安全登山シンポジウム

2017.06.23(金) 日帰り

活動詳細

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先日聞いて来たお話の備忘録。 ◎北海道の山岳遭難の実態。 全国で常に上位。 他県に比べると山菜採りが多い。 去年206件。死者14名。 60代が最多。午後の下山時が73%。 H28年より冬山が増加傾向。→手稲山多い。 八剣山は9割が滑落。 ◎夏山遭難の医療対応 山岳死因全国…1位外傷、2位低体温、3位心臓 北海道では1位と2位が逆。 熱中症…熱疲労の場合は水平に寝かせ足を上げる。水分と塩分を摂らせる。30分経って回復しない場合は救助要請。 ※汗っかきはなりやすい。高齢者も。 水分補給は、登山前に500㎖。登山中は30分毎に250㎖。登山後に500㎖以上。 低体温症…北海道では4月が一番多い。 実例。 旭岳。4月。40代。 15時 …悪天候。救助要請。 18時45分…姿見駅に救助隊到着。 20時45分…山頂。(救助者発見出来ず) 22時20分…発見。−9度。風速25m。地吹雪。 即座にツェルトで隔離。保温。湯たんぽで胸を温める。←この時手足を温めてはいけない。カロリー摂取。 23時20分…震え。→最初は震えすら無し。 炭水化物は震えるためのエネルギーとなるため、どら焼きがいいそうです。固形物が無理な時はお汁粉。カフェインは厳禁。 ◎田中陽希さん。 アドベンチャーレースのお話をして下さいました。他、北海道については羆のテリトリーにお邪魔すると言う気持ち。遭難した時は、まず落ち着く。分かるところまで戻る。目印を付ける。 来年は300名山一筆書きに挑戦するそうです。😊 以上、私の走り書きなので訂正箇所ありましたら申し訳ありません💦 とても意義深い内容でした。 自分が当事者にならぬよう。そして一件でも、山岳の事故が減りますように…。 ※読んで下さっただけで充分ですので、コメント無効にしてあります。🙇‍♀️ 皆様が安全に登山される事を祈って…。⛰

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