太夫峰

出典: Wikipedia

太夫峰(たゆうみね)とは、青森県深浦町の山である。 【概要】 白神ラインの一ッ森峠(700m)に太夫峰登山口がある。登り初めてから程なく登山道は急峻になり、木階段が取り付けられている道となる。登り切ると、登山口から1時間弱で一ツ森流山(919m)に到達する。稜線を進むと、熊に悪戯された標識が途中に見られ、萢沼に達する。ここからは、また登山道が急になり登り切ると、やがて三角点がある太夫峰につく。一ツ森流山からは1時間15分程度かかる。山頂からの眺望は優れており、岩木山や向白神岳などを眺めることができる。 太夫峰まで登山道が整備されている。1965年には、林野庁によりここから更に向白神岳を過ぎ、白神岳まで登山道が切り開かれ、国体青森県予選が開催された。現在では、太夫峰より奥の登山道は藪に覆われていて、踏破は極めて困難である。途中で引き返したとする記録も多い。 太夫峰から藪を漕いで南に進むと、太夫峰の双耳峰の直角峰につく。ここで文字通り直角に方向を変えて西に進むと、小草原がある吉ヶ峰(1180m)に至る。吉ヶ峰から南に稜線を進むと向白神岳に至るが、深い藪が道をふさぎ踏破は極めて難しい。

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  • 向白神岳(むかいしらかみだけ)は、青森県西津軽郡深浦町にある山で、標高は1,250m。白神山地の最高峰。山頂に至る登山道は整備されておらず、ヤブ漕ぎなどを強いられるため、登頂することはかなり困難である。白神岳山頂にある避難小屋の記録では、白神岳から行きで5時間、帰りが12時間もかかったとする記録もある。比較的楽に登頂するには残雪期をねらうのが良いが、雪崩の危険性もあり、高度な登山技術を必要とする。 右の写真で、向白神岳の三角点(1,243メートル)がある場所は写真中央やや左のピークである。実際の最高点(1,250メートル)は、三角点の左にあるやや高く見えるピークの連なりの左にある。 写真右のピークは静御殿という岩嶺で、ここは高山植物の宝庫となっている。 1965年には、この山で国体登山競技青森県予選が開かれたことがある。そのときは、白神ラインの一ッ森峠から太夫峰、向白神岳、白神岳と登山道が造られた。白神山地が世界遺産に登録後は、この山に登山道を造る予定はないという。ただ、現在は大丈峰までは登山道が整備されており、向白神岳までの登山道がつくられることを期待する人もいる。

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