三草山・滝王山(竜王山)

出典: Wikipedia

三草山は大阪府豊能郡能勢町と兵庫県川辺郡猪名川町の府県境に位置(ただし、山頂の二等三角点設置場所は能勢町上杉並びに長谷の両地区にある)する、標高564.0mの、ナラガシワなどの広葉樹を主体とした雑木林に多種多様な生物種が暮らすなだらかな独立峰の山である。その自然の豊かさと生息する希少種の存在を保護する目的から大阪府自然環境保全条例に基づく府緑地環境保全地域の指定を受けているため動植物の採集はできない。山の北側には日本棚田百選に選ばれた長谷の棚田が広がっている他、山裾を中心に、付近には、木喰上人の笑いの木仏を最も多く保有していることで知られる東光寺などの社寺や岩坪古墳などの古墳等の歴史・文化遺産が分布している。 【概略・あらまし】 山のすぐ北の才ノ神峠には8本の道路が通っていて、能勢町最古の道標も残っておりかつては重要な道路があった事がうかがえる。実際、近世には灘へ向けて行く杜氏や、有馬温泉へ向かう湯治客が通い続けた道でもあった。山頂へはここから、クヌギ、コナラなど広葉樹の雑木林の間の急な上りを登ると行くことができる。壇ノ浦の戦いの折には源義経も立ち寄ったとされる山頂からは南側に、北摂の山々と大阪平野が一望できる。なお、この頂上にある広場は、春にはサクラが見頃を迎える。山頂から南東側へ下るとやがて整備の行き届いた雑木林に出る。ここは「ゼフィルスの森」と名付けられ、ナラガシワ、クヌギ、アベマキなどの貴重な樹木が繁茂しており、其の様な木を好んで産卵するチョウやミドリシジミなどが数多く生息している。

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三草山, 滝王山(竜王山)

  • 妙見山(みょうけんさん、みょうけんざん)は兵庫県、大阪府、京都府にまたがる山。北摂山系に属する。 山体が信仰の対象であり、山頂近くには日蓮宗の関西地区における重要寺院である能勢妙見堂がある。能勢妙見堂は正式名称を無漏山真如寺境外仏堂(けいがいぶつどう)能勢妙見山と称し、能勢町地黄にある真如寺の飛び地境内であるが、本寺の真如寺よりもはるかに多くの参詣者を集めている。 山頂には4等三角点が設置されている。三角点の所在地は大阪府豊能郡豊能町で、記念碑の陰の目立たない場所に標識が設置されている。 当山は西南日本の標高600m付近でのブナの自生の南限とされ、これまでは大阪府側のみに分布すると考えられてきたが、兵庫県川西市で8本発見された(この個体群は2013年に兵庫県のレッドリストに追加された)のに続き、山頂付近のブナ林(9.5ヘクタール)が一部兵庫県側に入っていることが確認された。 ちなみに、大阪府下のブナ自生地は妙見山と和泉葛城山のみであり、いずれも天然記念物に指定されている。

  • 青貝山

    標高 391 m

    青貝山(あおがいやま)は、大阪府豊能郡豊能町に位置する標高391mの山である。青貝山から天台山・光明山を経て北側にある妙見山(660m)には、北極星信仰の聖地である日蓮宗の寺院・能勢妙見山があり、奈良の大仏建立にも携わった高僧・行基が8世紀に開山依頼の長い歴史を誇っている。詳細は妙見山を参照。 https://yamap.com/mountains/7308

  • 東大岩岳

    標高 365 m

  • 箕面山

    標高 354 m

    箕面山(みのおやま、みのおのやま)は、大阪府箕面市に位置する山である。北摂山系に属する。通称「箕面の山」。 大阪市近郊にありながら、府内のほとんどの昆虫、数多くの野鳥、哺乳動物、両生類・爬虫類、魚類などの棲息する自然の宝庫である。 山の低層一帯は丘陵性の山地であり、地質はおおむね古生層だが、一部には花崗岩や石英閃緑岩が露出しているところもある。東海自然歩道の西の起点である。山の上部には、箕面川ダムがある。箕面山の横には、毎年渋滞で混む、ドライブウェイがあり、ニホンザルが多く生息する。近年、天然記念物のニホンザルが、観光客などに襲い掛かる被害が増え、問題となっている。 また、箕面山近郊が明治の森箕面国定公園に含まれている。

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