを待っていると10分後に遅れて到着しました。やっぱり安全靴は鉄板が入ってるので重たいそうです。僕なら出発する前にそういうことは分かると思うのですが、何事もやってみなくては分からないという、サントリーの佐治社長の教えを忠実に実行しているんだと思います。 そうすると向こうから、首から下が以上に太い猫登場。😸のタマです。デブ猫です、しかし愛嬌があり、顔もかわいらしいので癒されました。毛の生え変わる時期なので背中をすいてやると大量の毛が抜けました。 　そんなんもどうでもいいですね。そうです。僕もいつまでも猫の相手をするわけにの行かないので、再び登りました。今日は三の鎖を通り越して弥山から、天狗方面に少し行ったところにて懸垂下降地点がありますので、そこからロープ繋いで50m懸垂しました。いつもならば僕が全部やるのですが、そうするうちに金のとらないガイドとクライアントみたいになってきたので今日からは全部奴にやらすことにしました。 　で、今回の懸垂ですが、通常の懸垂と違い、下降先が藪の中なのでロープは肩に担ぎ、引っかからないように適時落としながらというのをやるのですが、これがなかなかなれないと難しい。最悪の事を考えて、マッシャーで手を離せば停止できるようにしたのだが、肝心のセッティングの位置が悪く、必要以上に停止がかかり、またロープを落とすのも順番に落とさないものだから予想通り絡まって途中のテラスでいったんピッチを切る。 こんどは、待機しているものがロープを送ったやることにしてなんとかしたまで降りました。こういうところはセンスが問われますね、一回一回の経験からどれだけの物を引き出し、蓄積させるか。 そんなんで取り付きまでだいぶ手間取りましたが無事到着。準備して登りました。Shinのリードです。ためらいなくA0です。がちゃがちゃと登りまして、無事ビレイ点にたどり着きまして、ビレイ解除、ロープアップ、ビレイオンで僕も続きます。フリーで登ってやろうと頑張ったんだけど一ヶ所ヌンチャク掴みました。m(。≧Д≦。)m セルフコントロールがたらん！ 気を取り直して二ピッチ目、最初の小ハングを超えてしばらく行くと「ギアが足らなくなりました」だって。ワンピッチ登るのに必要がギアぐらい計算しとけよと思ったけど。正しいリーダーならそこはチェックしとくべきでしたね。仕方ないので途中の支点一本で確保してもらいました。そこまで登ってギアを渡しました。 そこから3ピッチ目。オープンブックコーナーの真ん中に泥でステップが出来ているのでただの歩きです。そこから垂壁になると、左のスラブが平滑で足をスメアしても全然効きません。高度なボディバランスと、岩を読む目、柔軟性を兼ね備えたクライマーならどうにかなるのでしょうが私では」どうにもなりません。泣く泣くA０ですよ。 気が付くとギャラリーが喧しいですね。喧しい、見せもんじゃねぇや❗と言いたいけど客観的にみるとやっぱり見せもんですな。だから黙ってやり過ごしました。所要時間は90分でした。以外に早かったですね。 ロープを畳んでから、下山です。これから西の川まであるくのかよ、自分で計画を立てておきながらほとほと嫌になりますね。でもそういったことの積み重ねが何時か役に立つかもしれない。2時間30分かかりました。結構疲れました。