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由布岳・鶴見岳

由布岳(ゆふだけ、油布嶽)は、大分県由布市にある標高1,583mの活火山。山体が阿蘇くじゅう国立公園に指定されている。

このエリアについて

掲載されている山

由布岳, 鶴見岳, 伽藍岳(硫黄山), 内山, 水口山, 青梅台, 大平山(扇山), 鍋山, 高平山

  • 鶴見岳

    標高 1374 m

    鶴見岳(つるみだけ)は、大分県別府市にある活火山。標高は1,375m。日本三百名山のひとつ。東側山麓の扇状地には別府温泉(別府八湯)が広がる。 鶴見岳は阿蘇くじゅう国立公園に指定されており、別府湾からは後方の由布岳と並ぶ美しい姿を見ることができる。初夏のミヤマキリシマ、秋の紅葉、冬の霧氷等の自然に恵まれている。 山頂へは、別府ロープウェイが中腹の別府高原駅(標高503m)から山頂の鶴見山上駅(標高1,300m)まで通じており、10分足らずで登ることができる。山頂からは、東方に別府市街や別府湾、南方に城島高原を見おろし、すぐ西側には由布岳、遠方には九重山を望む。晴れた日には東方に四国を遠望することができる。また、山頂には火男火売神社(通称、御嶽権現)奥院の石祠や鶴見七福神が祭られている。 日本最大の温泉都市別府の源である鶴見岳には、古代より山麓に温泉があることは広く知られていたが、活発な噴火活動で荒地や沼地になっており、整備されていなかった。『豊後国風土記』や『万葉集』には、現在の柴石温泉の血の池地獄にあたる「赤湯の泉」や、鉄輪温泉の地獄地帯にあたる「玖倍理(くべり)湯の井」等についての記載がある。『伊予国風土記』逸文には、大国主命が鶴見山麓から湧く「速見の湯」を海底に管を通して道後温泉へと導き、少彦名命の病を癒したという神話が記載されている。771年(宝亀2年)に創祀されたとされる火男火売神社は、神体山である鶴見岳の2つの山頂を火之加具土命、火焼速女命(ひやきはやめのみこと)の男女二柱の神として祀っており、別府八湯の守り神として信仰を集めている。府内大橋から眺めると由布岳と鶴見岳が並び稜線が透けたように見える。これは一番手前にある小鹿山の稜線が由布岳と鶴見岳の稜線に偶然にも合致しているためである。 立地のよさから、各放送局の施設や警察庁の通信施設、県防災行政無線などの中継所が設置されており、また、大分県デジタルネットワークセンターの区域外再放送の受信施設を設置、北九州局(デジタル・アナログ)と久留米局(アナログ)の電波を受信し、大分県のケーブルテレビ局に配信する。

  • 由布岳

    標高 1583 m

    大分県由布市の由布岳は、「おんせん県」大分を代表する温泉地のひとつ・湯布院温泉の背後にそびえる日本二百名山。均整の取れた美しい山容は、深田久弥が『日本百名山』に選ばなかったのを後悔させた。東峰と西峰の2つのピークからなる双耳峰で、最高点は一等三角点がある西峰。山頂からは隣り合う鶴見岳(標高1,375m)を間近に望むことができる。正面登山口と西登山口、東登山口からのコースがあり、最も歩かれるのはバス停と大きな駐車場がある正面登山口。山頂部は東峰、西峰を含めて一周できるようになっているが、クサリのある岩稜帯や崩壊地の通過があるため、初心者は比較的安全に登ることができる東峰の往復にとどめたい。

  • 伽藍岳(がらんだけ)は、大分県由布市の別府市との境界近くにあるトロイデ型の活火山。標高は1,045mで、別名を硫黄山という。西側の山腹には塚原温泉がある。 鶴見岳(標高1,375m)を主峰とする火山群の北端にあり、標高は1,045.3m。中腹には直径300m の円弧状の火口地形があり、噴気活動が活発である。その北側の斜面(西峰)には溶岩ドームの崩落によると思われる溶岩が多数認められる。2003年には、気象庁の見直しによって、活火山として認識すべき範囲に加えられた。気象庁指定の火山としては、鶴見岳と合わせて鶴見岳・伽藍岳と呼ばれる。

  • 南平台

    標高 1216 m

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