活動データ
タイム
07:25
距離
91.1km
のぼり
603m
くだり
603m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る靴紐を結ぶのが難しいほどの体型だったとき、ダイエットのため毎週のように行っていた場所がある。 高知県安芸市の伊尾木洞。 周辺がまだ海だった頃、波の浸食でできた天然の洞窟で、その奥には6種類ものシダ類が共生する群落地がある。 1か所に多くのシダ類が共生するのはとても珍しく、大正15年に国の天然記念物に指定された。 高知市から安芸市までは、坂らしい坂もないフラットな道で片道40kmくらい。 しかも、夜須町からは昔の鉄道跡を利用した自転車道が整備されていてダイエットには最適のルートなのだ。 そういえば、苔が好きになってから一度も行っていない。 久しぶりに自転車でまったりポタリングもいいな。 ■やっぱり自転車が好き 前日の疲れはなく快調にペダルを回す。 馴染みのコースを思い出しながら風を切っていく。 久しぶりの感覚。 ちょこちょこ撮影しながらの自転車は意外と楽しい。 自転車はいいな。 ■キレイに整備されたけどね たっぷり寄り道しながら伊尾木洞に到着。 入り口では先客のツアーがガイドさんに説明を受けていた。 洞窟を抜けた先には白亜紀のような異世界が広がっている。 以前、訪れていたころは彫刻やオブジェが置かれていたが、景観を損ねるので撤去されたようだ。 自分も作られた方には悪いが無い方がいいと常々思っていた。 しかし、少々整備されすぎている感じがする。 ゴロゴロとした石で覆われていた地面はキレイに整地され、シダが群生する岩だけがポツンと取って付けたように残されている。 もちろん、素晴らしい景観であることは間違いないが、異世界感が半減したように感じてしまった。 今思うと余計なオブジェだと思っていた彫刻も雰囲気作りに一役かっていたのかもしれない。 少し寂しいと思うのは贅沢だろうか。 ■高知遺産 そのまま帰るのも勿体ないので、高知遺産と呼ばれている建物を探訪しながら帰ることにした。 今ではあまり見られない凝った造りの建物を見るのは楽しい。 街や自然を気の向くまま楽しめる面白さと速度感が自転車にはある。 久しぶりだったので少し腕がだるいが、心地よい疲れだ。 市内まで戻ってくる頃には黒南風が吹き始めた。 梅雨が本格的にやってくる。 さて、次はどこに行こうか。
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