ヒメサユリ咲く展望の浅草岳

2017.06.25(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 42
休憩時間
1 時間 31
距離
11.2 km
のぼり / くだり
1215 / 1282 m
1 34
32
2 54

活動詳細

すべて見る

曇りのち雨。 無風で蒸暑い中、山開きの神事が行われた。只見四名山の山開き、最後が浅草岳である。 午前5時30分。只見駅に集合。大型バスで田子倉湖にある只見沢登山口駐車場へ。200名以上の方々が参加した。神事の後、御神酒をいただき登山開始。剣ヶ峰経由で山頂。沼ノ平経由で入叶津へ下山する。コースタイム約9時間のロングコースである。 細い道や木道を一列で進むが、皆さん早い。可愛い花が咲いていようが、緩めることなく早い。 エコパーク、木道。道を外れ、花をじっくり観察することも許されない。黙々と歩き、しばしばサッと抜き去られレースをしているようである。これでは楽しくないし、体力がもたない。 端に避けられる所を見つけ、シャツを脱ぎ呼吸を整え自分本来のペースをとる。オカンは、皆さんに吊られて、オーバーペースのまま汗だくで進む。 道幅が少し広くなったブナ林道で追い付いきオカンを止めると既に顔色が変わっていた。体温が下がらないようだ。恥ずかしがっているが、熱中症が怖いので、半袖Tシャツを脱がし休憩をとった。私たちのいつものペースで歩き出したが、まだ辛そうだ。 後少しで開けた尾根に出るが、休めるくらい広い所で朝食を摂ることにした。食欲があまり無いようだ。宿が用意してくれたオニギリとオカズがいっぱい。美味しい。オニギリひとつ食べ、ゆっくり休んだ。大勢の方々をみおくると。オカンが「体温が下がった。」と。良かった。これで一安心。最後尾辺りになったが御構い無し。頂上を12時過ぎまでに下りればいいのだ。まだ余裕がある。小さな花々が華々しく咲く花道が癒してくれる。ただ雨が心配だ。 鬼ヶ面眺めでの眺望は良い。まだ雨は落ちてこない様子。雪で削られ、只見沢へ落ち込む鬼ヶ面山の断崖絶壁に目を奪われた。重石エ門岩では、目の前の急斜面に取り付いている登山者が小さく見える。その上に浅草岳の頂上が見える。最後は更にキツい急登が待っている。この時オカンは、いつもの闘志が復活していた。頼もしい。 頂上では登山隊長と係りの方々が迎えてくれた。新潟側の開けた登山道や雪渓が見える。 汗で服がびしょ濡れだ。着替えるとサッパリ。腹がへった。オカンの食欲は、まだ復活せず。ラーメンは作らず、残りのオニギリとオカズをたいらげた。コーヒーを淹れ、寛ぎつつも先を急いだ。 緩やかな木道を下り、草原や池塘の間を歩く。雪渓歩きもある。雪解け水の沢渡りもある。ヒメサユリや他の様々な花が咲く。素晴らしい。辛い登りであったが来た甲斐がある。 が、しばらく楽しく歩いていると降ってきた。雨だ。大木のブナの下で、カッパを来て下った。道はドロドロで滑る。だが先を急いだ。途中、腕時計を落とした事に気づいた。気持ちも落ちた。 登山口では、主催者の方々がタープを張り、迎えてくれた。振る舞いの甘酒と麦茶をタープの下でいただき無事下山できホッとした。 汗を絞られ、辛い登りであったが花が美しく景観も良い素晴らしい山であった。 今日は、山開きを主催してくれた全ての方々に感謝です。お世話になりました。 因みに、早い方は昼には下山され雨に濡れなかったそうだ。はやっ!

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。