秋田駒ヶ岳・男女岳・貝吹岳

出典: Wikipedia

秋田駒ヶ岳(あきたこまがたけ)とは、秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町に跨る活火山である。十和田八幡平国立公園の南端。標高1,637m。全国に数多い駒ヶ岳のなかで最も高山植物の豊富な山として知られる。 気象庁が「噴火警戒レベル」を導入している全国25火山の一つである。 【概要】 駒ヶ岳は、十和田八幡平国立公園の南端にある秋田県第一の高峰である(最高地点は鳥海山山腹)。本峰の男岳(おだけ、1,623m)や火口丘の女岳(めだけ、1,512m)、寄生火山の男女岳(おなめだけ、女目岳とも書く、1,637m)からなり、各地の駒ヶ岳と区別するために秋田駒ヶ岳と呼ばれている。近隣では愛称をこめた短縮形で「秋田駒(あきたこま)」とも呼ばれる。昔は女人禁制の信仰の山であった。火口丘の女岳は1970年(昭和45年)9月噴火し、山頂西部に溶岩流を堆積させた。 乳頭山(岩手県側では烏帽子岳と呼称)からは山頂が広い湿原となっている小白森と大白森を経て八幡平へつながっている。尾根が登山道となっており、間には避難小屋も整備されているので縦走に便利である。秋田駒ヶ岳から乳頭山への縦走路から外れたところには千沼ヶ原と呼ばれる大きな湿原があり、秋田駒ヶ岳山頂と比べて訪れるものも少なく、静かなたたずまいを見せる。 標高が低いため正確な意味では高山帯を持たないが、頂上効果によって広大な偽高山帯が発達している。現在も活発な活火山であり、頂上部の地形が絶えず変形し攪乱を受けることも、偽高山帯が維持される要因となっている。山頂一帯に咲くヒナザクラやタカネスミレ、コマクサ、エゾツツジなどの数百種類の高山植物群は、1926年(大正15年)2月、秋田駒ヶ岳高山植物帯として国の天然記念物に指定された。

このエリアについて

掲載されている山

秋田駒ヶ岳・男岳・男女岳・横岳・貝吹岳

  • 秋田駒ヶ岳

    標高 1637 m

    秋田・岩手県境の秋田駒ヶ岳(標高1,637m)は、最高点の男女岳(女目岳)をはじめ、男岳や女岳、横岳、小岳などを総称した火山地形の山。高山植物特別保護地区に指定される豊富な高山植物の宝庫で、ニッコウキスゲやタカネスミレ、コマクサなどが梅雨から夏の終わりまで開花する。火山地帯だけに温泉も多く、宿泊地に事欠かない。数ある登山道のうち、最もポピュラーなのは北面の八合目登山口から。1時間半ほどの登りだが、周囲を見渡す大展望や池の周囲に展開するお花畑など、この山の魅力が凝縮したコースだ。時間があれば、北東へ伸びる稜線をたどって烏帽子岳(乳頭山)まで行けば、より充実した山行になるはずだ。

  • 貝吹岳

    標高 992 m

  • 男岳(秋田県)

    標高 1620 m

    男岳(おだけ)は、秋田県仙北市とに位置する標高1620mの山である。日本二百名山・秋田駒ヶ岳は十和田八幡平国立公園南端の火山群であり、複数のピークが連なっている。男岳は寄生火山である最高峰・男女岳(おなめだけ・1637m)に標高こそ劣るものの、地形的には秋田駒ヶ岳の主峰と言える存在である。詳細は秋田駒ヶ岳を参照。 
https://yamap.com/mountains/135

  • 横岳(秋田県)

    標高 1582 m

    横岳(よこだけ)は、秋田県仙北市と岩手県雫石町の境に位置する標高1582mの山である。日本二百名山・秋田駒ヶ岳は十和田八幡平国立公園南端の火山群であり、最高峰・男女岳(おなめだけ・1637m)を筆頭に、複数の火山が連なっている。横岳は東側の岩手県境に接するピークで、南側の大焼砂・北側の焼森周辺は、秋田駒ヶ岳随一のコマクサ群落を見ることができる。詳細は秋田駒ヶ岳を参照。 
https://yamap.com/mountains/135

エリア近辺の天気

関連する活動日記

同じタイプの地図を探す