角埋山

出典: Wikipedia

角埋山(つのむれやま)は、大分県玖珠郡玖珠町にある標高576mの山である。 【概要】 玖珠盆地の北側に位置し、山頂からは玖珠町の中心部である森地区(豊後森駅周辺)を一望できる。メサ(テーブル状の台地)の侵食が進んだビュートと呼ばれる特徴的な地形で、地区のシンボル的な山である。耶馬渓六十六景のひとつであるとともに、「角埋山と角牟礼城跡」としておおいた遺産に選定されている。 一説では、ムレは古代朝鮮語で山を意味し、角埋山は角のような形をした山を意味すると言われる。 中世には、山頂に角牟礼城が築かれた。急峻な斜面に囲まれた山上に築かれたこの城は難攻不落で知られ、1586年の島津氏の豊後侵入の際にも落城することがなかった。角牟礼城は1601年に廃城とされたが、角埋山は江戸時代には「お留山」とされ、住民は入山することが許されなかった。山麓には、角牟礼城に代えて森陣屋が設けられた。現在、森陣屋跡は整備されて三島公園となっており、2006年10月には日本の歴史公園100選に選定されている。

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主要ルート

  • 角埋山

    標高 575 m

    角埋山(つのむれやま)は、大分県玖珠郡玖珠町にある標高576mの山である。 玖珠盆地の北側に位置し、山頂からは玖珠町の中心部である森地区(豊後森駅周辺)を一望できる。メサ(テーブル状の台地)の侵食が進んだビュートと呼ばれる特徴的な地形で、地区のシンボル的な山である。耶馬渓六十六景のひとつであるとともに、「角埋山と角牟礼城跡」としておおいた遺産に選定されている。 一説では、ムレは古代朝鮮語で山を意味し、角埋山は角のような形をした山を意味すると言われる。 中世には、山頂に角牟礼城が築かれた。急峻な斜面に囲まれた山上に築かれたこの城は難攻不落で知られ、1586年の島津氏の豊後侵入の際にも落城することがなかった。角牟礼城は1601年に廃城とされたが、角埋山は江戸時代には「お留山」とされ、住民は入山することが許されなかった。山麓には、角牟礼城に代えて森陣屋が設けられた。現在、森陣屋跡は整備されて三島公園となっており、2006年10月には日本の歴史公園100選に選定されている。

  • 大岩扇山

    標高 691 m

    大岩扇山(おおがんせんざん)は、大分県玖珠郡玖珠町にある標高691.1mの山である。1935年6月7日に国の天然記念物に指定されている。 大岩扇山は、同じく玖珠町にある万年山や伐株山などと並ぶ代表的なメサであり、南側の頂上付近に見られる柱状節理の絶壁が美しい。頂上は扁平で、草原になっている。 大岩扇山という名は、柱状節理が岩の扇を広げたようであることにちなみ、近隣にあって同様に柱状節理を有する小岩扇山(こがんせんざん)に対比して「大」が付けられたものである。これらの二山は柱状節理を櫛に例えて雄櫛山、雌櫛山とも呼ばれた。 玖珠には、大昔、玖珠盆地には一本の巨大な楠が生えており、その日陰となって作物が育たないので困った村人が大男に頼んで楠を切り倒してもらったという伝承が残っている。このときに切り倒した楠の切株が伐株山であり、一説では、大男は万年山と大岩扇山とを足場にして楠を切ったとされる。 南側に接する小岩扇山との間の山腹には、森藩の参勤交代に使われた石畳の道が残っている。

  • 小岩扇山

    標高 711 m

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