陣馬形山

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  • 陣馬形山

    標高 1445 m

    陣馬形山(じんばがたやま)は、長野県上伊那郡中川村にある、標高1,445.35メートルの山。伊那山地に属する。天竜小渋水系県立自然公園、信州ふるさとの見える山。 長野県南部、中川村の北端に位置する。「中川村民の心の山」として親しまれており、年間1万人以上の観光客が訪れる。駒ヶ根市および飯島町との境界線付近であり、その山容は飯島町側から見上げたときに、特に雄大に映る。山頂に三角点(基準点名は「四徳」、等級は二等三角点)が設置されており、標高は1,445.35メートル、地理院地図上では1,445.4メートルと記載されている。 山頂からの眺望に優れ、赤石山脈(南アルプス)や木曽山脈(中央アルプス)、飛騨山脈(北アルプス)、そして眼下には伊那谷(伊那盆地)を北(辰野町)から南(下伊那)まで一望できる。長野県が認定する「信州ふるさとの見える山」(第0401号、陣馬形の森公園)であり、朝日や夕日、夜の星空が美しく、条件によっては雲海も出現する。2002年(平成14年)3月には双眼式の大型望遠鏡が設置されている。 山頂付近に広さ0.8ヘクタールのキャンプ場があり、「天空のキャンプ場」として知られる。キャンプ場としての活用は戦前からのもので、1936年(昭和11年)発行の旅行ガイドブック『観光信濃』において「老幼婦女子も登山容易、家庭的キャンプ場として最も好適である」(引用)と紹介されている。山小屋の「陣馬形山荘」は1971年(昭和46年)に中川村が設置した休憩所兼避難小屋(平屋、床面積106平方メートル)を、2016年(平成28年)に改修したもの。このときに合わせて屋根付きの炊事場が新築された。赤いヤマツツジの花は毎年6月が見頃。近傍の牧場では羊(サフォーク種)の放牧が行われている。 山頂のキャンプ場まで車道が整備されており、中央自動車道・松川インターチェンジから21キロメートル、自動車で50分間。駒ヶ根インターチェンジからであれば29キロメートル、自動車で60分間。JR飯田線・伊那大島駅または飯島駅からタクシーでそれぞれ45分間。駐車場(普通車20台駐車可能)で車から降り、山頂の展望台まで徒歩3分間である。徒歩による登山者向けとして、ふもとのアンフォルメル中川村美術館の近傍に専用の駐車場が設けられている。山腹(標高1280メートル)の車道から100メートルほど外れた場所には胴回り6.45メートルのブナの巨樹があり、樹齢は600年を数えるという。なお、キャンプ場自体は通年営業であるが、除雪が実施されないため、冬は路面凍結・積雪により道路が通行止めとなる場合がある。

  • 戸倉山(とくらやま、とぐらやま、とぐらさん)は、長野県伊那市と駒ヶ根市にまたがる伊那山地の標高1,681 mの山。別名が伊那富士、袴腰(はかまごし)。昔の信仰では十蔵山(とくらさん)と呼ばれていた。 伊那山地の北部の赤石山脈の西側に位置し、周囲を凌駕して独立峰の様相をなす。駒ヶ根市方面からの山容は富士山らしくはないが、北側の特に上伊那郡箕輪町からの山容が富士山のようであることから「伊那富士」と呼ばれ郷土富士とされている。山頂は東西に200 m程離れた、西峰と東峰の双耳峰の小ピークからなり、東峰(本峰)には一等三角点(点名「戸倉山」、標高1,680.97 m)が設置されている。西峰の頂上には日本一高所にあるとされる庚申塔が設置されている。西峰と東峰との間には避難小屋と行者屋敷跡があり、カラマツ、ブナ、ダケカンバなどが見られる。西峰から南西に延びる尾根上にはカラマツが植林されていて、ミツバツツジなどが見られる。南西中腹には「差鴨居のミズナラ」の巨木がある。山上では、ヤマツツジ、チゴユリ、ナルコユリ、マイヅルソウ、ギンリョウソウなども見られる。南西尾根の上部には湧水があり「金明水」と呼ばれて、その広場には東屋が設置されている。清水栄一による『信州百名山』の一つに選定されている。また長野県山岳協会より、南信地方の駒ヶ根市を代表する山として『信州ふるさと120山』がの一つに選定されている。 古くは信仰の山で、山頂には「不動明王碑」、「摩利支天碑」、豪雪に倒れた行者と狼の伝説に由来する「霊犬碑」などが祀られている。田畑の肥料用や家畜の飼料用の草木採集の場所として利用されていた。南西尾根の中腹には、村人が山に芝刈りに行った時に馬をつなぎ止めた大木のアカマツがあり、「馬止の松」と呼ばれていて、その上部にある巨木のアカマツは「猿の松」と呼ばれていて、さらに上部には大岩があり「天狗伝説の岩」と呼ばれている。

  • 馬原山

    標高 1044 m

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