トンガリロ国立公園

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トンガリロ国立公園(英語:Tongariro National Park)は、ニュージーランドの北島にある、山岳地帯を保護する目的で設定された国立公園である。1894年、ニュージーランド初の国立公園となった。ユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている。 【概要】 最高峰ルアペフ山(2,797 m)や、富士山に似た稜線を持つナウルホエ山(2,291 m)などの活火山や死火山が広がる795km2の広さを持つ。トンガリロ山(1,967 m)には、エメラルド色に輝く火山湖がある。 ルアペフ山、ナウルホエ山、トンガリロ山の三峰は、マオリ族古来の聖地であった。1887年、当時のマオリ族の首長であったホロヌク・テ・ヘウヘウ・トゥキノ(英語版)は、ニュージーランド政府に2,630ヘクタールの土地を寄付したことが、トンガリロ国立公園の成立の始まりである。その結果、1894年、トンガリロ国立公園法が可決され、ニュージーランド最古の国立公園が成立した。1907年には、国立公園の面積は、25,213ヘクタールに拡大された。国立公園の拡大は、1922年、1953年、1962年、1975年と継続され、現在に至っている。 また、この国立公園の山域はマオリ族の信仰対象でもあった。マオリ族の文化との結びつきが考慮され、文化と自然の複合遺産として世界遺産に登録された。

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掲載されている山

トンガリロ国立公園、ルアペフ山、ナウルホエ山、トンガリロ山

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